アイデアを手に入れたいなら、まずはアイデアの手に入れ方から
前回は、「アイデアとは」という部分から、アイデアは自分の欲求から導くといいよーという話をしました。
あなたの欲求がアイデアになる。それ以外のことは後で考えればいい
また、以前どのようにすれば「アイデアが降ってくる」ようになるのか、ということを5つのステップにわけてご紹介しました。
アイデアは「降ってくる」ものではなく、「降らせる」もの。アイデアを生み出す5つのステップ
その5つのステップを再掲しておきます。
1.資料収集
2.考えまくる
3.思考放棄と心の休息
4.アイデアが降ってきた!
5.具体化と洗練
この2つを合わせれば、それだけでもアイデアは出しやすくなると思いますが、今回はよりアイデアを引き出すために、具体的なアイデア出しのテクニックについて話していきたいと思います。
この5つのステップだと、「考えまくる」の部分です。
ビジュアルで考える
文字情報より、絵にした方がよりアイデアは膨らみやすくなります。
絵にした方が、文字だけだと伝わらない情報が含まれていたり、想像しやすかったりしますからね。
また、絵にできるということは、少なくともその絵にしている部分は「見えている」ということです。
「見えている」部分を意識的に増やすためにも絵にすることは有効なので、メモを取る時にすでに絵にしてみるのも良いかもしれません。
制約を作ったり、作らなかったり
ある制約をはずす、というだけである意味一つのアイデアになります。
また、常識にとらわれずにいることで生まれるアイデアもあります。
そうやって自由な発想をもつことでアイデアを想像させやすくする……ということは結構皆さんやられているかもしれませんが、その逆もまたアイデア出しの方法として効果があります。
制約を作り、自由をなくすことで、むしろその中で何ができるのかと、考える対象がはっきりするわけです。
例えば、一つの色に絞って今日は考えようと、色という制約を作る方法があります。
赤いものに注目しようと決めたら、街中の赤いものに注目し、そこから何かアイデアが出てこないかと考えるのです。
そうすると普段見えていないものが見えてきます。
実際に画家であれば、描く手法を縛ったり、色を縛ったり、画風を縛ったりして、制約があるからこそその中でいかに自由に発想するかに集中して描いている場合もあります。
ですので、自由な発想のために、制約をはずしたり、逆に作ったりすることは良い方法なのです。
組み合わせは無限大
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」
というアイデアの定義は以前もご紹介しましたが、この言葉の通り、組み合わせはアイデア出しにおいては王道ともいえる方法です。
例えば似たものを探したり、逆に全然違うものを組み合わせてみたり、どこに良い組み合わせがあるかはわかりませんかわ、とにかくやってみるというのが大事です。
その際、例えばポストイットなどに一つずつビジュアル化したアイデアを書いて、それを机に並べてみる方法なんかもあります。
文字情報だけでなく、視覚的に組み合わせられるような工夫が良いと思います。
質問を変える
「なぜか? という問いはその答えの100倍重要だ」
という言葉はアインシュタインのものですが、質問は答えより重要であることが多いです。
アイデアも質問を変えて、視点を変えればまた違ったものが出てくることでしょう。
アイデア出しに行き詰ったら、「そもそもこの問いかけで良いのだろうか」と一度振り返ってみるのが良いかもしれません。
マインドマップ
最後に、私がもっとも使っているマインドマップの紹介です。
マインドマップとは、中心に主題を置いて、そこから枝を伸ばして関連ある言葉をつなげていくという手法になります。
詳しくは以下の記事で話していますが、何かをまとめる際や、もちろんアイデア出しなど、様々なところで使える方法です。
ぜひお試しください。
アイデア出しは量が勝負なわけなので、その生み出し方もたくさんあった方が良いわけです。
また、アイデアは時代によって変わりますが、アイデアを出す方法はいつの時代も共通しています。
一度手に入れたアイデア出しの方法は一生使える知識になりますので、参考文献にあげた本などを参考に、ぜひとも長くにわたって使える武器を手に入れてください。
参考文献
ps
アイデアがあっても形にできない人が多いと思いますが、私がプログラミングを勉強している一つの理由が、自分のアイデアを形にするためです。