出鼻をくじかれようが、僕は進む。
ワンマンライブへの道。告知開始早々、僕は出鼻をくじかれた。
リリース初日に、ライブで新曲『Breath』を披露するつもりで準備していた。リスナーの方々からも言葉を幾つもいただいていただけに、前日の夜、急に熱が上がっていくのを感じながら本当に不甲斐なく、悔しく、何より申し訳ない気持ちになっていた。
幸いなことに、リハで会ったメンバーには感染させていないことがすぐにわかり(医師に確認したところ、発症2日間で会った人に発熱が見られなければ問題ないそう)、嫁含め他の人に迷惑をかけなかったことだけが救いだ。ただ、やっぱりライブを一つ欠場してしまうこと自体、やるせない。
39度近い熱が続く中で
僕は普段そんなに高熱が出るタイプじゃないし、平熱も36度前半(良くないけど、下手すると35度台の日も少なくない)。そんな僕が38度後半から39度出ると、取り急ぎ思考回路が完全に停止する。
2日間、そんな感じだった。視界が何故か黄色く染まり、そもそも立っても座ってもいられなかったので、ずっと寝ていた。熱がピークに達していたライブ当日は、leift名義のシングル『Breath』のリリース日でもあった。最低限の投稿だけをして、頭を使うような文章は熱が下がってから書いた。
優しい言葉に救われた
その間、本当に悔しくてどんよりしていたのだが、ライブに行っていたお客さんの多くの方から、僕が出るはずだったライブのレポートや体調を気遣ってくれたコメントをいただいた。出られなかったのに・・・なんだか嬉しいし、尚更申し訳ないなと思った。
こーちゃん(僕らはそう呼んでる)やギターで参加していた肇さんを中心に、僕のワンマンライブの告知もしてくれたそう。それはお客さんからも聞いていて、2人が日程に詰まった時、「6月の・・・」「21日!!」って、客席から合いの手を入れてくれた方が何人もいたそう。
救われるよね。こういうひとつひとつに。
めちゃくちゃ嬉しかったし、
寝室でたくさんの力をもらってました。
本当にありがとう。
リハで試した「幻のバンドセット」
ライブの日に演奏予定だった、新曲『Breath』。
僕はワンマンまではバンドセットはあえて封印して、武者修行の意味も込めて「自分1人で」演奏したいと思っている。けどこの日はリリース初日だったし、特別にバンドセットで『Breath』を披露したいなと思って、みんなに相談した。そのバージョンが、物凄く良かった。グッときた。
そういえば、『Waterfall』と『Breath』はキーも同じだし、心なしか清涼感という意味でも近い空気を持っているかもしれない。弾いてる人はこの時と同じだし、サウンドの質感はこういう感じになる可能性が高い。(他の曲をまだ試していないから、あくまで「可能性」と言っておく!)
やっぱり僕の音楽は、
この仲間たちと合わせた時に何かが弾ける感覚がある。
僕が割と何でもこん詰めて考えてしまいがちなところがあって、
肇さんやこーちゃんたちが加わって、もっと和らいだ音楽になった。
当日も、楽しみにしていてほしい。僕は楽しみ。
病み上がりの、もう一つの挑戦
独力でアルバムを作り切ったわけだけど、僕はワンマンに向けたタイミングで、もう一つ大きな改善を図りたかった。
根本的な歌唱スキルについてだ。
実は数ヶ月前から、気になっている先生がいた。
その方は元々知り合いで、
僕はその方が書くブログをよく拝読していた。
なんか、物凄く熱い人だなって思っていた。
そんなブログの中に、その方が理論立てたボーカルトレーニングプログラムの紹介があり、新期生を募集しているという内容が。ちょうど僕は2月のライブが終わった瞬間で、自分の歌唱能力に大きな課題を感じていた。
僕は業界関係者向けに書いているFacebookでより「反省点」をリアタイで刻々と書いている節があるのだけど、その方はいつもそれにリアクションをくださっていた。何となく好意的に受け止めてくれてるのかな?とは感じていて、せっかくだから僕は「自分が作っている音楽や歌を、心から良いと思ってくれている方に歌を習いたい」と思っていた。
結果的に、とても良いご縁だった。
その先生については、
改めてきちんとご紹介させていただこうと思う。
とあるタイミングで
これは先生にも話していないことなのだけど、僕は自分が求めてもいないタイミングとシチュエーションで、僕の歌に対して極めて「余計なお世話だ」と思う意見をいただいた。
習い始めて、確かにその先生も同じことが重要だと仰っているのだけど、僕が積み上げてきたことに対して「なんで求めてもないのにそれ、言われなきゃいかんの。」と心底腹が立った。
