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アイデアは「降ってくる」ものではなく、「降らせる」もの。アイデアを生み出す5つのステップ

アイデアが浮かばない……。

そう思ったときに意識的にしている行動ってありますか?

アイデアがどれだけ大事なものかを理解している人は多いと思いますが、そのアイデアを得るために努力をしている人は案外少ないように思えます。

アイデアって「降ってくる」ようなイメージがあるからでしょうかね。

もちろんそうやって降ってくる場合もありますが、継続して成果を上げている人は、この「降ってくる」という状況を自ら作り出すために努力をしています。

今回は、そうやってアイデアの見つけ方を模索した結果導き出された「アイデアを降らせるための5ステップ」を参考文献からご紹介します。

資料収集

アイデアとは、既存のものの新しい組み合わせのことです。

全く新しいアイデアなんてものはないと言ってもいいでしょう。

例えば科学的な大発見……ニュートンの「万有引力」や、ダーウィンの「進化論」、アインシュタインの「相対性理論」だって、その理論が出される前から、それを示すようなばらばらな研究結果が提示されていました。

それでは彼らの何がすごいかといえば、数々の研究と真剣に向き合い、疑問を持ち、そしてばらばらだったものを組み合わせたことなのです。

ですので、アイデアを生み出すためには、まずその材料がなければなりません。組み合わせるものがなければなりません。

そのために資料収集が欠かせないわけです。

そして、その対象は「すべてのもの」です。新しい組み合わせがアイデアなのですから、何が繋がるかはわかりませんし、無駄な情報なんて何一つないのです。

アイデアの集め方はこちらも参考になると思います。

独学で成功するための4つのステップ

考えまくる

次に、集まった資料について考えまくります。

まず最初は、その資料について教えられるくらい、自分の中に染み込ませましょう。

そうして染み込んだものについて、今度は書き出してみましょう

例えば小さなカードやメモ用紙なんかに書けば、アイデアの素を手で動かすことができます。多数のアイデアの素を近づけたりまとめたりするうちに何か見えてくるかもしれません。

次に、疑問点や気になることをまとめておいて、いつでも確認できるようにしておきます。アンテナを張っておいて、情報を拾いやすくするわけです。

このようにしてひたすら考え、アウトプットし、とにかく練って、いつだって生み出したいアイデアについて考えるような体制を作ります。

思考放棄と心の休息

材料が集まり、思考を重ね、意識していなくともいつの間にかそのことについて考えてしまう、というくらいになったら、次は思考をやめます

なんとも驚きな話ですよね。

人は集中しているときよりもリラックスして注意が散漫になっているときの方がアイデアが生れます。

また、一つのことばかり考えていると、アイデアが凝り固まってしまって、新しいことを考えづらくなってしまいます。

ですので、思考をやめて、心の休息に励むのです。

休息の方法は人それぞれですし、自分に合うものでなければ意味がないのですが、例えば運動瞑想なんかはおすすめです。

瞑想は何も考えない状態を作り出すものですので、考えをリセットしてリラックスするにはもってこいです。

また、何も考えないようにするのは結構難しいので、運動なんかで集中する対象を作ってあげるのもいいと思います。例えば身体の動きにかなり集中できるヨガやボルダリングなんかはおすすめです。

その他にも感情を刺激するような……音楽や絵画、物語なんかも、心の休息にはいいでしょう。

アイデアが降ってきた!

これらの過程を経て、いよいよアイデアが降ってくるわけです。

しかし、いつ降ってくるのかはわかりません。

ですので、いつでもアイデアを受け止められるようにメモの準備は怠らないようにしましょう。

例えば、一番アイデアがうまれやすい場所ってどこだと思いますか?

ある研究だと、それはシャワールームだったそうです。

たしかにリラックスできますし、他のこともできないので、アイデアを出すにはもってこいですが、そうして降ってきたアイデアが水とともに流れてしまってはやるせないですからね。お風呂でもメモできるくらいいつでもメモできる体制を作りましょう。

また、どんなアイデアがすごくて、どんなアイデアはだめなのかということは、大抵ひらめいた瞬間はわかりません。

例えば、とんでもない発見をしてしまったと思ったのに、よくよく考えたらたいしたことでなかったとか、メモのすみっこに書いたひらめいた瞬間を思い出せないくらいのことが大成功のきっかけになったとか、そんなことはよくある話です。

ですので、どんな些細なアイデアでも拾えるように準備しておきましょう。

せっかく降ってきても、取りこぼしてしまっては意味がないので。

アイデアの書きとどめ方については、こちらも参考になると思います。

とっておきの「一軍ノート」でアイデアをいつでもアウトプットできるようにしよう

具体化と洗練

せっかくアイデアがあっても、行動しなければ、アイデアが他人に知られなければ、それはアイデアがないのと同じです。

ですので、アイデアが生まれたら、次は具体化して、人に見せることができる状態にしましょう。

その方法はなんでも大丈夫です。

例えば、仕事のアイデアだったら企画書やイメージを絵にしたり、音楽だったらデモテープを作ったり、絵や漫画なんかだったらラフ画やネームを描いたり、とにかく人に見せれるような状態にします。

そしてその状態にできたら、信頼できる知人に批判を仰ぎます

全く違う視点で見てもらえれば、アイデアをよりよくする方法が見つかるかもしれません。

最初はほとんど形になっていないアイデアも、このようにして洗練していけば、次第に価値あるものになっていきます。

そしたら後は行動するだけ。アイデアを手元に大事に取っておいても何にもなりません。自信をもってその磨かれたアイデアを披露しましょう。

参考文献:アイデアのつくり方(ジェームス W.ヤング)

ps
最近、ノマドワーカーに憧れています。大変そうとか、本当にうまくいくのかとか思う前に、まずは調べてそして行動。
プログラミングなら、ノマドでもそうでなくとも今後やっていけそうなので、とりあえず勉強の比率を変えて、方法も改善していきたいと思います。
行動が大事……って言葉でいうのは簡単ですが、それが一番難しいですよね。

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