見出し画像

【最新版】etax インストールが終わらない方の完全ガイド

こんにちは音楽家のこうたろうです。
今日はソフトウェアの話。

この記事に辿り着いた方、お疲れ様でした。
国税庁が発行するetaxソフトのインストールがいつまで経っても終わらないんですよね。

なぜか?etaxソフトがまだWindows11(形上対応済みということになっている)に対応していないからなんですね。
なぜ対応していないか?どうしてでしょう・・・

1、エンジニアの人数が足りていないのか?
2、アップデートのための開発費が足りていないのか?
3、Windowsが11になったことを国税庁が知らないのか?

のいずれかだと思います。

Macには対応していないですし、ソフトウェア自体のGUIも昭和レトロな感じ満載ですし、何よりここは歴史と伝統を守る日本!ですので・・・3の可能性もあるかもしれません。

さて、この問題の解決策は二種類あります。

1、プログラムを互換性実行する
2、セーフモードで実行する

多くの方が1で問題なく解決できると思います。

いろいろ試してみて、もうダメだ!
という方は、目次からセーフモードでのインストールまで飛んで最後の手段であるセーフモードで試してください。



まずはソフトの強制アンインストール

この記事に辿り着いた方は、すでにetax のサイトからインストーラをダウンロードして、インストールしているわけです。
で、再起動や再インストールをしたくても、etax ソフトがアンインストールできないんですよね。

まずは強制アンインストールからいきましょう。

まずは起動中のポンコツインストーラをタスクマネージャーから強制終了します。


タスクマネージャーから強制終了する方法

これは応答のないソフトの強制終了にも役立つので覚えておきましょう。

  1. タスクマネージャーを開く:

    • キーボードで Ctrl + Shift + Esc を押すと、直接タスクマネージャーが開きます。

    • または、Ctrl + Alt + Del を押して、表示されるメニューから「タスクマネージャー」を選択することもできます。

  2. プロセスを選択:

    • タスクマネージャーの「プロセス」タブに移動します。

    • 強制終了したいアプリケーションやプロセスをリストから探します。

  3. プロセスを終了する:

    • 強制終了したいプロセスを選択し、右下にある「タスクの終了」ボタンをクリックします。

    • 確認のポップアップが表示された場合は、確認して終了を実行します。

これで、指定したアプリケーションやプロセスを強制終了することができます。



隠しフォルダを表示して削除

一般ユーザーがプログラムを触れないように隠しフォルダにソフトのプログラムを入れることがあります。

etaxソフトもそういう仕様。
なので、削除するためには隠しフォルダを表示させましょう。

  1. エクスプローラーを開く:

    • Windowsキー + E を押してエクスプローラーを開きます。

  2. 表示オプションを変更する:

    • エクスプローラーの上部にある「表示」タブをクリックします。

    • その後、「表示」メニューの中から「隠しファイル」を選択し、「隠しファイル、隠しフォルダー、隠しドライブを表示する」にチェックを入れます。

  3. 隠しフォルダを表示する:

    • この設定を行うと、通常は隠されているフォルダ(例えば、AppData フォルダなど)が表示されます。


あとは、OSをインストールしているディスクのプログラムフォルダ内でetaxを検索すれば、表示されますので、そのまま削除してください。

ちなみにゴミ箱を空にするまでやってくださいね。
面倒な方はrd /s /q コマンドでOK!
cディスク上のパスを入れてエンターです。

:: ここに削除したいフォルダのパスを入力してください
rd /s /q "C:\path\to\your\folder"



プログラムを互換性実行する

では再びetaxの公式サイトからインストーラーをダウンロードして、手順通りにインストールしてください。
まずはルート証明書のインストールから

etax 公式サイトより引用
etax 公式サイトより引用

次に信頼済みサイト及びポップアップブロックの許可サイトへの登録。

この2点はこのままインストールしてOK!

