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コロナ影響下での米国LLM留学(③幼稚園・保育園編)

はじめに

シカゴ大学の位置するHyde Parkでは、大学関連のもの、そうでないもの含めて、様々なChild Care/Preschoolが運営されています。あくまで一例ではありますが、私たちの子供が通ったChild Careと、シカゴ大学の提供するリソースについて簡単に紹介します。

Child Care/Preschoolの選定時期

日本とそう変わらないかもしれませんが、人気のあるChild Care/Preschoolですと、常に子供が定員一杯で、入所するのに待機期間が生じる状況です。シカゴへの留学が決まりましたら、直ちに情報収集を開始し、渡米後にどこの施設を見学するか決めておいた方がよいかと思います。あるいは、多少のFeeが発生すると思いますが、あらかじめ席を確保しておくことも考えられるかもしれません。

私たちは、本当に2020年9月からのプログラムに合わせて渡米できるのかが直前まで決まらなかったため、施設を探すのはかなり後手後手になってしまいました。しかも、新型コロナの流行全盛期であったため、少なくとも2020年一杯は閉鎖することを決めた施設も多く、選択肢もそれほど多くはなかったです。とにかく早めに動き出すことをお勧めします。

健康診断

米国のChild Care/Preschoolに入所するためには、子供たちの健康診断書の提出が必須です。

私たちは、Mitsuwa近くの日本クリニックで健康診断を行ってもらいました。

タイミングによっては予約が埋まっていてなかなか受診できない可能性もあるので、こちらも早めに予約しましょう。もちろん、Hyde Park周辺の他の病院でも問題ありません。

シカゴ大学の提供するリソース

大学院生向けのリソースは、こちらのサイトにまとめられております。決して大学のお墨付きというわけではありませんが、大学近辺のChild Care/Preschoolがまとめられた資料も公表されております。

https://grad.uchicago.edu/wp-content/uploads/2020/07/Parent-Resource-Guide-2019-20.pdf

ご覧いただければ分かるとおり、シカゴ大学生向けの割引を提供する施設もあります。

また、子供たちのRemote Activitiesに関する情報もまとめられています。

https://grad.uchicago.edu/wp-content/uploads/2020/09/2020-2021-Remote-Resource-Guide.pdf

上記の各リストはHyde ParkのChild Care/Preschoolを網羅的にまとめたものではありませんが、こちらのリストに載っている施設であれば、他のシカゴ大生が利用している可能性は高く、色々と情報も得やすいはずなので、まずはこちらの各施設のウェブページを見てみるのがよろしいかと思います。

University of Chicago Child Development Center, Drexel

上記リストとウェブページの検討を経て、最初に子供たちを通わせたのがこちらのChild Careです。ちなみに、当時は長女が3歳半、長男が1歳半でした。

シカゴ大学の敷地内にあり、かつ、米国最大のChild Care ProviderであるBright Horizonsが運営する施設だったので、少なくとも安全面で問題はないと考え、まずはこちらに通ってみてもらうことにしました。

しかしながら、残念ながら長女・長男ともに、全く環境に馴染めず…。1か月ほどで、以下のChild Careに移ることになりました。決して、この施設自体が悪かったわけではないと思いますが、長女曰く、割と先生から放置されている時間が長かったようで、子供たちにとってはあまり面白くはなかったようです。

Little Inspirations

Bright HorizonsからこちらのChild Careに移り、最終的にシカゴを離れるまで通ってくれました。こちらは、地域密着型のChild Careといった感じで、施設は新しくはないけれども、先生方はみな親しみやすかったです。

体験型の学習を取り入れているのが特徴で、長女・長男ともに持ち帰ってくる図画工作が毎日のように増えていきました。また長女のPreschoolクラスでは週ごとに特定の学習テーマが設定されていて(例えば、「水」とか「宇宙」とか「植物」ですね。)、特に長女は、昆虫について学ぶ週がとても楽しかったようです。施設内でmonarch butterflyの飼育などもしていて、とても楽しそうでした。

ただ、長女はすでに日本語も十分に理解していて、日本では言葉によるコミュニケーションが基本になっていたので、(日本のPreschoolで継続的に英語に触れていたとはいえ、)急に全面的に英語でのコミュニケーションに切り替えるのは難しかったようです。それでも、毎週3日くらいは通ってくれて、残りの2日は水族館に出かけるかDisney Plusを視聴している、といったことが多かったです。

これに対して長男の方は、通い始めた当時まだ1歳半程度で、日本語もそんなにという状況だったので、英語環境にすんなり溶け込むことができました。シカゴを離れるまでの約1年間、ほぼ皆勤賞で通ってくれました。

コロナの影響で、親が施設に立ち入ることは基本的には認められず、先生方とのコミュニケーションも、Zoomを利用したものが多かったので、こちらの要望を事細かに伝えるのはなかなか難しかったように思います。とはいえ、長男はフルで楽しんでましたし、長女も、興味のあるテーマの週は本当に楽しそうだったので、先生方には感謝です。

次回は子供と一緒に楽しめるシカゴのお出かけスポットを紹介します。


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