食べられるお花「花ズッキーニ」
食べられるお花っていろいろあります。昨日紹介した菜の花もお花、先日紹介したナスタチウムもお花、そしてこの写真もお花。
「花ズッキーニ」です。
こたろうファームでは5月下旬からになりますが、どっか頭の片隅に置いといてほしいので、まだ種まきもしてないのに紹介します(笑)
これまたなかなか手に入らない食材。そんな食材の紹介ばかりで申し訳ないのですが、見つけたときに迷わず買っていただくためです。
ズッキーニは知られているようでまだまだマイナー野菜ですが、花ズッキーニもさらに上行くマイナー野菜。
食べ方の前にちょっとした知識を。この写真、花が2つありますが、左右の違いがわかりますか?
向かって左が雄花(おばな)、右が雌花(めばな)です。
この写真での違いは雄しべ(おしべ)、雌しべ(めしべ)。ズッキーニってこれを交配させないときちんとしたズッキーニになりません。
交配を媒介してくれる虫が少ない時期は、人の手で人工交配します。
雄花をとって、その雄しべの先端についている花粉を雌しべにちょんちょんとつけてあげます。
これ毎朝早朝に行う作業。大変とかというわけではないですよ。よく家庭菜園で先端が細くなってくさるという話を聞きますが、それは受粉してないからです。雄花と雌花が同じ時期に咲かないと人工にしても虫にしても受粉してあげれらないので、できれば2株以上植えたほうが確率は高くなります。
さて、雄しべ、雌しべの違いはわかったけど、違いはそれだけ?
これ、雌花です。ちいさいズッキーニがすでについているんですね。
雄花はもちろんついていません。
もし購入できる機会があれば、たぶん雌花だと思います。たまに雄花もあるかもしれませんが、雌花のほうが小さいズッキーニがついているのでかわいいですよね。
さてさて食べ方ですが・・・
・オリーブオイルで焼く
・フリッターにする
この2つが多いかな。
お花の中になにか詰め物をすることが多いです。ただ、あまりじっくり火を通すものでもないので、チーズやすでに火をある程度通したものを詰めたほうがいいかもしれません。
オリーブオイルで焼いた花ズッキーニは、パスタに添えたり、肉料理や魚料理に添えたり、彩りもいいので華やかなひとさらに変身します。
ひとつ注意です。
花の部分が非常にもろいので、やぶけやすいのと、チーズをつめて揚げたり焼いたりするとき、チーズが漏れてきて油はねが激しくなるときがあります。やけどなどに注意してくださいね。
花を食べるって、菜の花とかでよく食べてますが、それ以外で経験できることって少ないかもしれません。見つけたらぜひ手にとってみてくださいね。
こたろうファームでは単品販売はないことはないですが、あまりしません。6月頃の野菜セットに入れる場合が多いです。なにぶん日持ちしないので店頭に置くことがなかなか難しい野菜。それだけにもし見つけたら即買いでお願いしますm(_ _)m
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