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【生ける伝説】の世界最高峰の努力の話

連日熱い戦いが繰り広げられたパリオリンピックが終わりました。日本選手団の活躍から、勇気をもらったという方も多いのではないでしょうか。

私としては、やはり柔道に注目していました。

連日の大活躍と同時に、審判のジャッジに対する疑問の声が相次いだことも注目を集めてしまいました。何はともあれ、勝負の世界はやはり厳しいですね。

さて、今日の本題は努力についてです。

YouTubeでオリンピックに関する柔道情報を漁っていたら、2020年東京オリンピックで前回大会に引き続き、73kg級の金メダルを獲得し、日本中を歓喜で包んだ大野将平選手に関する動画を発見し、大きな気付きがありました。

卓越した技術と不屈の精神を持つ大野選手は、なんと道徳の教科書に掲載されており、柔道家としてのたたずまいは世界が称賛するほどで、まさに日本人の鑑です。そんな大野選手の日常をリポートしたこちらの動画には、驚きを通り越して、驚愕しました。

【生ける伝説】大野将平のすべてを知りたい


特に前半2分半くらいからの、付き人の田村さんへのインタビューから驚きを隠せません。

なんと、本練習の前に、

自 分 を 疲 れ さ せ る た め に

ウエイトトレーニングをしているのです!

練習前に自分を疲れさせるという、もはや狂気の沙汰。

ウエイトリフティングの動作が、柔道の技をかける瞬間と力の使い方が似ているということで、練習に取り入れているというのです。

ここからがすごい。

大野選手は、このトレーニングを取り入れる前から世界チャンピオンです。

実際に、大野選手自身、このトレーニングが本当に有効かどうか、わからないとも言っています。

しかし、やるのです。

やらないより、やったほうが良いし、
できないより、できたほうが良い。

世界チャンピオンはコスパとか考えていないのです。

できることはすべてやる。
良さそうなことはすべて取り入れる。

それが結果的にいい方向に向かっているのか、そうではないのか?
わからなくても、確証は持てなくてもやる。

「為になるかはわからないけれど、為になると思ってトレーニングやるしかないじゃないですか」

意味があるかわからなくても、やる。
やらされてやるのではなく、やる。

これが世界トップの練習への臨み方。
世界最高峰の努力だと感じました。

大野将平選手と私達を安易に比べることはできません。

しかし、あまりにもコスパを意識しすぎて、ちょっとでもわからないことや、些細な不確定要素があることを理由に、行動できていない人は多いのではないかと思います。

この姿勢では、設定した目標に近づくことも、達成することも難しいでしょう。これまで解決できなかった問題や、今抱えている問題を乗り越えることも難しいでしょう。

先日も、

為になることはわかるのですが、

今は時間がなくて、、、、
自分に活用できるか不安で、、、
今はそのタイミングじゃない気がして、、、

という話を聞いてしまい、とても残念な気持ちになってしまいました。

為になることはわかるのに、行動できない。

この姿勢では、激動の今日に、事業を発展させていくこと、継続させていくことは難しいでしょう。

私達は今一度、オリンピック選手の華々しい結果の裏側にも目を向ける必要があると思います。

輝かしい笑顔や、悔しい涙の裏には、コスパ思考とは一線を画す、
努力に関する別次元の思考があるのです。

ここから学ぶことが、重要だと思いました。

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