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エッセンシャル思考 〜効率的に賢く生きる〜

新宿の書店でうろうろしている時に平積みされたこの本に出会った。
表紙のインパクトもさることながら、様々な雑務に苦しめられている自身の働き方を否定するような文言に興味が湧いたと思ったら手にとっていた。

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この本で述べられていることは「無駄な仕事はやめて真に重要な仕事にのみ集中して取り組もう」ということに限られる。

多くの物事は無価値であり、
非常に少数の物事にのみ価値があり影響力をもつ。
エッセンシャル思考の人はその少数の価値ある物事の見極めに労力を費やす。
多くの選択肢を比較検討する過程で、自分の本当の望みを明確に知ることができる。

この選択肢の見極め作業には以下の4つの要点があることを留意しておきたい。

・考えるための時間・場所を確保し、集中せざるをえなくする
・情報の本質を見抜くために、出来事を大局的に、様々な視点から見る
・判断力を高めるために、睡眠時間を確保する
・不要な選択肢を切り捨てるため、あえて厳しい基準を設ける

どうでもいい事に労力を割くことを避けるために、
具体的で魅力的、意味があって覚えやすい目的・目標を定めることが重要だ。

また、依頼事項に対して断る手法については本書に体系的に明記されているので、
振り返りたい時にその項目を読み返そうと思う。

エッセンシャル思考において仕事を上手く、楽しくこなすコツは
「少しずつでも前進している感覚」を積み重ねることだ。
そのために重要なのは、自身が抱えている課題に対し、小さくてもいいから早く取り掛かること。
そうすることで締め切りまでのバッファを確保できるし、
小さな達成感を積み重ねていくことができる。

本質的な行動は習慣化することで、そこに割いていたエネルギーをより有効な事に使うことができる。
この習慣化する時には労力がかかるかもしれないが、その後に得られるメリットは非常に大きい。
悪い習慣を変えるためには、その行動を引き起こすトリガーを
意識的に別の有益な行動に結びつけるとよい。

人は同時に一つの事にしか集中できない。
今、何が最も重要なのかを見極めることが必要である。
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私はこれまで上司や先輩・同僚に頼まれる仕事全てにYESと言い、
その仕事がどれほど重要なのか検討もせずこなしてきたように思う。

以前noteに書いた「伝説の新人」では、何事も積極的に取り組んでいくべきだと書かれていたが、
何でもかんでも引き受ければよいということでもない。
(伝説の新人ではそう書かれていた記憶があるが…)

若手のうちは何事にもチャレンジして経験を積みたいので、
YESという機会が多いように思うが、
「より少なく、より良く」の考えを常に頭の片隅においておこうと思う。

将来結婚して家庭を持つようになった時にはこの本をもう一度手に取りたいと思った。

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