貯金ができない天才建築家ライトくん
フランク・ロイド・ライトといえば、建築界の巨匠。天才建築家の人生、実はかなり面白エピソードも満載だったんです。今回は、車、服、浮世絵、「お金」にまつわる、巨匠の意外な素顔を覗いてみましょう。
1. お車大好きライトくん
「移動手段じゃない、これはアートだ！」
ライトは車が大好き。彼のガレージにはリンカーンやジャガーといった高級車が並び、「移動するアート」として愛されていました。特注で内装をいじるなど、車にも自分のデザイン哲学を注ぎ込む徹底ぶり。
2. お洋服大好きライトくん
「建築家は見た目が命？」
ライトのクローゼットは、まさに「建築家の美学」そのもの。オーダーメイドのシャツやスーツ、そしてトレードマークの帽子。全てがピカピカに輝く高級品でした。
彼が顧客に「そんなにお金を服に使う必要あるの？」と聞かれた時の返事がこちら。
「僕の服装はね、僕の建築と同じくらい価値があるんだ。」ってさ。
3. 浮世絵大好きライトくん
ライトは浮世絵にも夢中でした。日本の浮世絵が持つ独特の空間の美しさや色彩感覚に心酔し、大量にコレクション。その数はあまりに多く、支払いのために借金を重ねたとか。
浮世絵の購入でお金が尽きると、「まあいいさ、次の建築でまた稼ぐから」と余裕の笑み。巨匠の楽天的な性格が垣間見えますね。
ライトの3番目の妻であるオルギヴァンナは、家計を守るために必死でした。車、服、浮世絵にお金を注ぎ込むライトを見かねて、ある日こう訴えたそうです。
「お願いだから少しは貯金してよ！」
その時のライトの返事がこちら。
「お金はね、使うためにあるんだよ。」だって😄
でもこれがライトらしさ。彼にとってお金は「美しいもの」を手に入れる手段でしかないのです。
彼は自分の内なる声にとことん正直にいきていたからこそ、歴史に残る作品が作れたのかもしれません。美は妥協できないのですね。
私はライトから自分を貫く姿に勇気をもらったし、少し笑えるこんなエピソードを知るたび、とても身近に感じるのです。
「人間」を楽しむライトが大好きです♡