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コラボは自分を解決できてからこそ。
お元気ですか?ご無沙汰しているうちに、何ヶ月も時はすぎ、気がつけば計画を進めてきたコラボアルバム(いろんな書き方をこの後するけど、その理由も後ほど)リリースとなりました。noteの書きどころが、最近自分でなかなか掴めずにいたleift(レフト)こと齊藤耕太郎です。
最後に書いたの、年始か・・・。更新が滞りながらも、過去作を見てフォローしてくれた方々、ありがとうございます。
年始に書いた前作から、正直随分と考えていることも変わりました。どう変わって、それは何故なのかも、今日は書きながら進めていこうかな。
前作↓
EPのつもりで作って完成した「コラボ"アルバム"」
4月3日(水)に、leift名義で昨年の8月から続けてきたコラボ作品企画の集大成として、『Citrus』という作品群をリリースしました。
全9曲で構成したこの作品群、leift的にはEP(ミニアルバムみたいな意味)でリリースしているのだけど、配信サイト側の規定で規定の曲数以上は「アルバム」という位置付けでリリースされるという決まりがあることを納品後に知り。そんなわけでストリーミング各サイトでは「アルバム」と書かれてます。俺的には、EPのつもり。要は曲を作りすぎてしまいました(笑)
でも、9曲作ったのは結果であって、自分のしたいことをコラボしたい相手と重ねていった結果です。noteでも過去に、コラボした曲に対して触れていたのですが、
あんまりコラボ企画について、詳しく中身を書いたりはしてきませんでした。今日は自分の言葉で、何がしたかったのか、どこに向かうのかを意思表明しておきます。
「プロモーション」じゃないコラボがしたかった
コラボって、この時代ほんとうに多くのブランド、アーティスト、インフルエンサーがしていますよね。もはや手法と化しているんじゃないかな。
その手法の目的って、おおよそ「お互いのファンに知ってもらいたい」「流通やメディアへのアピール」「ブランド価値の強化」みたいな、ビジネス視点で見た時の課題解決になりがちなことが、とっっっっっっっっっっても多い。
俺は博報堂の営業としてキャリアを始めて、CM音楽制作の現場を経てアーティスト活動をしています。いやがおうにも何かを生み出そうとする時、
それは何故つくる?(課題発見)
何を目的としてつくる?(戦略立案)
そのために必要な手法は?(具体的手法)
施策で他に何か得られないか?(副次効果)
みたいな思考を持ちがちなんです。もちろんこれら4つの骨組みで企画すれば、論理破綻もせず最短で最適な道筋は現れやすいです。
でも、
この思考を追求しすぎると時に「アーティストにとって今必要なのは」という、作品起点の課題ではなくアーティストをブランディング・マーケティングする上での課題を優先した作品が生まれがちです。
(それも大事なのだけども)
自分で全方針を決められて、かつ自分の責任(=金銭的なリスクなど)で楽曲を作って世に届けるスタイルで活動しているのに、そんな「外側起点」な作品を俺は作りたくなかった。
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ただ勿論、ちゃんと「作品起点」で次なるleiftの一手を考え深ぼる過程で一連の思考整理は経ました。今回生み出した『Citrus』は、
何故つくる?
- 前作『Beige』で自分を深掘りし切ったから、別テーマを扱いたい
何を目的としてつくる?
- leiftが自分以外の誰かと関わった時にどんな側面を持つのか確かめること
必要な手法
- 従来の内省ではなくコラボするアーティスト1人1人に向き合って曲を書く
副次効果
- 今まで関係性がなかった(あるいは強くなかった)相手と仲間になれる
っていう、極めてleiftというアーティストの作りたいことに寄り添いまくり、マーケットを意識しない作品を作ることにしました。結果的に、さらなる副次効果でleiftのことを知ってもらえるチャンスは、各所から沢山いただいた感触ばかりでした。周りに感謝!!!
