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旅日記『街へ戻る』北インドラダック旅

9月14日

北インドラダック地方、標高4350mの湖、パンゴンツォを出発してレーの街へ帰る。

メラク村のホームステイの庭にいた猫

再び湖畔の崖道を走って標高5300mの峠、チャンラを越えてレーの街へ。

峠を越えて下ったところにチェムレゴンパとへミスゴンパというチベット仏教寺院があるのでそこに寄ってから街へ帰る。

ホームステイのお父さんが朝食にブレッドオムレツを作ってくれた。

出発時、空には雲が沢山浮いており、そのせいかパンゴンツォの湖面は往路のように青くは見えなかった。

パンゴンツォの湖畔にある3つの村のうち真ん中の村、マンにあるゴンパに人がいたので堂内に入らせてもらった。

当たり前だが、5300mの峠へ向かって登っていけばいくほど寒くなり、下り切ったら暑くなる。

『これでもうバイクに乗るのはやめよう』と毎回思っている。2023年7月にラダックをバイクで旅した時もそう思った。今回も無事に街まで辿り着きそうだしこれでバイクは最後にしようと思った。

峠へ向かう道にもちらほら犬がいるが、彼らはどこかの村から歩いてきているのだろか。夜には村に戻るのだろうか。

登ってきた時よりも下りの方が圧倒的にはやく感じる。実際早いのだと思う。

気づいたら13時くらいになっており空腹過ぎたので、峠を下り切ったところにある食堂でベジチョーメンを食べた。本当は他のものが食べたかったんだけどチョーメンかマギというインスタント麺しかないと言われた。

チェムレゴンパへ。

幹線道路からゴンパへ通じる道が工事中でバイクで通れなかったので、工事現場の手前にバイクを停めて歩いてお堂まで登った。しかし着いてみると、どうやら別のルートから車で上まで行けるようだった。

でも今回、バイクに乗ってばかりで歩いていないし、歩いたからこそ見れるものもある。と自分に言い聞かせた。麓から丘の上のお堂まで登るのはめちゃくちゃ疲れた。

そして最後は2日前に泊まっていた幹線道路沿いの街、カルーのすぐ近くにあるへミスゴンパに行った。

へミスゴンパはラダック最大のゴンパでチベット仏教カギュ派の最高位のゴンパとのこと。

一つの建物の中に二つのお堂がある。

巨大なグル•リンポチェの像が安置されているお堂もあった。このお堂は僕が堂内を出てすぐに、若い僧によって鍵がかけられていた。堂内を見れる時間が決まっているのかもしれない。

二つのゴンパに寄り道していたら17時くらいになっていた。そしてバイクを運転するのに要する集中力が切れてきたのを感じた。

これ以上バイクに乗ったらヤバそうだなと思ったので安全運転でとにかくレーの街に無事に帰ることだけを考えて走った。

途中の細い道で、大型トラックがゆっくり走っており、それを追い越そうとするが追い越せないという車たちが列をなして走っていた。

僕はトラックの真後ろを走っていたので、追い越そうとする車がぶつかってきそうでヒヤヒヤした。

あといつも思うんだけど、前が詰まっている状態でクラクション鳴らしても全く意味ないよな。クラクションを鳴らすことでスッキリしたいのだろうか。

レーの街に到着し、いつもの宿にチェックインしてから夕食を食べに行った。マトンキーママサラとプレーンライス。ライスの量が信じられないくらい多かったのと、カレーも脂っこ過ぎて全部食べられなかった。

レーの街でゆっくりしつつこの後どうするか考えよう。

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放浪太郎
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