ところが肝心のetax ソフト本体。
これはセキュリティーソフトの関連だとか、いろいろあるみたい。

etax 公式サイトより引用

これが途中で動かなくなるんですよね。

このインストーラーを実行する前にちょっと待ってください。

インストーラーそのものを右クリック。

タブの部分から互換性を押すと、以前のOSの互換インストールを選ぶことができます。

互換モードから互換モードでこのプログラムを実行するにチェックを入れると、どの互換OSか選ぶことができます。

適当に古いの、ちなみに参考画像ではWindows Vistaを選択しています。



最後の手段:セーフモードで起動する

それでもダメならWindowsをセーフモードで起動して、インストールする方法があります。

設定などからやるとややこしいので、コマンドを叩いてください。

ちなみにコマンドプロンプトを開きますが、無用なエラーを防ぐために大丈夫だとは思いますが、一応右クリックから「管理者として実行」を選択。




セーフモードを有効にするコマンド

bcdedit /set {default} safeboot minimal

こちらをこのままコマンドプロンプトで叩きます。

すると、画面移遷等はなくそのまま次の指示を待つことになります。

このままコマンドを終了して、スタートメニューから再起動してもOKですが、このままコマンドで再起動できます。

shutdown /r /t 0

これで次に起動した時はセーフモードで起動しています。
Windows画面全体に「セーフモードで起動」というのがわかるように文字が出てきます。

OSは生きていますから、インストーラーのパスはメモしなくて大丈夫!
このまま普通にGUI上でインストールすればOKです。

インストールが完了したらセーフモードを解除。

bcdedit /deletevalue {default} safeboot

このまま再度

shutdown /r /t 0

これで再起動すればOK。。。なんですが、、、この後もセーフモードの起動が必要になるので続きを読んでください。



etax ソフトの追加データインストール

さて、ここまできてもまだまだ申告させてはもらえません。
次にetaxソフトの申告をするためのフォーマット、つまり.xtxファイルのフォームをインストールする必要があります。

このインストール自体も筆者の場合セーフモードじゃないとインストールできませんでした。

さきほどと同じようにセーフモードで起動し、必要なフォーマットを選択しインストールしてください。

セーフモードだとスムーズに終わるはず。




etaxシステムとetaxソフトの違い

ここも間違えると大変なことになります。

通常会計ソフトから申告データを書き出す場合は控え+郵送・窓口用のPDFデータか、etaxソフトのシステム拡張子であるxtxの二種類を書き出すことになるわけです。

ブラウザで行うetax申告の場合、取り扱うデータはxmlデータ。

ところが、etaxソフトではxmlデータは取り扱いできません。

ブラウザでデータ作成してる人がわざわざetaxソフトで申告しないでしょうから当然と言えば当然ですが、不親切ですよね。

xmlを取り扱うならブラウザ版、xtxを取り扱うならetaxソフトというわけ・・・のようです。

ちなみにetaxソフトのweb版とブラウザ版はまた別物であり、web版はetaxソフト同様取り扱いはxtxだけ。
ちなみにweb版は主にmacの方用に用意されているようですが、筆者のmacでは立ち上がりませんでした。



etaxシステムとetaxソフトの違いその2

ソフトの場合もスマホ読み取りでOKかと思っていましたが、ソフトの場合はマイナンバーカードを読み取るためのICリーダーが必要です。

また、マイナンバーカードを読み取るための読み取りプログラムもインストールする必要があります。


JPKI利用者ソフトのインストール

それがJPKI利用者ソフトというもの・・・
そしてこれもまた、Windows11の場合はセーフモードでインストールする必要があります。

JPKI利用者ソフトのインストーラはググってください。




まとめ

・インストールが終わらない時はセーフモードで試す!
・etaxソフトにはICカードリーダーが必須
・税務署に聞いてもわからない

もちろん地域によっては税務署の職員が詳しくて教えてくれるかもしれません。

ただ、筆者が案内されたのは、「わからなければ郵送してください」ということでした。
もちろん郵送でもういいじゃん??と思ってしまう方もいるかもしれませんが、いろんな都合で電子申請したいという方もいますよね。


以上。