一点集中が効率的という話
はじめに
今日は一点集中に関して考察とポイントをお話したいと思います。仕事、プライベートでも当てはまるお話かと思います。
本件は世の中でも結構言われていることだと思います。
ピーター・F・ドラッガーさんの「プロフェッショナルの条件」にも「知識労働をするために時間をまとめる」とありましたし、元マイクロソフトの中島聡さんの「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」にも「界王拳(※1)」という言葉がありました。
※1 界王拳
中島さんがおっしゃっている、メールも電話も気にせず、会議でも出ず、ものすごい集中して仕事をすること。
私も確かに一点集中が大事だなと思います。
少し話は変わりますがONETHINGという考え方もあります。その日や自分にとって一番大事なことのみに集中するという考え方です。他にも意識を向けると結局大事なことが達成できない、、ということを避けることを目的とされています。こちらも同じ様な考え方かと思います。
なぜ一点集中がいいのか
なぜ一点集中が良いかと言いますと「頭と体が、対応している1つのことモードになるのでギアが何段か上がり、生産性が上がるから」だと思います。
車で言うとローギアから入っていって段々と上がっていって5速まで行く感じです。5速の状態で対応ができる為、生産性が上がるのだと思います。
よってマルチタスク、細切れの対応だとローギアや2速くらいの段階で次のことをするため、生産性が上がっていかないのだと思います。
集中を作るために私が実践していること
下記を意識しています。
1.Macの通知をオフ
2.MacのDockを非表示
3.iPhoneの通知は必要最低限
4.音楽をかけない
5.視界に余計なものを入れない
6.悩まないよう色々設計する
7.新たなタスクやアイディアは書く
1.Macの通知をオフ
通知設定をすると例えばSlack等メッセージがくると右上に通知が出るようになるのですがそれらは全て切っています。
2.MacのDockを非表示
MacのDockもデフォルト非表示にしています。単純にカラフルで気が散るのと、バッジを見ないようにするためです。バッジがあると「見なきゃ」という気になりますよね。
Dockとは下記のアプリメニューのことです。Windowsでもあると思います。(非表示にはできないのかな?)
3.iPhoneの通知を最低限に
iPhoneの通知も必要最低限にしています。通知サウンドをオンにしているのは5件のみで「電話」「メッセージ」「Googleカレンダー」「Yahoo!防災情報」「Yahoo!天気」です。これらは通知が来たら必ず見るべきものとしています。
※電話とメッセージはほぼこないので多く使うのは「Googleカレンダー」「Yahoo!防災情報」「Yahoo!天気」と言った所です。
また、すぐ見る必要がないけど見逃しはしたくないものに関しては、サウンドをオフ、ロック画面オン、バッジ許可にしています。そのアプリも数件です。自分が本当に見る必要があるもののみそのような設定にしています。
Slackはそうしていて、見れるときにパーッとiPhoneのロック画面のバナーを見てチェックしています。
4.音楽をかけない
音楽はかけません。確か勝間和代さんだったと思いますが「日本語の曲をかけないようにしている」とおっしゃっていました。理解できる曲だと頭のメモリーが割かれる為とのことです。
プラスαとして、仮にクラシックや洋楽など言葉がない、また日本語もない曲でも自分の知っている・好きな曲はかけないほうが良いと思います。知っていたり好きな曲はノッてしまう為です。
私の場合、シンプルにそもそもかけないようにしています。
5.視界に余計なものを入れない
机の上や部屋などなるべく余計なものを置かない、ということです。見て何かを思い出す=集中がなくなる、です。極力減らすがベストです。部屋レベルでなくすのは難しい場合もあるかと思います。その場合、最低限机の上には何も置かないのが良いと思います。
6.悩まないよう色々設計する
こちらは私の中で肝となっている部分です。これまで色々経験してきましたが、時間がかかる主な要因は「悩むこと」だと思っています。悩むととたんに遅くなります。
よって悩まないよう、
「予め物事を決めておく=ルール化しておく」
(例:着る服は白のTシャツのみ、選択に迷った時は自分が今まで体験したこと無いことを選ぶ、など)
「決まっていることはマニュアルなどテキストに落とし、機械的に実行する」
(例:タスク管理ツールを使って順番通りに物事を進めていく、など)
「イレギュラーな対応を避ける」
(例:ルーティンから外れることはしない)
よう心がけています。
イレギュラーな対応に関してはプライベートの中では全然行っていいと思います。むしろイレギュラーがないと人生面白くないです。飽くまで「時間を効率的に使いたい」という場合において、ということです。
話は戻りますがこのあたりの悩まない設計には時間をかけます。最初に時間をかけて設計すれば後が楽になるからです。ここはこだわっているところです。
7.新たなタスクやアイディアは書く
作業中に何か思い浮かぶなんてことは多くあると思います。その場合、覚えておくのではなく、手帳に書いたり、タスク管理ツールに入れたりしています。
要は自分の頭の外に出して、頭からは忘れる、ということです。書いたらスッキリ忘れてまた集中モードに入ります。
終わりに
総じて集中できるかどうかの鍵は「集中できる環境をいかにつくれるかどうか」というところだなと思います。そのためには実行する意志の力が必要です。そこをいかに身につけていくかがポイントですね。
では!