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リアルポートレートNAGOYA 2023 総括

今年もリアルポートレートNAGOYAに参加しました。
既に2か月近く過ぎてしまいましたが、今年こそ年内に総括を、と。。(;^_^A

今年の展示作品は以下でした。
モデルは毎年リアポでお世話になっているMewさんです。

『Awakening Duality』

"目を覚ました瞬間、内面の相反する葛藤が鮮明に浮かび上がります。
『美と闇』、『善と悪』の対立する側面は、人間の本質に同居する二面性です。
この作品は、善と悪が同時に存在することを通じて、我々の複雑な本質と心の中の二面性に焦点を当てています。
目覚めの瞬間、あなたの魂はどちらに覚醒するのでしょうか?"

結論から言いますと、今年も『入賞』を頂く事が出来ました。
これで2019年からメーカ賞も含め連続5回賞を頂く事ができ、東京も含めると6回連続になりました。

あらゆる情報を削ぎ落とし、背景・装飾・カラー、一切無し。
これまでリアポを見て来て、自分が知る限りそういった展示を目にしたことが無かったため、その様な展示をした場合にどう評価されるのか興味もあり、展示に至りました。

なので、賞獲りとかは全く考えていませんでした。
(そもそも最近は自分の実力的に『入賞』が精一杯だというのは過去踏まえて理解していたので獲れればラッキーぐらいにしか思わなくなってました)

作品撮りにあたり、自分はライティングに関するノウハウは全くなく、スタジオも含めCOZY PHOTO WORKS の藤田さんに協力を頂く事にしました。

そして『善と悪』、『白と黒』の対比をうまく表現出来るであろうモデルは
Mewさんしか考えられませんでした。

流石に調整等も含め一発撮りでは上手くいく自信もなく、数か月前にテスト撮りを実施。当然モデルも本番と同じモデルでないと意味が無いので、Mewさんでテスト。やはり「あーでもない、こーでもない」と色々あたりを付けながら細かく調整していきました。それでもテストだけで2時間。。(;^_^A

本番においては、事前に以下の事を彼女にリクエスト。
・白Ver.ではメイクは極力薄くナチュラルに、衣装は白シャツ
・黒Ver.ではメイクは出来るだけ強く、衣装は悪魔感を出したもの
レイヤーさんでもある彼女、流石です^^

後は撮るだけ、、なのですが、一番拘ったのが表情と顔の向き・角度。
今まで気にした事は全く無かったのですが、人は真っ直ぐ正面を向くというのは無く、何かしら頭が傾いたりズレたりするもので、少しづつ調整したり、顎の引き加減が少しでも違うと上目遣いになったり、輪郭が間延びしたり、せっかくの美人も台無しになってしまうので、非常に時間をかけて調整しながらの撮影になりました。
当然、撮る側の位置も上下に振ったりしながら。。
特に白Ver.では柔らかい優しい表情を求めていたので、シンプルなだけに
一番難しかったと記憶しています。

さて、展示にあたり今回もう一つ拘ったものが印刷する紙です。
今回の作風でモノクロに合う紙として絶対に使いたかった紙があります。
それは、パール紙でした。
パール紙は光や見る角度によってシルバー調に輝く紙です。
当初、外注に出すつもりで印刷屋さんに出向き、紙を確認したのですが、半光沢もしくはマット紙でかつテクスチャーのある紙だったため、思い描いているイメージとはかけ離れたため、外注は断念。。

唯一イメージと一致した紙が
ピクトリコ『GEKKO パールラベル』でした。

こちらは光沢紙で、以前にちょっと遊び感覚でA4で試したことがあり、モノクロにした時の質感が写真によってはすごく良く、いつかこの紙を使って展示したいとは考えていました。A3ノビであれば調達できることが分かったので自家プリントで展示に挑むこととしました。
実際、プリントしてみるとモニター上では感じ得ない立体感が出たような感じがします。

さて、展示中ですが、、今年は予想外の事が。。
まず1つ目は、2日目の人気投票で9位!!
そもそもそんな事で名前を呼ばれるとは全く期待していなかったので驚き!
しかも、『まぁ、翌日には転がり落ちてるだろうから。。』と思ったら、
なぜか3日目には15位まで発表され、なんと13位!!
自分が思っていた以上に見てくれた方の評価が高かったようで、本当に有難き幸せでした。

2つ目に、、
感想ノートに記載して頂いたコメント数が過去最大数でした。
特に『引き込まれました』や『見入ってしまった』というコメントが非常に多く、モデルさん選びや印刷に拘って良かった、、と思いました。
コメントを記入していただいた方々、本当にありがとうございました。

今年のリアポも自分が作品として展示したいものが出来て良かったです。
通常の活動においては撮影会で撮影してSNSに上げるのが殆どで、
写真展だけは自分で考えたものを作品として展示しようと活動していますが、今回のようなシンプルな作品の展示は初めてで、どのような評価を受けるか楽しみでもあり、不安でもありましたが、『入賞』という形で評価を頂けたので、こういった作品もアリなんだな、と理解しました。

とは言え、年々ネタ考えるのも大変で、そろそろ尽きてきそうですが、なんだかんだまた来年も考えてリアポに参加します。
(無事に枠が取れました。。)

今年も主催者であるHASEOさんはじめ、運営の吉川みなさん及びSTAFFの皆様、出展者の皆様、そして御来場くださった皆様、大変有難うございました。

次の展示は
2月:東京での展示(詳細未定)
4月:リアポ東京⇒リアポS(名古屋) と続きます。

リアポ東京で展示する作品はもう既に決めています。
きっとまたこーたろーの作品と気付かれないと思いますので。。(笑)


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