ポートフォリオとリスクマネジメントのコピー

【ミニマリスト3原則】必要最低限が最も効率的

最近YouTubeなどでモーニングルーティンの動画が流行っていますよね。

朝は出発までの時間が限られていて何かと忙しかったりすると思いますが、あなたはそんな忙しい自分のモーニングルーティンを1から説明することはできますか?

また、仕事を始めてからのルーティン、帰ってからのルーティンなど、自分の行動を意識してコントロールしていますでしょうか?

説明できなかったり、ルーティンが決まっていない方は、もしかしたら「時間」をミニマムにすることができていないのかもしれません。

今回はそんな様々なものを最も効率的に活用できる「ミニマリスト3原則」を、以下の書籍よりご紹介したいと思います。

3原則

今回参考にした本は、デジタルなものをミニマム(最小)にすることは、生活を豊かにするよ―という本なのですが、そこに書いてあった「デジタル・ミニマリスト3原則」が、デジタルなもの以外にも活用できそうだったので、「ミニマリスト3原則」としてご紹介したいと思います。

・あればあるほどコストがかかる
・最適化が成功のカギである
・自覚的であることが充実感につながる

多ければいいというわけではない

最初の原則「あればあるほどコストがかかる」についてです。

例えば、クローゼットに大量の洋服があって選び放題……という状況は、オシャレが好きな人にとっては夢のような状態かもしれませんが、その分「服選びの時間」というコストがかかります。

無料だからとたくさんの会員カードをもっていては、その管理が大変だったり、財布が大きくなってしまったり、カードを探す時間がたくさんかかっていたりするかもしれません。

また、代償として払う「時間」も、多すぎれば怠けてしまったり、少ない時間でやりくりしていたときより生産性が落ちてしまったりするかもしれません。

どんなものでも多ければいいというわけではなく、保持しているだけでなんらかのコストが掛かっている、ということは忘れないようにしなければいけないのです。

ミニマリストとはミニマムではなくオプティマイズ

ミニマリストという言葉はもちろんミニマム(最小)からきていますが、ミニマリストとして成功するのであれば実は単に減らせばいいというわけではありません。

例えば

生産性=得られた結果/コスト

なので、生産性を上げるということが目的なのであれば、コストを減らすだけでなく、より良い結果を得ることも重要になってきます。

ですので、コスト5で5の成果より、コスト10で15の成果を得られるのであれば、場合によっては10のコストをとるべきなのです。

このように、ミニマムにすることに囚われていると、成果やチャンスを逃してしまうことがあります。

ですので、実はミニマリストとはミニマムではなく、オプティマイズ(最適化)することだということを忘れないようにしましょう。

ちなみに生産性については以前こちらで詳しく書いています↓

それ、本当に必要?

人は皆言い訳をすることの天才です。

それに加えて、一度手に入れたものは他のものより価値が高く見えてしまう、というバイアスがあるので、ものを減らすことは結構大変なことです。

ですので、ものを増やすときには「どうして」それを増やすのか、ということをしっかり考えなければなりません。

もちろん、それで新しいことにチャレンジができず、チャンスを失うようなことがあってはいけないので、保守的になれと言っているわけではありません。

大事なことはどれだけそのものを増やすことが「自覚的」であったか、そしてそこにストーリーがあるかです。

例えば最初に話した様々なルーティンについて、その行動一つ一つがあなたが自覚して行っていることであるかはとても重要ですし、もしそうでないならもっと「オプティマイズ」する余地があるかもしれません。

洋服が大量にあって選ぶのに時間がかかるということでも、それが趣味であったり、あらかじめそのための時間を確保している……つまり自覚的に時間を使っているのであれば問題はありません。

また、余暇や遊びの時間も、それが予定されたもので自覚的に休んでいるのであればそれはもちろん大切な時間です。

以上のように自覚的に行動できていれば、自分のストーリーをコントロールしている感覚をうみ、それは幸福感に大きな影響をあたえます。

もちろん人生には予期せぬこともたくさんありますが、普段から自分のストーリーを意識していれば、それも後から考えれば必然であったかのような行動が取れるかと思います。

そんな一貫したストーリーを送って成功するために、コスト最適化、そして自覚的という3つの言葉を意識して、あなたもミニマリストを目指してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、以前にもミニマリストについての投稿をしているので、あわせてこちらもどうぞ↓

参考書籍

ps

最適化はときに気味悪がられます。「休みくらい何も考えないでいたいじゃないか」と。

ですが、だらだらとした休日を過ごしたことを後悔していることのほうが、私には気味が悪いように思えるのです。

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