見出し画像

実家をリモートで手伝うための工夫と、キャッシュレス決済導入の成功体験





「実家に帰らないの?」とよく聞かれますが、家族3人分を養えるだけの売り上げの見込みが立たなければ帰ることができません。現在、会社員として働いているからこそ、実家を手伝うことができるのです。

実家を出ていても、パソコンやスマホを活用すれば、遠くからでも手助けはできます。

今回は、私が実家のいちご直売所を手伝うために行ってきた取り組みや、キャッシュレス決済導入の成功体験をお伝えします。

実家を手伝うためのリモート対応


パソコンやスマホが得意ではない母のために、リモートで手伝える環境を整えました。実家に帰省するたびに、以下のような準備をしました。

1. リモート操作アプリを導入


帰省したときに、実家のパソコンに「Chromeリモートデスクトップ」をインストール。母がパソコンの電源をつけておけば、遠隔で操作できるようにしました。例えば、Excelで作ったメニュー表やWordで作成した文章の更新を行っています。

この操作以外にもやり方がわからない場合は、YouTubeで解説動画を探してLINEでリンクを送り、母に視聴してもらうなど、少しずつサポートを続けています。
またLINEには「画面をシェア」という機能がある為、スピーカーで、話しながら画面操作の指示をする事が可能です。


2. 導入するサービスはリテラシーに合わせて選ぶ


どんなに使いやすいツールやサービスでも、母が使いこなせなければ意味がありません。導入前には必ず、クラウドでこちらからリモート操作できること、わからないときに問い合わせができる電話サポートがあること、YouTubeなどで使い方の情報が多いことを確認しています。

母が情報リテラシーが低い中でも使いやすく、サポートがしっかりしているツールを選ぶことが重要だと考えています。

キャッシュレス決済導入の成功


私が東京で生活している間、キャッシュレス決済の普及が進んでいることを肌で感じていました。しかし、実家のある田舎では、まだキャッシュレス対応が進んでいない状況でした。
そこで、母を説得して早めにキャッシュレス決済を導入しました。

PayPay導入のきっかけ

1.最初に導入したPayPay

さくら市でPayPayのキャッシュバックキャンペーンが実施され、営業の方から連絡があったことがきっかけでした。問い合わせの窓口があることも安心材料となり、導入に踏み切りました。
また30%〜20%還元という条件の良いキャンペーンであったためかなりのチャンスだと思いました。

当時はGoogleマップを活用した無料のホームページでしたが、宣伝が功を奏し県外からも多くのお客さんが訪れました。毎日行列ができるほどの盛況ぶりでした。

当時のキャンペーン

2. エアレジの導入


PayPay導入から1年後、エアレジも導入しました。5年前に購入して使っていなかったiPadがあったため、コストを抑えて効率的に運用できました。レシートプリンターも中古で購入し、経費を最小限にしました。

まずは現金の計算機能のみで行い、レシート発行は普通のレジから行ってもらいました。
iPadにアプリをインストールするところまで実家に帰省した時に行い、初期登録や商品登録は私のiPhoneで行いました。

3. 新たなキャッシュレス決済の導入


次の年、クレジットカード決済や交通系ICなど導入。お客さんからの要望が増えたため、対応を決めました。

まず、現金での計算機として最初はエアレジを1年導入し、
使い方に慣れてもらって2年目から導入しました。

必ず使う側の事を考えて新たな取り組みをする事を心がけています。

4. 現金とキャッシュレス


現在、実家の直売所では決済の約半分がキャッシュレスです。 

PayPayの手数料は約2.5%
クレジットカードは約3%
PayPayはQRコードを用意するだけで電気も不要

端末操作もお客さんがやるためこちらは金額を見るだけでパソコンやスマホが苦手でも導入可能です。
また決済エラーが起きてもお客さん側に問題があるだけなので、こちらは対応に困りません。

そしてPayPayは決済手数のみで、
クレジットカードのように基本料金の数千円がありません。

なので農作物がない場合にも固定費がかからないで済みます

どんな直売所の形式でも対応できるため、
PayPayの回し者ではないですが、

最初に導入するならPayPay一択だと思います。

PayPayホームページより画像転用

コンビニバイトから得た知識


母が家計を支えるためにコンビニでバイトを始めたことも、大きな影響を与えました。バイトを通して、キャンペーンで売れる商品やキャッシュレス決済の種類、お客さん対応のコツ、商品棚の配置など、実店舗運営の知識を得ることができました。
また一番大きかったのはキャッシュレス決済への抵抗感がなくなった事です。

これら経験が、直売所運営にも役立っています。

終わりに


遠くに住んでいても、パソコンやスマホを活用すれば実家を手伝うことは可能です。キャッシュレス決済の導入や、クラウドサービスの活用で、今では直売所の運営も順調に行えています。現金が主流の田舎でも、変化に対応することで新しいチャンスを掴むことができます。


続く

よろしければサポートお願いいたします🙇 いただいたサポートは今後の実家のサポートに使わせていただきます。