「変わろうとするもの」
岐路に立たされた頃に書いた詩。
変化を待っている自分がいます。
「変わろうとするもの」
変わろうとするもの、それは何。
芽生え出づるもの、それは何。
過去を引きずり、未来を追いかける。
唐突に現れる心の揺らぎ。
ゆがむ足跡に、切なくも歩調を合わせる。
着々と進む、着々と。
ある日の突然の出来事のために。
崩れ去るものはもろく、
手の中からスルスルと抜けて行った。
わずかな時間でみるみる間に
消え去って行く。
小鳥さえも見逃してしまう早さで。
むしばまれたものは、
元には戻らない。
消えて行く光を見つめると、
虚しくも哀れに見える。
突風が吹いて、全てを掻き乱して、
全てを持ち去って行ってしまった。
子猫たちはいつものように戯れ、
遊び疲れて眠りにつく。
安らぎに満ち満ちたひととき。
★きゃらをさんの企画
「写真で魅せる世界」に参加します。
https://note.com/kyarawo/n/nffa57ca18b41