その反動で、実はめちゃくちゃ制作するのが難しかった一面も。
コラボしてくれるアーティスト探しの旅
『Citrus』の制作で強くこだわっていた部分として、「安易に仲良い人と曲作りをしない」という自分ルールを決めていました。独立自尊のアーティストと、なるべくゼロベースに近い状態の関わりから人間関係をつくっていく過程を曲にできたらいいなと思ってた。
ただ、正直言うとそうは言ってもSNSでオファーして既読にもならないことも多々あったし、メールで知り合いを通じて相談をしても連絡が返ってこなかったり丁重にお断りいただくことも多々。そりゃそうだよね、俺がご一緒したいと思う人って基本、自分のスタイルを明確に持っている人たちばかりだから。丁重に断ってくれた人たちの誠実さには、感謝しています。
そんな折に、この企画を推し進める強い力になってくれたのが、
アロフト東京銀座でのウィークリーライブのプロデュースでした。
ライブプロデュースで加速した「コラボの輪」
leiftも含め、毎週金曜日の21時半からアーティストがライブをする場をつくる。そのためにはキャスティングで相談できるアーティストが、びっくりするくらい沢山必要でした。
仲良い仲間に相談することから始めたLive At Aloftのプロデュースも、アーティストがアーティストを紹介してくれたり、そのご縁で仲良くしているスタッフの方が別の担当アーティストを紹介してくれたり、その輪は半年間でビックリするくらい広がりました。
自画自賛したくなるようなラインナップ。アーティスト・事務所・アロフト東京銀座の皆さんとの結集です。いつもありがとうございます。
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![](https://assets.st-note.com/img/1712495263668-TDzLVKg80A.png?width=1200)
ここで毎週、自分が見てみたいと思うアーティストをキャスティングさせてもらえている。全く忖度なく、この会場でライブしたらきっと面白い展開が生まれそうだなと思う方に出演していただいています。
その縁の中で、よく考えればほとんどのコラボ相手が見つかり、leiftのコラボ作品群『Citrus』は誕生しました。意識しているつもりはなかったけど、アロフトで演奏してほしい音楽 = 俺が今、leiftとして共に作りたい音楽に、自然となっていたのかもしれません。
改めて、アロフトをきっかけに集った
素敵な仲間たちを紹介させてください。
『Citrus』コラボアーティストたち
収録曲順に紹介させてもらいます。
kim taehoon
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元々、俺が作曲家名義で劇伴に参加したアニメ『ユーレイデコ』で、イメージソングを各話につけるプロジェクトがあり、同じ企画内にleiftと並んでご一緒したkimさん。同作の音楽プロデューサーである佐藤純之介さんがご紹介くださり、アロフトに出演してもらって知り合ったのが最初でした。
1話せば瞬く間に 20くらい伝わる感じ
と俺が書いた歌詞通りの、賢く飄々としつつ、自分が好きなものにとことんこだわるスタイルにとても共感し、話してて楽しく初対面から超盛り上がり。kimさんと一緒に曲を作ったら、絶対楽しい音楽ができるだろうなって思いながら、昨年内に2度アロフトに出てもらいました。
年が明けてようやくお互い落ち着いた頃、よし、kimさんとコラボするぞーと意気揚々に作ったのが『Soda』のトラック。従来のleiftと一味違うファンクなリフで始まる曲にしたのは、kimさんと組むならこういうリフでしょ、と思って作ったもの。俺的には、結構攻めた曲にしたつもり。
ラストに、柄にもなくシンセソロとギターソロを絡めてみたり。音楽好きな自分を爆発させて作った曲、早くライブで一緒にやりたい!
miida
![](https://assets.st-note.com/img/1712540214763-oKLehRT2i9.png?width=1200)
ねごとのギタリストであり、ソロ名義miidaでシンガーソングライターとして活動しているマスダミズキさん。コラボした『Peel』では繊細で艶のある歌声と軽快かつ渋いギターを披露してくれましたが、ライブに行くとロック魂溢れるギターを聴けて、そんなギャップが素敵な彼女。
ミズキさんは元々、俺がプロデュースを始めたばかりの2021年にアロフトに出演してもらったことが縁で知り合いました。アロフトの空気がとても伝わる映像なんで、ぜひ見て欲しい!
コラボ相手を誰にしようかと考えていたとき、真っ先に相談したいと思ったのが彼女でした。快く引き受けてもらえて、嬉しかった。
アレンジャーとしても活躍しているミズキさんと曲を作ったら、俺のトラックに素敵なメロディ、ギターを添えてくれるはず。そんな予想は想像の上を行き、なんの文句もなしに1テイクで終了。さすが。
バンドスタイルのライブは彼女のライブに是非聴きに行ってもらい、アロフトではアコギ弾き語りスタイルでいつも演奏してくれています。ミズキさんは、とてもギターが似合うアーティストだと俺は思う。
Shimon Hoshino
![](https://assets.st-note.com/img/1712540988040-fI8bn6PuRI.png?width=1200)
Shimonくんは、後述するJuaくんのアロフトでのステージに出演してもらったことで出会いました。何やらJuaくんのトラックに寄り添いながら、凄まじく雰囲気のあるピアノを弾いてるなぁと。
で、アロフトに限らずライブにも遊びに行って、ユーモアあるキャラクターと空気に寄り添うピアノ(時にめちゃくちゃ激しくエモい)にも魅了されました。そんな最中に、俺が東京から茅ヶ崎に引っ越しまして。
シモンくん、湘南在住者の先輩だ!
