一陸技⑧ ~工学A:測定~
こんにちは。
Kotaroです。
今回で工学A最後となります。
測定は主に無線機器で使用する計測器の測定原理や出力データの解釈の仕方について出題されます。
出題数も多く様々な計測器が出てきますが、オシロスコープなどは実務や学生時代に使ったことのある人、他の資格試験を受験して学んだ方も多いのではないでしょうか?
そういった経験をお持ちの方は測定分野の勉強がかなり楽になるのでアドバンテージとなります。
ここで初めて学ぶよという方はこれから実務や他の資格試験を受ける上で糧になりますのでしっかり学んでおきましょう!!
①計算問題に慣れる
前回の雑音分野と同様に難しい計算問題が出題されることが多いです。
個人的に難しいと感じたのは最大周波数偏移を求める問題です。
ベッセル関数のグラフから変調指数を読み取る必要があり、初見だと解くのが難しいです。
ただ、聞かれることは一辺倒なのでテキストで該当問題を繰り返し解いて、本番で完答できるようにしておきましょう!!
また、回路問題はπの計算問題がよく出てきます。
一陸技は電卓の持ち込みが不可なので簡単な計算は暗記しておくと時間短縮にもなってオススメです。
1/π ≒ 0.32、1/2π ≒ 0.16 π² ≒ 10 はよく出てくるので覚えておいて損はありません!
②ブロック図に慣れる
これは変調分野でも触れましたが、測定器の方でも頻繁にブロック図が出てきます。
測定器の方は回路も一緒に出てきますのでより複雑に感じることでしょう。
各ブロックの役割を理解しつつ(ミクロ的視点)、システムがどのように作動するのか(マクロ的視点)、2つの視点を持って学ぶ必要があります。
幸い、試験ではB問題でシステムの説明を丁寧にしてくれますので、その文章を読みながら理解していけばいいと思います。
③最新の測定機器の原理は把握しておく
通信システムの記事でも書きましたが、比較的新しい測定機器も含めて抑えておくといいと思います。
注意すべきはWiMAXと5Gシステムとかでしょうか?
計算問題はもちろん、正誤問題として出題される可能性がありますのでテキスト以外にもネットで最新の内容を収集しておきましょう。
下記に関連する内容が記述されているURLを貼っておきます。
他に学んでおくといいものは「ローカル5G」、「Wi-Fi6E」、「IOWN」とかでしょうか?
NTTのサイトには最新の技術に関する情報が記事としてたくさん出ていますので時間のある時に覗いてみて学ぶといいかと思います!!
次回からは工学Bについて執筆していきます。
計算問題が4科目の中で最も多いですが、根気強く学習していきましょう!!