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デザインは、検証の連続である

デザインは、細かい意思決定の積み重ねで完成する。例えば、「グレーの色味はどれくらい濃くする?」「余白はどのくらい空ける?」「フォントサイズはこれでいい?」といった選択の一つひとつがデザインを形作っていく。デザインには無数の選択肢があるからこそ、時間の許す限り時間をかけて様々なパターンを検証し、最適な答えを探っていくことが大切。

最適な答えを出す際には、基本的に論理的な説明が必要だが、最終的には自分の感性に頼る場面も多い。そうしたときに「なんとなくこれにしました」ではなく、「10パターンほど見比べた結果、これが一番しっくりきた」という具合に説明できるのが、適切な感性の頼り方ではないだろうか。そして、この「感性」を高めるには、日頃から良いデザインに触れ、トレースなど手を動かしながら分析することが必要。

デザイナーは、あらゆる可能性を検討し、論理と感性を駆使して最適な解決策を提案する。これがデザインの仕事なのではと思った。


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