となり、茅ヶ崎に引っ越したことで得た喜びを歌う『Tangerine』のピアノを依頼させてもらいました。湘南 × 湘南の空気なこの曲、東京1拠点だった頃の自分には決して生み出せなかったな。聴いてみて。シモンくんのピアノ、めっちゃいい空気纏ってるから!
TENDERLAMP
![](https://assets.st-note.com/img/1712561751608-pBV2nqYZef.jpg?width=1200)
我が妻である安奈ちゃんの紹介で知り合った、今作唯一の元からの友人であるAMIちゃん。leiftを始めた頃から「コラボしたい」と言ってくれていた数少ない人の1人で、『Citrus』を作り進めるにあたってタイミングが重なり、やってみようと走り出したのが『Yellow』でした。
TENDERLAMPっていう活動名義って、「優しくみんなを照らすランプ」っていう意味なのかなとなんとなく想像しつつ。「いやいや、あなたはもっと黄色く輝く太陽でしょ!」って感じて、それをまんま歌にしました。
元々Chelsyというガールズバンドでドラムを叩いていたAMIちゃん。最近はドラムイベントも開催したようで、表現の幅も多々な人。
安次嶺 希和子(あしみね きわこ)
コラボ作品群『Citrus』の映えあるフォーカストラック(アルバム上の表題となる楽曲)を一緒に作らせてもらった、スーパーシンガーの希和子さん。随分と年下の人だけど、俺はなぜか「希和子さん」が抜けない(笑)
![](https://assets.st-note.com/img/1712563233161-CJKIPMBbRk.png)
元々、アロフトに出演してくれたり俺が曲をプロデュースしたりしているデュオ・MisiiN(ミシエヌ)の紹介で知り合った希和子さん。実はleiftの初ライブとなった渋谷パルコのライブで対バンしていて、歌を不特定多数の方々の前で初めて披露する俺に、「頑張って!」って出番前に背中をバシッと叩いて気合いを注入してくれた人。
その後、ひょんなことから連絡を取る様になり、アロフトに出演してもらった時の映像がインスタのもの。この映像はカバーだけど、自らメロディを紡ぐ彼女のオリジナルも物凄く独自の世界観を持っていて、アロフトでのライブ史上、もっともバーフロアを「ステージ」に変えてしまった張本人。
とにかく・・・歌の破壊力がとんでもない。息を吸うように、歌を歌い上げたり囁いたりする姿勢に、テクニックはもちろん彼女自身の強い人間力を感じざるを得なかった。独特な曲も相まって、なおさら。
で、その時思ったんです。俺がもし、希和子さんと一緒に曲を書いたら、どんな音楽が生まれるのかと。俺もleift節的なサウンドの個性は持っている(らしい)し、希和子さんも物凄く彼女の好みが明確なアーティスト。おまけに、俺は曲を書くこと作ることから音楽を始めて歌に辿り着いたのに対して、希和子さんは歌うことを追求した末にトラックメイクに辿り着いた人。
全く真逆のキャリアを辿って、音楽を作って奏でることに出会ってる。
そんな2人で、共存できるのか?それはアーティストleiftにとっても、
プロデューサーKOTARO SAITOにとってもテーマだった。
結果、そんな憂慮は、文字通りただの杞憂だった。むしろ希和子さんから託された素晴らしいボーカルテイクにいざなわれるかのように、俺は歌詞を書き、歌を歌い録音した。
![](https://assets.st-note.com/img/1712806747787-5cBW9TshGW.jpg?width=1200)
たまたまボーカル録音用のマイクプリアンプ(マイクの音質を増強するとっても大事な機械)を新調したのも功を奏して、今までの自分にとって一番、「これがleiftだ」と思える歌が歌えました。この作品の最後に仕上げた楽曲だからというのも大きいけれど、現時点で自分史上、『Orangette』一番の出来だと思ってる。
leiftやプロデューサーとしての得意なこともやれたけど、
それ以上に・・・。
希和子さんの存在によって、いわゆる「流行りの何か」とは
全く一線を画した独創的な、それでいて東京の街並みにも
茅ヶ崎の浜辺にもドンズバで合う曲が生まれた自負があります。
よければ是非、聴いてみてください。
冷静なようで、とても熱い曲ができました。
※フォーカストラックなので、少し手厚めに書きました。
