「森を創る民のささやき」ブログでの記事(2011年5月6日)とその追記記事です。
上の記事は、10年ほど前の内容だが、「節電」しているつもりは、まだまだ続いていると感じる。夏の時期に、省庁や自治体などではエアコンの利用を抑えてた運用しているが、中で働く職員は、暑すぎて業務できないので、USB扇風機を各自使っているという。エアコンによる使用電気量は減るが、この各自が使っているUSB扇風機の使用電気量を積み上げると、それなりの量になるのではないだろうか。これも部分最適と全体最適のジレンマだと思う。
ちなみに、上記事で使用した電力需要実績を取りまとめていた電気事業連合会では、2016年4月からの電力小売全面自由化の開始などに伴い、これまで通りの集計ができなくなるとのことで、2015年度分(2016年3月分、2015年度下期分、2015年度分)で実績発表を取りやめている。電力小売自由化で、部分的には良くても、全体的にみれば分散されることで、いろいろな弊害がある。これも、部分最適と全体最適のジレンマか。