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いちご農家の収入を増やす方法②


5年前、直売所を始めてみたものの…

最初の1年目は正直なところ、ほとんどお客さんが来ませんでした。数えても、新規のお客さんは10人もいなかったくらい。売り上げが伸びることもなく、実家の収入は手取り200万円弱。そのままじゃ生活が成り立たないので、母は週5日でコンビニのバイトをして家計を支えていました。それでも生活費が足りず、少しずつ借金が膨らんでいくばかり。

「このままじゃダメだ、何かを変えないと!」と思ったのが2年目。そこで私が取り組んだのは

1. Googleマップの情報を充実させる
2. Instagramの活用

お金はかけられないので、どちらも無料でできる方法からスタートしました。

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Googleマップ情報の充実とSEO対策

まず、Googleマップにできるだけ多くの情報を書き込みました。これには「SEO対策」を意識しています。SEO(Search Engine Optimization)とは、「検索エンジンの最適化」のこと。簡単に言うと、ユーザーにとって役立つ情報をしっかり伝えることで、検索結果に表示されやすくなるというシステムです。

「さくら市でいちごの直売所をやってます」という基本情報に加え、細かい内容も掲載しました。たとえば…

- 支払い方法:最初は現金のみでしたが、その情報も明記。
- 事前予約フォームの設置:Googleフォームを使って事前予約を受け付けることにし、そのリンクをGoogleマップに貼りました。
- いちごの種類紹介:販売しているいちごの品種を写真付きでわかりやすく掲載。
- 営業時間の明確化:今までは曖昧だった営業時間をきちんと決めて記載。
- 全国発送対応:発送サービスもアピール。
- 画像の充実化 入り口や直売所の写真、販売風景などもアップ。入り口が分かりにくいというクレームがあったので、その部分も丁寧に載せました。

こうして、できるだけお客さんにとって有益な情報を伝えたことで、Googleマップでの検索からの流入が増えていきました。

低評価コメントへの対応と改善策

評価の低いコメントがあったときも、改善点と感謝の気持ちをしっかりと返すようにしています。それは、わざわざ時間を使ってコメントを書いてくれる方は、こちらに改善してほしいと感じているから。また、そのコメントを見る他の方への印象も良くなると思ったからです。

実際、低評価のコメントを受けて行った改善策はたくさんあります。

入り口の明確化: 入り口付近の木を切りわかりやすくしました
喫煙所の場所変更
:お客さんの声を聞いて場所を動かしました。
商品一覧表の作成:見やすく、手に取りやすい一覧表を作りました。
クレジットカード対応:支払い方法の選択肢を増やしました。

これらの改善策を通して、少しずつですがお客さんの満足度が上がり、売り上げも伸びるようになりました。
私は低評価にこそ学ぶことが沢山あると思っています。


お金をかけられない中で、できることをコツコツと積み重ねた結果、今の直売所の成長に繋がっていったと思います。


地道な努力で結果がでるか意味があるのが分かりませんでしたが、こうしてGoogleマップやSNSを活用してお客さんに実家のいちご農家を知ってもらうことで、少しずつでも変化を生み出すことができました。「今ある資源で何ができるか?」を考えることが大切なんだと、実感しています。


続く

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