Jua
![](https://assets.st-note.com/img/1712597347406-NQEf6cIWVW.jpg?width=1200)
ラストは『Vitamin』を一緒に作ったJuaくん。見ての通りとてもカッコいい彼は、ラップでステージに立っても異常なほど本能的にラップを繰り出すかのような「自然体で、作ってない、でも美しく肉体的な」表現をします。そんな姿を見ていた俺は、「いつかアロフトに出て欲しいな」と思ってた。
そう思っていた矢先、ORIVAくんがアロフトに出演してくれた時にJuaくんが遊びに来てくれました。ステージしか見たことなかった俺は、その穏やかで繊細そうな、キメの細かい優しい印象に物凄く驚いたのを今も覚えてる。
そうか、この人は自分にとても向き合った結果、こんな表現ができる人なんだ。『Vitamin』を作り進めている最中も、ランやバイクで自分を追い込みながら心身を律しているJuaくんを見て、「彼は俺の心の栄養みたいだ」と素直に思った。だから、そのまんま曲名にしました。
曲が完成した後、Juaくんパートを流しながら俺も歌ったり、アロフトでシモンくんを交えたりしながら、何度か『Vitamin』を披露してます。なんかね、この曲が流れ出すと、俺はすごく自分が強くなった気持ちになれる。だから歌うのがとっても好き!
痛みが溶けてくビタミン
心軽く歩き出し 期待
セロトニン降る方に 導く星
マジで、セロトニンが溢れ出していく、
表現する側の俺にとっても、
パワーソングとして歌い続けられそうです。
『Citrus』で出会った、知ってもらえるチャンス
素直に嬉しかったのは、Spotifyのプレイリストカバーに3作品が選ばれたこと。素直に、「光栄だな」って思いました。
![](https://assets.st-note.com/img/1712639973418-zthannZZt5.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1712640029710-BigTJITMWG.jpg?width=1200)
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リリースした週の「各ジャンルの顔」として紹介してもらえる場に、1個の企画の中で3度選んでもらったのは、重ね重ね本当に光栄です。
心の内側を語ってきた『Beige』から、
よりサウンドへと焦点が変わって行った『Citrus』に向けて、
ピックアップするプレイリストがSSWからエレクトロニックに変化したのも「Spotify、よく分かってくれてるな」って思ったり。
選んでもらったことを真摯にチャンスだと受け止めて、より多くの、俺的に「曲に対して適切だ」と思っている更なる規模の人に音楽を届けられるよう、今後も制作・ライブ・日々の生活に励みます。
『Citrus』の「C」の意味
これは一方的なアーティストとしてのこだわりというか文脈なんだけど、
leiftは自分が作品づくりを追求していく過程を、
「α」「β」そして今回の「Γ(ガンマ)」と銘打ち進めてきました。
ble「α」ch
「β」eige
「Γ」itrus
「α」が新しい自分の幕開けだとしたら、「β」は一旦、自ら答えを出した作品群でした。じゃあ、「Γ」のあり方は・・・。自分が他人や社会と関わりを持った時、どんな自分でいられるのかがテーマ。
Cから連想する言葉たち
Cって、「相手」「社会」を意味する言葉が多いように俺は思ってます。
Communication
Collaboration
Community
Cosmopolitan
会話や共同作業、社会や宇宙みたいな大きな母体の中で行う行為が、「C」という言葉からたくさん想起されます。コラボを経るという行為はleiftが自分のテーマにしている「自分を自分の中心に据える」「必要なもの以外は手放す」という過程において、めっちゃ大事だったんだなと。
正直、前作『Beige』の時ほど鬼気迫る毎日を過ごしてはいないし、楽曲を世に届けようという「気合い」「根性」「シリアスさ」で言うと、『Citrus』って全然がっついてないなって思う。でも、今はその「余力」「余白」が自分にとって大事。テーマが自分から少し離れたことで、よりそうなれてる。
何より、「自分が素直にいいと思うものを、人に知ってもらいたい」。
