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ついついスマホで買ってしまうのは天気のせい?環境と広告効果の関係について

スマホだと、ついついポチっと買ってしまうことがありますよね。

例えば、現金よりカードの方が、支払っているイメージがわきにくいので消費しやすいということが実験によってわかっていますが(直感的にもわかる)、もちろんスマホでも同じことが言えます。

しかし、ついついポチっの原因は「スマホだから」というだけではなく、様々な原因が絡み合っているかもしれません。

今回は、そんな「スマホでついつい買ってしまう」が増える環境的要因を3つお話していきます。

ぜひともその3つを頭に置いておいて、「あっ、今買いやすい状態だから気をつけないと」と買うのをとどまれるようにしてください。

もしくは、広告関係のお仕事をされている方でしたら、ぜひともこれらを利用して広告効果をあげてください。

集団の方が買いやすい

「赤信号 みんなで渡れば 怖くない」

みたいな感覚なのでしょうか。一般的に集団の方がものを買いやすくなってしまいます

例えば、一人で買い物をしているときより、友人などと買い物に行っているときの方が消費は激しくなります。

普段だったらこんなもの買わないのに、ノリで買ってしまったとか、友人も買っているから買ってしまった、なんて経験はありませんか?

ですので、集団を巻き込むような広告戦略には、気をつけなければなりません。

それを踏まえてスマホで購入する場合を考えると、例えば「50%OFFのクーポン」よりも、「1つ買えばもう1つ無料」の方が買いやすくなります。

「誰かに紹介すると……」みたいなものも、集団を意識させるので、気をつけなければならないわけですね。

満員電車は買いやすい

通勤している人を対象に行った実験で、満員電車かそうでないかを調べたところ、満員電車の人の方がスマホでの購買率が高かったそうです。

この主な原因は、パーソナルスペースの侵食と没頭感です。

ちなみにパーソナルスペースってご存知でしょうか?

人は自分の周りに、これ以上は近づいてほしくないという物理的な線引きをしています。

例えば、初対面の人がいきなり肩をくっつけるくらいに近づいてきたら不快ですよね?

そんな風に、誰しも近づいてほしくないパーソナルなスペースを持っているのです。もちろん、仲良くなったらパーソナルスペースは狭まっていきますが。

満員電車ではこのパーソナルスペースが簡単に侵食されてしまいます。そのため、スマホを見ながら満員電車に乗っている人は、その不快感を紛らわせるためによりスマホの世界に没頭してしまいます。

それに加えてストレスなどにより冷静な判断が出来なかったりして、ついついポチっと買ってしまうことが増えるのです。

晴れていると買いやすい

例えばテレビであれば、天気が悪い方が広告の効果は高かったそうです。これは天気が悪い方が家の中でテレビを見ている人が多いという、数の問題が主だったのでしょう。

しかし、スマホでは天気が良い方が一般的にものを買いやすいということが統計データなどからわかっています。

これは広告を見た数が増えたからではなく、購買率が上がったから、という理由によるものでした。

スマホなら外でも見れるため、見ている数は天気の良し悪しでは変わらないものの、天気が良いと気分もよくてつい買ってしまうという部分が購買率に影響したようです。

しかし、天気が悪い方が購買率が上がった広告もありました。

それは、予防的な言い方など、ネガティブな感情に基づいた広告です。

例えば「この機会をお見逃しなく」のように、「今買わないと高くなってしまうかもしれない…」という不安を掻き立てるような広告だと、天気が悪い日の方が効果があるようです。

人は感情で決断をしてしまいがちですが、天気による感情への影響は結構大きいようです。天気が悪いと心配症になってしまうという点は、覚えておいた方がいいかもしれません。

ちなみに感情と決断の関係についてはこちらの投稿で詳しくお話しています。

選択力を鈍らせる「感情バイアス」

以上のように、環境に影響され、普段なら買わないようなものもつい買ってしまうようになります。

逆にいうと、買わせる側はこれらを使って……例えば天気によって広告を変えるなどして、いかに買わせるかが大事になってくるわけです。

その他にも、広告効果をあげる目線でスマホの広告効果を上げる方法がたくさんのっているので、ご興味あれば以下の参考文献を手に取って見てみてください。

参考文献:Tapスマホで買ってしまう9つの理由

ps
買う側と買わせる側の戦いはいつまで続くのでしょうか。

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