その出来事がどうしても許せず、8割型「ふざけんな」な気持ちで、「そんなこと言われるくらいだったら、いいよ、ちゃんと自分が気になる人に歌を習いたいと言うよ」と思い、今僕が習っている先生に長々とメールして連絡した。思い返してもめちゃくちゃ腹は立つのだけど、歌を習う踏ん切りがついた出来事になったので、よしとしよう。
トレーニング初日を経験して
僕の中で、歌に対する興味が大きく変わった。これまで自分にとって歌は、「心の底にあるものを伝えるための"手段"」だと思ってきた。歌は苦しいものだし、声も磨かないと好きになれないものだと。
でも、先生の話すことを聞いて、根本的に僕は歌だけでなく自分への理解を誤っていた部分があったことに気がついた。自分、特に自分の身体は元々(これは僕に限らず誰もが)とても機能性に優れていて、生活習慣や生きてきた道筋、ストレスによって変な癖がついて「おかしいな」「不自由だな」と思ってしまうのだと。
それに気がついてから、僕は自分という身体を一台の楽器、筐体に感じるようになった。どう鳴らせば一番安定して、ストレスなく声が出せるのか。これは感覚論ではなく、れっきとした科学だ。筋肉同士の関係性を垣間見たり、身体の構造から理解を深めていくと、身体を元の位置に戻す意識がとても大事なことに気がついた。
これに気がついて以来、まだまだ病み上がりではあるけれど声の調子がとても良い。まずトーンが本当に変わる。明朗で、変な圧をかけずとも高音域も太く伸びるようになる。声を出すのが楽しいという感覚を、ようやく少し理解してきたように思う。
安定してきたシングル・プレイスメント
曲によってバラつきはあれど、leift名義でのシングルリリースは特にSpotifyにおいて、以前と比べて安定してプレイリストに入るようになった。
2021年の下期から計画を立ててアルバム制作を進めてきた。シングルリリースも、アルバムを常に見据えた上で狙った時期に狙った曲を出してきた。
曲によって、配信するプラットフォームによっても微妙にリアクションやリスナーエンゲージメントも異なる。僕が僕らしく作った全ての曲が、世の中にどう映し出されるかを分析して次に繋げるまでが、leiftの活動だ。
そういう意味で、ストリーミング市場に対する僕のプロモーション活動は、ディストリビューションチームであるThe Orchardの皆さんの全幅のサポートあって、今できることはちゃんとやり切れていると思う。
だから、leiftがどんなに苦境に立たされていようと、思ったほどプロモーション上成長できていなかろうと、僕は6月21日にワンマンをやるんだ。
計画を立てている以上、
達せないならどうにか達して次に行かなくちゃ。
たったそれだけのことなんだ。
次へ
アルバムに向けてのシングルリリースは、実は来週3月22日(水)にもある。
その楽曲を含むアルバムPre-add, Pre-saveキャンペーンを実施しているので、よかったら参加して僕の作品を一足先に聴いてもらえたら嬉しい。
--以下、以前の記事より--
僕のアルバムリリース日、4月5日(水)に楽曲がストリームされるよう、以下のリンクから好きな配信サイトに合わせて「先行販売」「Pre-Add」「Pre-Save」ボタンを押して待っていてほしい。
noteやSNSを見てないリスナーの方にまで、「深く聴いてほしい」とは言わない。でも特にこのnoteで僕を知ってくれてフォローしてくれてる方々には、僕はこの2年以上、本当に偽りなく本音を書いてきた。
そんな皆さんには、僕が11曲のそれぞれに込めた想いを、歌詞も聴き込んで聴いてほしい。深く関わってくれた方々への、お礼の気持ちを込めた曲もある。そんな自分の感情を知った上で、このアルバムを聴いてほしい。
勿論、面倒な作業をしてもらうのだから、何のリターンもしないだなんていうつもりはない。今考えられる、僕なりの1番の誠意を送りたい。
楽曲の関係者用リンクと歌詞カードをリリース前に送付
この「Pre-Add, Pre-Save」キャンペーンに参加してくれるみんなは、僕に取っては「駆け出し始めたleiftを応援してくれる"関係者"」だと思ってる。だから、僕が歩いた1年半の軌跡を、一般公開より早く体験してもらいたい。
①~④をしてもらえたら、僕がそれをRTやシェアする形で認識して、アルバム音源が聴けるリンクと歌詞カードのPDFが見られるリンクを、直接DMさせていただきます。インスタが一番アクティブなので、Twitterで投稿した場合もインスタのDMに連絡をもらえたら、すぐに確認できます。
毎週、情報更新をしていくので、楽しみに追ってもらえたら嬉しいです。ではまた、来週の金曜日に。
場所は、表参道のWALL&WALL。
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