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若い人に多くのチャンスが与えられる社会が実現してほしいものです。

学び直しへ個人支援強化 春闘賃上げ、労使に強く要請―新資本主義会議で岸田首相

僕は岸田政権に対して、基本は批判的なのですが、、、
リスキリングの推進、これは方向性としては悪くないですね。

スキルや知識をアップデートし続けることで、より良い待遇・処遇を受けられる、そういう社会の仕組みづくりはどんどん進めるべきです。

そういう、「努力する若者」に報いる社会になってほしいですね。

以前の記事でも書きましたが、日本社会の生産性の足を引っ張っている要因の一つが、「勉強しないシニア社員」の存在だと思います。


  • 若いうちは基本給を低く抑え、主に勤めた年数でベースが上がっていく。

  • 加点方式ではなく減点方式。

  • 雇用の安定を重視する代わりに、業績やスキルへの評価配分は低い。

こうした評価制度では、社員による自己投資が進まないですよ。
他の人より頑張ってスキルアップしたり業績への貢献をしても対して評価されず、一方で”ミスが少ない”人が昇進しやすいとなれば、努力するモチベーションなんて湧いてこないです。

自分よりも勉強していない、スキルも低い中年社員が自分よりも良い給料をもらっている、そんな現実を知ってしまったらアホらしくなるでしょう。


日本社会は、人に優しい社会であることは間違い無いです。
でも、あまりに分け隔てなく優しくしようとすると、「悪平等」になります。

悪平等な社会は、優秀な人々、努力する人々に対して、「みんなに合わせること」を要求します。
待遇、処遇、発言、行動など、さまざまな面で制約を課すのです。
結果として、優秀な人が頑張っても報われず、モチベーションを奪い去ってしまうのです。

企業や社会というものは、一部の優秀な人材が必死の努力で引っ張るもの、という側面が現実としてあると思います。
優秀な人材の待遇を低く抑えたら、社会全体の牽引役がいなくなって成長が止まるのは当然のことでしょう。

リーダー、イノベーターといった、社会全体を変革していく人材を育てていくためには、ある程度の「格差」というものはどうしても必要です。
そして、そうした人材の候補には、ケチケチせず投資する必要があるでしょう。

頑張った人が報われる社会が進めば、日本は少子高齢化を克服できるような生産性の向上と、経済成長を実現できると思いますよ。


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