【PAULANER Salvator(パウラナー サルバトール)】ドッペルボックスタイルの始まりを飾るドイツビール!
こんにちは!光太郎です。
この記事ではドイツのラガービール【PAULANER Salvator DOPPELBOCK(パウラナー サルバトール ドッペルボック):以下、「パウラナーサルバトール」】を、実際に飲んだ僕の感想を添えてご紹介します。
ラベルに描かれたイラストは、なんともドイツらしい荘厳な歴史を感じるものとなっています(^^)
実はこのビール、とあるビアスタイルの中で1番最初に造られたビールなんだそうです。
(すでに記事タイトルにも書いてますが笑)
そのあたりも解説しつつ、パウラナーサルバトールについて詳しくご紹介いたします。
今回も、良かったら最後まで読んでくだされば嬉しいです!
※PAULANERは「パウラナー」「パウラーナー」「ポーラナー」などの日本語読みが見受けられますが、本記事ではより発音に近い『パウラナー』で統一しています。
パウラナーサルバトールは最初のドッペルボックビール
前述の通り、パウラナーサルバトールはとあるビアスタイルの中で1番最初に造られたビールです。
そのビアスタイルとは「ドッペルボック」という種類のもの。
ラガースタイルの中に「ボック」というものがあるんですが、これはハイアルコールで麦芽の旨みが濃厚に感じられるのが特徴です。
そのボックの「ドッペル」つまり「2倍」の濃さで造っているのがドッペルボックというビアスタイルの特徴です。
※ボックスタイルについて詳しい解説は以下の記事に書いています!
ドッペルボック誕生の理由
このパウラナーサルバトールが造られるまでは、ドッペルボックというビアスタイルが無かったそうです。
(もしかしたら似たようなビールはあったかもしれませんが、厳密に定義されたものでなかったはず)
ではなぜこの濃厚なビールが誕生したのでしょう。
それは、当時の僧侶・修道士たちの修行の内容に関係しています。
当時の僧侶たちは、断食修行を行っていました。
1〜2日程度の断食なら問題ないですが、1ヶ月など長期間になってくると水も栄養も枯渇してしまいます。
そこで、修行僧たちは水とビールを飲むことが許されていました。
なぜビールなのか?
それは、ビールが「液体のパン」と呼ばれるほど栄養価に富んだものだったからです!
ビールに使われる麦芽の栄養が、断食中の僧侶の命を繋ぐものだったんですね(^^)
これは僕の想像ですが、先ほど書いた「ドッペル(つまり、2倍)」のボックを造ることで、より少ない量で栄養価を高めようとしたのだと思います。
かくして、僧侶たちはパウラナーサルバトールを飲むことで無事断食修行をクリアし、立派な僧侶として活動していったのでした・・・
ちなみに、修行僧たちが飲まなかった分は近隣に住む貧しい人たちに無償で提供していたそうです。
当時の僧侶・教会というものの存在がいかに必要だったかが少し解るような気がします(^^)
パウラナーサルバトールの製品情報
以下がパウラナーサルバトールの製品情報です。
(公式サイトを参照)
名称:PAULANER Salvator DOPPELBOCK(パウラナー サルバトールドッペルボック)
製造:Paulaner Brauerei(パウラナー醸造所
国:ドイツ
ABV:8.0%
スタイル:ドッペルボック
僕が購入した当時の価格は400円程度でした。
有名なリカーチェーンの「やまや」でゲットしたものです。
楽天市場等でも入手できるようなので、一度チェックしてみてください(^^)
パウラナーサルバトールを飲んだ感想
以下は実際にパウラナーサルバトールを飲んだ感想です。
【光太郎主観の5段階評価】
泡立ち:☆☆☆☆
ホップ感:☆☆
モルト感:☆☆☆☆☆
炭酸:☆
総合:☆☆☆
※僕の主観なので悪しからず(^^)
ボディカラーは深い茶色。
見た目から濃厚さが伝わってきます笑
炭酸はほぼ感じず、ゆっくり飲むタイプのビールだというのがわかります。
黒糖のような甘さ、モルトのコクと甘み・苦味がガツンときて、味わい深いビールだと言えるでしょう(^^)
ボックはラガーというピルスナーなどの仲間ですが、喉越しや爽快感とは無縁で濃厚さと深い味わいがウリ。
ゆっくりじっくり楽しみましょう!
はじまりのドッペルボックを堪能しよう!
この記事ではドイツのパウラナー醸造所が造る【PAULANER Salvator DOPPELBOCK(パウラナー サルバトール ドッペルボック)】をご紹介いたしました。
すでにご紹介してきた通り、パウラナーサルバトールはドッペルボックの第一号ビールです。
どんなものでも同じですが、単純に一番最初に誕生したものって興味が湧きませんか?(^^)
そういえば、ドイツの伝統的な製法で造られるドッペルボックの銘柄には、「Salvator」の最後の4文字「ator」が銘柄に使われているそうです。
ビールの文化に重きを置いているドイツらしいですよね(^^)
ハイアルコールのビールなので、必然的にゆっくり飲むことになります。
つまり、「1本をゆっくり楽しめる=『高コスパ』」ってこと!
ドイツビール好きな方も、ドイツビール未体験の方も、ぜひ飲んでみてほしいなって思います!