そう思う気持ちが、『Beige』の時より遥かに強いんです。
曲が結果的に、新しい出会いをくれてるなっていう実感はあります。SNSで「あ、この人一個前のシングルもシェアしてくれてたな、ありがとう!」と思う人も増えました。
leiftにとって今すごく大事なのは、SpotifyやAppleなどのストリーミングサイトを通じて「この曲、このアーティストいいな、追ってみよ」って「強く思ってくれる人」にどれだけ出会えるか。だから、今leiftをシェアしてくれてる人のことは、めちゃくちゃ俺もどんな人なのか見てるつもりだし、ちゃんと俺も追ってます。(追われたら嫌な人もいるかもだけど、俺は追うよ 笑)
シンプルに、
今俺がいいと思うものを
どんな人がいいと思うのかを知りたい。
最高の料理で食卓を囲うように
ここnoteでも趣味の料理の話を時折出してきたけど、俺らの音楽仲間の輪って、結構料理で繋がってる感あると思ってて。
![](https://assets.st-note.com/img/1712636309945-iIqXypHzSo.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1712807071720-37KZILSRmH.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1712807026712-xQmQ3qNeOI.jpg?width=1200)
俺は音楽で大事にしていることと、料理する上で大事にすることがかなりリンクしている感があります。今の料理におけるキーワードは「魚」「活魚をどう仕上げていくか」「素材力」「偶然生まれた組み合わせ」。びっくりするくらい、音楽でも同じことを考えていて。
自分という楽器のクオリティを、自分はどこまで認識できているのか。
魅力を活かしきれているのか。もっと鳴らせないか。
トラックも、もっと良い音で理屈抜きに楽しんでもらえないか。
鳴った瞬間に世界が変わるような、感動を届けたい。
これらの「今まさに考えていること」は、『Citrus』で叶えられたこととそうでないことがあって、これからの音楽活動を通じてより追求したいテーマでもあったりします。録音時には叶えられなかった「より声を鳴らせる自分」を、ライブで追求したいという気持ちもとーーーーーーーっても強い。
だから、今俺が何より関心があるのは「どうleiftの作品を、ライブで楽しんでもらえるのか」だったりします。
大丈夫。ちゃんとそんな場も用意しました。
最高の「C」を叶えるリリースパーティー
さっきから「アロフト」「コラボ」と散々言ってきたけど、今俺が考えている「Communication」「Collaboration」「Community」を実現するための場を、4月20日(土)18時から22時の4時間、やる!!
![](https://assets.st-note.com/img/1712637136631-vUHXccZDVl.jpg?width=1200)
アロフト東京銀座の皆さんのご厚意で、leiftやコラボしてくれたアーティストの皆の魅力を、存分に味わってもらえる「集い、喋り、音楽に揺れる場」を作ることがきました!!
■leift 『Citrus』Release Party
日時:2024年4月20日(土)18:00-22:00
(タイムテーブルは後日leiftのSNSで公開)
出演者:miida・TENDERLAMP・kim taehoon・安次嶺希和子・Jua
leift サポートギタリスト:Hajime Uchiyama
エントランスフィー:
①アルコール・フリーフロー(飲み放題!) 3,000円
予約(ページのかなり下にあります)
②ソフトドリンク・フリーフロー(飲み放題!) 2,000円
予約(ページのかなり下にあります)
場所:アロフト東京銀座 1階 W xyz Bar
会場は、再掲になるけどここ。
![](https://assets.st-note.com/img/1712637704792-adImXW1mfD.png?width=1200)
銀座の土曜日の夜に、東京の夜景に馴染むアーバンポップミュージックを、総勢7名の音楽家たちでお届けします。し・か・も!会期中の4時間、お酒とノンアルそれぞれフリーフローのプランを提供してもらいました!
