無意識に人生謳歌マッチが灯る
数日前、ホテルの地下1階にあるジムのランニングマシンで、ほんの10分ばかり走った。
久々に全身の筋肉と心臓を動かしたおかげで、寂れた商店街のようになっていた毛細血管に温かい血が巡ってたいへん気持ちがよかった。
目の前には真っ黒なスクリーンと壁と鏡しか見えなかったので、走りながら数秒ほど目をつぶっては開いてを繰り返した。
だいぶ体温も上がって汗もかき始めた頃、目をつぶったとたん、サッカーの練習前に学校の周りをランニングしている中学生時代の自分にフラッシュバックしたような錯