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美術館の春まつり 所蔵作品展 MOMATコレクション | 東京国立近代美術館

2023年3月、東京で桜が咲き始めましたが、週末には雨が多く、外で花見という機会が難しく、美術館での屋内での花見をしてみました。(なお、美術館内では、飲食しながらの花見はできないです。)

訪れたのは、竹橋にある東京国立近代美術館。
ここの美術館では、3月17日〜4月9日の期間限定で、<美術館の春まつり>と称した展示を行っています。

<美術館の春まつり>は、企画展というわけではなく、常設展の中の一展示スペースで、春の桜にちなんだ作品がまとまっていました。

船田玉樹《花の夕》

展示室に入って、まず圧倒されたのが、船田玉樹さんの《花の夕》という作品。生き生きとした赤の色とタッチが印象的でした。

作品をよくみると、花びらの赤は、かなりデフォルメした形なんですが、不思議と躍動感があり、山にある一本桜のような、存在感のある雰囲気でした。


児玉靖枝《ambient light - sakura》

船田玉樹さんの《花の夕》と対称的なのが、児玉靖枝さんの《ambient light - sakura》という作品。

こちらは、桜の花びらをかなり精密に描き、薄桃色の桜の花がたくさん集まり、白っぽさを増し、空気に溶け込む感じが、かなりリアルに描かれています。

外での花見は叶いませんでしたが、絵画の花見で、かなり楽しめた時間でした。