金額みてほしい。やばくない?ホテルの普通のドリンク代を考えると、会場となるアロフト東京銀座の方々に、本当に本当に感謝しかありません。
このパーティーを企画した想い
『Citrus』で大事にしたい『Communication』と『Community』って、音楽を愛する人たちにとって、リアルな場で作れるとより意味があると感じます。その気持ちを最高潮に高めて楽しむ場として、
一方的に音楽を提供させてもらう「ワンマン」形式は、今回は違う。
開催する側の顔になる俺が、本番まで表にいないのも。今回は違う。
ステージから音楽を届ける場でなく、フロアで一緒に盛り上がりたい。
って思ったんです。
総勢6組のアーティスト、そして俺にとって長くコラボし、共にライブをしてきた仲間である内山肇さんにギターで参加していただき、
来場してくれたたくさんの人たちの架け橋となって
楽しい場を作ることを目的に企画しました。
なので、俺に関しては自分の出番の1時間前までは
フロアで来てくれた皆のことを出迎えたいと思ってます。
leiftのファン、俺の音楽を聴いて好きでいてくれている人、コラボしたアーティストのファンの皆、俺らアーティストの周りにいるアーティストの仲間たち、音楽業界の人、プライベートの友人まで。理想は、そんな垣根もなく、それぞれが楽しいと思える場を作れることです。
俺はleiftの音楽を好きでいてくれている人は、基本的に皆良識がある素晴らしい人たちだと考える。だから、アロフトっていう素敵な会場で一堂に会した時、俺らが仲間内でやってる「最強のホームパーティ」みたいな空気が、もっと大人数で作れる予感がしてるんです。(注:俺は当日料理しない)
勿論、言うまでもなくライブは本気でやります。ワンマン以来俺の演奏を聴いてない人たちもいるだろうし、leiftのライブに初めて参加してくれる人もきっといると思う。そんな皆に、音楽が良かったからもっとライブに行ってみたいと思ってもらえる場にします。ライブの方が、俺の音楽は良い。そう感じてもらえるよう、準備に明け暮れる毎日です。
それと毎回アロフトのことを書くたびに書いてるけど、アロフトでライブしてみたいアーティストの方も是非、よければこの機会に来て欲しいです。
俺もアンテナ貼りまくってるつもりだけど、やっぱり新しいアーティストの方に出会うのって大変で。勿論、俺の責任で会場に合う人を忖度なく選ばなくちゃいけない責務は果たしつつ、新しい方は是非知りたいです。
もう一個・・・俺ならではの「コラボ企画」を
そうそう。新たな企画への挑戦をしました。
せっかくだから、俺が今回作った楽曲に、歌や主旋律を好きに乗せてもらってコラボしたいなと思ったんです!しかも、限定1人!
NFTを使って、「限定1個のコラボ許諾音源」を発売しました。
NFTの音楽マーケットプレイス、「.mura(ドットミューラ)」で、リアレンジ権と歌唱許諾を行った音源を「32bit / 96,000Hz」のハイレゾ音源で販売しました。この音源はマスタリングを行なっておらず、ボーカルを乗せても綺麗にミックスができる音源。44,000円(税込)で一点限定で、リリースパーティーがある4月20日(土)まで発売しています。
この企画を思いついた背景
この『Granité (Interlude)』という曲は、もともとプロデューサーとして活動してる俺のインストサウンドを、leiftという場でも楽しんでもらえたらと思って作りました。でも、曲を作りながらふと
なんか・・・歌乗っけたいなこの曲
って思い始めてメロディも出来始めてた。でも「いやいやこれはインストでいく曲でしょ」と自分に言い聞かせて仕上げたんです。
ってことは、それくらい歌が乗って自然なトラックだってこと。なら、俺が歌うんじゃなくて、leiftとして作ったトラックに、誰か別の人が歌や主旋律になる楽器(金管楽器やシンセリード、エレピが合いそう)を乗せてくれたら、全く別の表情が生まれるんじゃないか。
そう思って、leiftの『Citrus』本編とは別にコラボ企画を思いつきました。
基本、この音源を買ってもらった時点で「原盤(音源を作って売る権利)」は買った方に依拠します。ただし、作曲者として必ず「leift」を記載いただきます。さらに、コラボしたいのでリリース時には「leift」を入れてください。詳しくは買ってくれた方と俺とで、直接連絡が取れるよう.muraに繋いでもらうことになっています。
コラボはとても面白かった!
自分という個性を決して損なうことなく、自分と相手とで作る作品群に臨めたこと、物凄くleiftの糧になりました。だからこそ、『Citrus』に続く物語、「Δ(デルタ)」に力強く踏み出せます。
『Citrus』も、リリパも、これまでの作品もこれからの作品も、たくさんの人との輪の中で育っていけたら嬉しいな。ひとまず皆、リリパで会いましょう!待ってます!マジで。
leift Citrus
イベント情報再掲
■leift 『Citrus』Release Party
日時:2024年4月20日(土)18:00-22:00
(タイムテーブルは後日leiftのSNSで公開)
出演者:miida・TENDERLAMP・kim taehoon・安次嶺希和子・Jua
leift サポートギタリスト:Hajime Uchiyama
エントランスフィー:
①アルコール・フリーフロー(飲み放題!) 3,000円
予約(ページのかなり下にあります)
②ソフトドリンク・フリーフロー(飲み放題!) 2,000円
予約(ページのかなり下にあります)
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