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企画でメシを食っていく2019

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BUKATSUDO講座「企画メシ2019」にまつわるnoteのまとめです。
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#日記

ずっとコピーを書いてきた。でも、コピーを書いてもらったことがなかった。

よろこんでもらえたらうれしい。 こうして言葉にするとすごく当たり前でこまるけど。 僕はこのうれしさを味わいたくて仕事をしている。 こんなこともあった。 たくさん考えて、いくつもの気づきを繋ぎあわせて、未来への提案を言葉にした企画書を1枚ずつめくりながらプレゼンをしているとき。 相手の顔がすこしずつほぐれてきて、じーんと感動しているのが伝わってくると、うれしくて、うれしくて、生きててよかったなぁ…と、大げさでもなくそう思う。 最近、ある人に「阿部さんは僕にとって間違

学びの場は夢を見る

学びの場が夢見ること。 社会人になり、仕事をしていくうちに思ったことがある。瞬間的に弾ける一過性の仕事も素敵だけど、願わくば一生残るような仕事をしたい。 コピーライターとして広告の仕事をしてきたのも大きいと思う。打上げ花火のような華やかさを求められることが多かった。けれど、ほのかに心に灯りつづけるような仕事もしたい。そのためにはどうすればいいかをずっと考えていた。 2008年、会社に入社して配属されたのは、人事局。 研修や講演会を担当していたときのことを今でも覚えてい

自分のいちばんのお客さんは過去の自分だと思うから。

えらそうにしている大御所はさっさとどいてくれ。 気合だけは一丁前で、そんなことを思っていた。コピーライターとして働きはじめた、駆け出しの頃の話だ。 そして、その頃の自分と向き合う気持ちで学びの場をつくってる。 僕が好きでいつも聴いていて、そして、プロデュースを担当した映画「アイスと雨音」でも密に過ごした、アコギ ✕ ラップの二人組・MOROHAの「三文銭」という曲にこんなフレーズがある。 順番待ちにチャンスは来ない あぐらかく大御所はちゃっちゃと消えろ みんなに向け

僕はこれから「企画の地産地消」を全国に増やそうと思う。

タイミングはもう、今しかない気がする。 1、「地元」とは、その地を愛する心を指す。 2、「企画の地産地消」を増やす。 3、「お節介なよそもの」になろう。 2019年7月、この3つを意識して「地元でメシを食っていく」というイベントをはじめます。僕なりの伏線回収。あの日、あの時の出来事をむすんでいくように心に決めました。 ここまでのあらすじ2015年5月、企画を学ぶ連続講座「企画でメシを食っていく」を立ち上げました。横浜みなとみならいの「BUKATSUDO」で開催しています

【後編】企画は、100円玉でつくる一生の思い出。糸井重里の考える企画とは「企画でメシを食っていく」特別イベントレポート

「ほぼ日刊イトイ新聞」主宰の糸井重里さんをゲストに迎えて開催された「企画でメシを食っていく」の特別イベントのレポートです。 広告、作詞、文筆、ゲーム制作など多彩な分野で活躍している糸井さんに、コピーライターで「企画メシ」主宰、作詞家としても活動する阿部広太郎さんが「企画」にまつわる話を聞きました。 後編では、広告コピーと歌詞の違いや企画への向き合い方から、糸井さんの企画力を実感する展開に。「企画メシ」主宰の阿部さんが圧倒された糸井さんの企画とはー。 前編を未読の方は、こ

何者かになんてなれないよ。

あなたは、あなたになるんです。 グサッと胸を刺された感覚と同時に、 救われたような気もした。 -------------------------------------------- コピーライター、デザイナー、Webディレクター。並べられた耳触りのいい肩書きだけが、ぽかんと宙に浮いている感覚だった。 取材をして原稿も書く、サイトのディレクションもデザインもする、人手が足りなければコーディングだってする。 部署が変わる度、 仕事内容が大きく変わり肩書きも変わる。

「企画メシ」に通います。

今日だけで、下書きをいくつ量産してるだろう。 日付が変わってしまうけど、もうそれでもいい気がしてる。 そうだ。そろそろ「企画メシ」のことを書こう。うん。 よーし、いまから30分で書くぞ! 阿部広太郎さんが主宰している「企画でメシを食っていく」という企画のチカラをつけるための講座。無事に選考も通り、通えることになった。このGWから秋まで隔週で授業がある。 その企画生(受講生のことをそう呼ぶ)全員、わたしを含め32名分の自己紹介と第一回目の事前課題の企画書すべてに目を通した

「伝える」と「伝わる」の境界でもがいている、いつも。

振り向いてもらいたい。 広告は基本、邪魔なものだ。街に出ればいろんな広告が視界に飛び込んでくるし、テレビ番組を見ていたら、またCMか、と思うこともあると思う。広告の仕事をしている一員として、見て良かった、と思ってもらえるものでありたい、と愛と熱を込めて仕事をしているけれど、邪魔なものだ、という前提は忘れてはいけないと思っている。 通り過ぎていく人がいる。それでも、スルーしてほしくない。スキップしてほしくない。そんな振り向いてほしいという強い気持ちが広告業界を成長させてきた