東京都気候変動適応計画(案)に対する意見
3月13日まで東京都気候変動適応計画(案)に関する意見募集が受付中だったので、提出しました。気候変動の防止の方に力を注いでいるので、適応計画についての意見はちょっと薄めですが一応残しておきます!
東京都気候変動適応計画(案)について
以下意見。
P14
・良好な緑の創出において、広場やグラウンドが例に挙げられています。ビニールシートを敷いた上に人工芝のグラウンドが整備されている例が多いように思います。天然芝を整備しグリーンインフラとして活用していただけるように要望します。
P22
・ZEVの普及促進は重要ですが、ゼロエミッションハウス、ゼロエミッションビルの新規建設の義務化、また災害時の避難拠点(+各家庭や各ビル)の省エネ断熱リフォームは必須かと思います。真冬の災害時で暖房がなくても暖かい拠点をまず作ることで命を守ることができます。各家庭やビルにおいても、ゼロエミッションハウスやビルの比率が高ければ救われる命が増えると思います。建物を徹底的にゼロエミッションに近づけた次に、ZEVや蓄電池の普及などが重要になってくると思います。建物の省エネ断熱強化をお願いいたします。
P35
・打ち水グッズの配布、広報、微細ミストの設置といった狭い範囲で一時的な冷涼感を得られる対策は最小限にして、都市緑化推進、ゼロエミ住宅基準をさらに高めた基準での住宅の暑さ対策に、予算を配分していただきたいです。
以上。
同ページに掲載されていた東京都気候変動適応計画(案)参考資料はとってもいいですね。以下のようなデータが載っているので、しっかり頭に入れておきたいなと思いました。
・1980年から2019年までの40年間の観測データによると、東京では、接近する台風の数が増加しており、期間の前半20年に比べて後半20年の接近数は約1.5倍になっています。980hPaより低い状態で接近する頻度は2.5倍となるなど、強い強度の台風に注目しても接近頻度が増えています。また、台風の移動速度が遅く(36%減)なっており、台風による影響時間が長くなっています1。
・短時間豪雨。全国1,300地点の発生回数では、最近10年間(2010~2019年)の平均年間発生回数(約327回)は、統計期間の最初の10年間(1976~1985年)の平均年間発生回数(約226回)と比べて約1.4倍に増加しています。
等々。
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