GINZAの新音楽シーンを、世界に紹介。
leift(レフト)※僕のシンガー名義のプロジェクトのワンマンライブが無事に盛況のうちに終われて、早速新しいプロジェクトがスタートした。
自分自身らしさを追求し続けたファーストアルバム『Beige』のプロジェクトを経て、段々と視界が内から外に向き始めたタイミングで、素敵なお話をいただき始めたプロジェクト。今日は、その紹介と想いを話したい。
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マリオットグループ「アロフト東京銀座」との協業
数年前にnoteでも紹介したことがあったけど、この度改めて、銀座にあるホテル「アロフト東京銀座」で毎週末に行われる
のプロデュースを任された。
まずはアロフトのことを少し紹介したい。
世界210箇所以上で展開されるホテルグループの東京版
東京メトロ銀座駅、東銀座駅ともに超アクセスしやすい立地に位置するこちらのホテルは、2020年10月に開業。バーの写真を見てもらえれば分かるとおり、とてもスタイリッシュで「アロフトらしい色」を持つホテル。インスタグラムに、よりホテルの情報が掲載されているので良ければ見てほしい。
世界各国のアロフトも、このネオン感、ピンクを基調にしたカラーで作られた空間だそう。実はこのnoteを書いている今も、韓国にある「アロフトソウル江南」に宿泊している。東京とは少し世界観が違うものの、アロフトの世界観は統一されているんだなと実感する。
そして、その世界中のアロフトで長く開催されているのが、国ごとにアップカミングなアーティストたちを紹介する「Live At Aloft」だ。
世界的スーパースターたちが出演してきたライブ
以下は、過去にアロフトでのライブに出演したアーティストをまとめたものだ。洋楽を普段聴く皆さんにとって、お馴染みと思うアーティストも少なくないはずだ。
エドシーラン、ザ・ウィークエンドなどのトップスターも駆け出しの頃出演しているそう。各国からグローバルに活躍するアーティストを輩出することを標榜しているアロフト。コロナの前には「 #homecomingtour 」と称した、アロフトから世界へ巣立っていったスターたちの原点回帰とも言えるライブを展開。BANKSやトロイ・シヴァンが出演した。
東京での開業時から、縁あって僕に相談をもらっていた。コロナが明けて活況を帯びてきた今、改めてこのプロジェクトが本格化し、この度担当させていただくことになった。この縁を繋いでくれた関係者の皆様、本当にありがとうございました。
東京から世界に巣立てるアーティストを創出する
アロフト東京銀座との協業を通じて、leiftを含む沢山のアーティストが、何かのキッカケに東京から世界に表現の場を広げられる一助を作りたい。
そう思うのは、現在のインバウンド需要の増加も大きく手伝っている。5月に単発でleiftのライブをさせてもらった時、バータイムに多くの外国人観光客の方々で賑わっていた。色んな音楽が合うと思うけど、特にここはアーバンミュージック(エレクトロやR&B、ヒップホップ)など電子音が関わる音楽と非常に相性がいい。
エントランスフリーで音楽に出会える場
僕は、個人的にこの点が非常に良いと思っている。来場いただくお客様にはミュージックチャージをいただかずに音楽を聴いてもらえるため、シンプルに音楽との出会いの場として多くの方々にパフォーマンスを見てもらえる。
商業施設などのイベントでない限り、不特定多数の人の前で演奏できる機会を持つことが難しい日本の音楽シーン。
アーティストにとっても出会いの場を作れること自体が素晴らしいと思うし、アロフトが僕を介してアップカミングなアーティストに表現の場を提供してくれることは文化の創生に繋がるって心から思う。
ポップミュージックの紹介の場を、銀座に作る意味
銀座は現在、インバウンド需要が再び増えたことで外国人のお客様で賑わっている。中には若い方も多く、一方で銀座が元々培ってきた荘厳かつオーセンティックな空気を音楽で表現すると、どうしてもジャズやクラシックな方向に行きがち。そんな銀座に、アコースティックとエレクトロニックが入り乱れながらアーバンポップミュージックが週一で楽しめる場ができたら。
僕は勝手に、アロフトがGINZA SIXの裏側にあって近くにまだランドマーク的な施設がないことから「裏銀」と呼んでいる。コロナ禍以前から銀座の印象が「インバウンド」「本物を知る大人」のような文脈なんじゃないかと思っていた僕にとって、アロフトの誕生とライブの定期開催で、
にできたら嬉しいなと思う。
アーティストたちの「実験と検証の場」
エントランスフリーでライブをするからこそ、僕はアーティストにとってもリスナーとの出会いの場として
を、たくさん試せる環境を整えていきたい。
ミニマルで、やれることは限られるステージの代わりに
アロフトのステージはご覧の通り、環境としてはかなりミニマルでアーティな仕様となっている。上は普通に宿泊スペースであることも踏まえ、音量という意味でも、ドラムセットを持ち込むのは現実的でない。
でもその代わり、30分〜40分を基調とした1ステージで、トライしてみたいことは可能な限り叶えていきたいと思っている。特にleiftのようにエレクトロニックミュージックを基調にしているアーティストは、音楽的なアプローチにかなりの実験ができるんじゃないか。
出演するアーティストにとって、新たなリスナーになり得るお客様との出会いの場にすべく、表現の試行錯誤にこの場を使ってもらえたら嬉しい。もちろん、フラっと来てもらえたお客様に楽しんでもらえなければ次はないのは事実。でもその「楽しませ方」は、もしかしたら普段顔見知りのファンの方向けに演奏する形とは、違っても面白いかもしれない。
7月の出演アーティスト
アコースティックからヒップホップ、オルタナティブとジャンル横断のセレクションをした。3組とも東京の夏の夜風を彩りながら、しっかり皆さんの心に心地よい爪痕を残してくれると信じてやまない。心地よくドリンク片手に音楽を聴きたい方も、出演してみたいと思っているアーティストの方も、当日僕は会場にいるので良かったら声をかけてもらえたら嬉しい。
お待ちしています。