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アルバム制作日記vol.3 Helloその①

僕の楽曲、「Hello」で楽曲の柱を担う、愛するシンセサイザーたち。僕の楽曲では基本的にシンセパートはソフト音源を使うことはほぼなく、全て実機を演奏してレコーディングしています。

今回紹介するのは、
その「Hello」を実機で再現した映像です。
自宅スタジオのテーブルに実機を置いて、
楽曲に合わせて再現してみました。
使用楽器一覧:
①Roland JUNO-106
②Moog Minimoog Voyager
③Sequential Circuits Prophet-5
④Roland JD-800

楽曲を彩るシンセリードたちは主にJUNO-106を使っています。ベースを彩るのは僕のメインシンセのひとつであるMinimoog Voyager。ライブで使用するのは主にこの二台+ピアノ鍵盤です。

Prophet-5はローランド勢に比べると若干音色が高貴でスモーキー、大人びた印象があると感じます。今作では唯一無二のローエンド(超低域)を支えるべく、Minimoog Voyagerで弾いているシンセベースの8分音符弾きにユニゾンさせて音色を構成したり、僕の楽曲で頻出するプラック(ポーン、ポーン系の音)を使っています。

そしてこの曲の影の立役者、キラキラしたデジタルシンセサウンド、JD-800!90年代にその特徴的ハイファイな音色が世界中の音楽を煌びやかに彩った名機。要所要所で使うことで、アナログシンセには出せない高域の煌びやかさが生きてきます。

デジタルシンセは各メーカー、1983年〜1996年あたりまで沢山の名機が登場していますが、僕はその中でもこのJD-800、ENSONIQ VFX、YAMAHA DX7(初代)、そしてラックで持っているKORG M1をよく使っています。

現在のアナログシンセの大ブームかつ、
ヴィンテージ楽器が数年前の数倍以上の値段で取引されている昨今、
僕はもう少ししたら今まだ値段がそこまで高くない
デジタルヴィンテージサウンドも価値を見直されていくと感じます。


Helloを作った頃はまだJupiter-8がなかったので、この作品はJUNOを中心に楽曲を作っています。Jupiter-8とは一味違う、ストリート感あふれるポップでファットなサウンドが僕は大好きです。

僕のYouTubeチャンネルを開設しました。是非チャンネル登録と高評価ボタンをお願いします!MVのほか、シンセを用いたライブ演奏もあります。今後、現在制作しているアルバム「Voyager」のメイキング映像もアップしていく予定です。

なお、フル尺楽曲はこちらからどうぞ。


この楽曲もアルバム「Voyager」に収録されます。シングル単体で聴くのと、アルバムの中で聴くので驚くほど楽曲の印象が異なり、僕はアルバムで聴くのが大好きです。早く、全作品揃えて皆さんにお届けしたいなぁ。


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leift / KOTARO SAITO
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