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リアルポートレート NAGOYA 2020

今年もリアルポートレートNAGOYAに参加しました。
今年でリアポ参加は3回目。

今年展示したテーマは『君を想う』
モデルはMewさん(twitter:@vanillas2nob)にお願いしました。

おかげさまで、今回も入賞を戴くことが出来ました。
去年に引き続き2年連続です。

展示した写真は以下の7枚です。

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キャプチャ

テーマ的には観る人によって色々感じてもらえればいいとは考えていましたが、自分が考えていた内容は
『秋に始まり夏に終わってしまった愛する人との恋の思い出を思い巡らす』
そんなイメージで考えていました。

展示の構想は去年のリアポ開催時に、1年通したストーリを展示しようを考えました。その時、瞬間的にモデルとして思い付いたのがMewさんでした。去年のリアポ終了後、彼女にコンセプトを伝え、1年通しで撮影することを伝えました。

撮影に関しては秋冬までは順調でした。しかし、春先からコロナ禍が始まり桜は撮れず、豪雨で土砂降りの合間を縫っての紫陽花撮影、夏の海の撮影に至っては9月初旬に撮影する予定が台風やら何やらで2回のリスケ。。
撮影できたのは10月初旬という。。
途中で夏は諦めようかと挫けそうになりましたが、結果的に諦めずにやり切って良かったと思います。

モデルをしてくれたMewさんに関して
自分の写真活動において一番多く撮影させてもらっているモデルさん。
展示に関しては今回2度めになります。
1年に渡る撮影の中で、コンセプトをMewさんの中で自分なりによく理解してくれてて、毎回真剣に考えながら演じてくれました。
彼女のおかげで当初想定していたものに対して120%以上のものが出来たと感じています。途中、何回もリスケや私のワガママなどがあったにも関わらず、作品作りに付き合ってくれた事に非常に感謝しています。

今回のリアポは各展示作品のレベルが去年以上に高く、特に作り込み系の作品はどれも秀逸で、自分のようなオーソドックスで平均的なポートレート作品での入賞は想定していませんでした。
何故入賞できたのかは、講評を頂けていないので分かりません。
審査者の方々が見に来られるであろう平日にはほとんど在廊も出来ず、全く作品解説も出来ていないにも関わらず何故入賞できたのか分かりませんが、もし作品の意図が読み取ってもらえたのなら、展示作品としては成功だったと思います。

改めて振り返ると、今回Mewさんをモデルに選んで本当に良かったと思います。もし違うモデルさんを選んでたら今回の同じ様な結果を得られたかどうか自信がありません。きっと完成できていないかもしれません。

写真に正解なんて無いし、展示に正解なんて無い。

でもポートレートという展示作品である以上、作者(カメラマン)の独り善がりではなく、モデルと意思疎通をし一緒になって考えてより良い物を作り上げていく、それが何よりも大事なのかな?という事を改めて学びました。

賞状には『こーたろー』の名前しかないにも関わらず、自分の事のように泣いて喜んでくれたMewさんには本当に頭が下がる思いです。
作家とモデル両方の名前が入った賞状がもらえると、もっと嬉しいのですが。。。

賞典のある写真展に対する取り組み方は人それぞれ。
賞を獲るために情熱を燃やす人もいれば、自由に自分の出したいものを出す人もいる。

でも自分は、
撮りたいものは全て撮り、展示したいものを展示として出し切る。

このスタンスは変えることなく、自分らしく今後も活動していこうと思います。

来年は今までの『こーたろーの作品』とは違った物を出したいと考えています。どうなるか分かりませんが、既に来年が楽しみです。

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