『好きでも嫌いなあまのじゃく』感想/考察ネタバレ「夢オチでよくね?」Netflix
Netflixで2024年5月24日から配信されたアニメ映画『好きでも嫌いなあまのじゃく』を鑑賞。自己主張できない高校生が鬼の少女が母を探す旅に同行するジュブナイルだ。スタジオコロリド×Netflixの第二弾で、第一弾の『雨を告げる漂流団地』はかなり好きだったのだが…。
設定がボヤけすぎ
ジュブナイル(少年少女の物語)でも大人が楽しめる物語はたくさんあるが、本作はガッツリ子供向けだったイメージ。Not for meだった。
主人公・ヒイラギは高校生のくせに旅館でヒロインと同じ部屋に泊まるなよ。
高校生の設定だけど中身は小学生。そのあたりの設定のピンボケ加減がおじさんには我慢できないぞ。
その辺の設定がボヤけているせいで、ジュブナイル特有のみずみずしさ、甘酸っぱさみたいなのが失われている。それが本作で1番ムムム!となった部分。
(ストーリーの詳しい解説は下記記事へ↓)
考察:もう夢オチでよくね?
ヒロインの少女・ツムギは鬼だが、鬼の設定もフワッとして意味不明。もしかして考察させようとして設定をフワッとさせたの!?
自己主張できないと鬼になるらしい。生まれながらの鬼もいる。鬼の里は自分の気持ちを隠す者たちの居場所らしい。鬼は主人公と同じくモブキャラなのだ。
鬼や里の設定が、主人公・ヒイラギのパーソナリティとリンクしている。
そう考えると、全てが主人公の心象風景や夢という浅漬けの考察で片付けてもいいような気がする(笑)。
主人公とヒロインは最後に空を飛ぶ!もう意味わからん!
フワッとしすぎてて細かい部分は意味わからないし、この作品はもう夢オチってことでいいかな!