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ESTONIAの話〜Võru Vol.1〜

7月にエストニアに行ってました。
スマホ、PCなど通信が取れない時間をあえて作り、エストニアの時間とエネルギーをたくさん吸収したかったのでSNSが断片的になり「何をしに行ってたの?旅行?」と知り合いから聞かれることが増えてきたので、このnoteでのESTONIAシリーズを・・・どこまで続くのか分かりませんがスタートしたいと思います。まず最初に、今回は演奏のお仕事でした。生チェロとエレキチェロ。遊びに行ったわけではありません(笑)。

どこから書いたらいいのか分からなくなり悩んでいるうちに1ヶ月も時間が経ち・・・結論から書いてみようと思います。
今回の企画はエストニアでも南の方のVõru地方で行われた「AIGU OM」という名前のイベントで「AIGU」は「時間」で「OM」は「ある」。「時間はある」という意味で「時間がない」の逆の話。最初は「時間はあるのだからのんびり過ごそうよ」なニュアンスなのかと思っていましたが、スマホもほとんど見ず、言葉もよく分からず、みんなで同じものを食べて、同じ水を飲んで、同じ空気を吸って、同じ空を見て、森を見て、歌ったり踊ったりして・・・そんな暮らしの中でリハーサルをやっていると音楽が見えてきて。

僕の中での「AIGU OM」は「時間を大切にする」なんだと思いました。
時間を大切にできるから相手のことも大切に想うことができる。
だからエストニアの皆さんは本当に優しかった。日本人から見たら「おもてなし」なんでしょうけれど、それもご機嫌をとる手段ではなくて「相手を大切にする」のだと思いました。

時間があってもなくても時差を考慮しても一日24時間というのは変わらないわけで、同じ時間を使うなら「時間がないです」というよりも限られた時間が「ある」わけだから目の前の音楽、人を大切にする暮らしの方が僕は好きだなぁと思いました。

この写真は最後の最高の写真

最後の夜には(この写真は明るく見えますが夜です)今回の出演者、関係者みんなに「AIGU OM」の織物を頂きました。こんな思いを体感してしまうと既にエストニアロス・・・みんなに会いたい、音楽をやりたい、次はいつ行こうかな、など考えてしまってます。行く前は不安しかなかったのにこんなになるとは予想もできませんでした。
僕は今回過ごした時間、経験、仲間を大切にしていこうと思います。

この集合写真の後に僕はベロベロに酔っ払ってしまい・・・バカガイジンになってしまいました。もうね、服すら脱ぎたくなってしまってね。本番から僕の中の何かが完全に解放されていた余波ですが。

あぁ・・・結局ここまでかな。
次回はライブのことを書こうと思います・・・いつになるのかは分かりませんが。

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