Photo by 4hintaro 「自利」と「他利」とCSR / 森を創る民のささやき 1 MISHIMA Kota 2023年8月29日 15:46 「森を創る民のささやき」ブログでの記事(2011年7月23日)とその追記記事です。#130 「自利」と「他利」とCSRどこかの宗教に属しているわけではないですが、人・企業も、世の中を生きていくため、「自利」と「他利」の考え方の必要性を感じます。「自利」と「他利」を簡単に説明すると、・「自利」とは、自分の利益のために行動すること、 端的にいえば、自分だけよければいいこと。・「他利」とは、他人の利益のために行動すること。先の大震災のような、非常時に、人間や企業の本性が表れます。人間で見れば、震災発生直後、身の回りにも、・家にこもり、食料品を蓄え、テレビ等からの情報にしがみつき、 自分の安全だけしか考えない、「自利」型の人。・困っている人に、自分にできることはないか、 いろいろ行動された、「他利」型の人。 (また現在もボランティアで行動されている人。)これらの差を顕著に感じ取れました。前者のような行動をとる人を、傍から見て、何を恐れているのだろうか、と個人的に思いましたが、おそらく、周りで助けてくれそうな人がいなかったのです。見返り前提ではないですが、世の中、give&takeがあり、後者のような人は、反対に困っているときは、周りから助けられることも多いのは、推しやすいと思います。また、それは世の中から必要とされる証です。企業も同じで、「他利」の考え方が重要で、ただ単に利益を追求するだけでなく、お客様等のことを考えて事業を行う企業の方が、世の中から必要とされ、その対価として収益・利益を生み、継続的に存続し、事業活動を行えることになります。とある企業が、「世界で多くのありがとうを集める」旨の企業目標を掲げているのは、それを呈しているのだと思います。ただ、事業活動を行う上で、原材料の取得、製造過程、商品利用後など、環境・社会への被害を与えることもあります。そのままでは、世の中から必要とされる、とはいえないですので、それを補うのが、一つCSRなのではないかと考えます森を創る民のささやき July 23 2011この数年後、私の恩師が、この「自利」と「他利」と同じような意味を使って、利他+利己 ⬇りたりこ(LITALICO)という新しいブランド名を考え出しました。何か運命的なものを感じました。 ダウンロード copy ここから先は 0字 記事50本以上を収録し、おトクに読めるようにいたしました。 森を創る民のささやき 500円 2008年に設立したツバルの森時代のブログ「森を創る民のささやき」に、後日談を追加し再編集したマガジンです。この購読料の収益は、世の中の環… 購入手続きへ ログイン #CSR #LITALICO 1