2030年までに週休3日を実現する
ADXの社内にはカタログが少なく、部材表や材料表、木材産地マップが多くある。
自分たちでメニューを考え、部材の生産者を訪ね、めちゃくちゃイケてる建築をつくる。
そんな、シェフのような建築集団を、ADXは目指している。
そう言うと、こだわり強めのヒゲ親父が弟子を引き連れて黙々とつくる。
古風でブラックな、昔ながらの建築事務所のイメージが湧いてくるが、そうではない。
ADXは、2030年までに週休3日を実現すると宣言しているし、
僕らのスタイルはもう少しユニークだ(頑固親父も好きだが)。
まず、建築をプロダクト化する。
つまり、ADXのファクトリーで建築パーツを安全につくるのだ。
そして、そのプロダクトに適正なサイズ制限を設け、工法、材料を木材に特化させる。
そう言うと、大手量産メーカーや大量生産、大量消費のようにも聞こえるが、それもまた違う。
3Dデジタル化によって、多様でオリジナルなデザインを小ロットで生産できるようになるのだ。
他人がつくったものを並べて語るのではなく、自分たちでつくって語ることを大切にしている。
そっちのほうがカッコいいし、単純に楽しいからだ。
お惣菜を買ってきて並べるのではなく、自ら育てた野菜で調理することの贅沢さを、ADXの仲間たちは知っている。
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