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図鑑を片手に歩きたい。

最近、鳥が賑やかだ。
鳥たちにとっても心地よい気候になったから、元気に飛び回っているんだろうかと想像してみる。
とここで、想像しか出来ないことに気づく。全然、鳥について詳しくないのだ。

目の前を飛ぶ山鳥が、なんという名前の鳥なのか。
どんな習性で、なにをしにやってきているのか。
冬が来たら、どこかへ行ってしまうのか。
そんなことを、なにも知らない。

鳥だけではない。
植物のことだってそうだ。食べたことのある草は判別がつくが、名前を知らない草の方が多い。どんな土壌を好み、どの時期に元気になるのか。
そんなことを、全く知らない。
虫やその他の動物も同じように。


想像できるということも、とても大事なことだと思う。けれど、知識がある状態で想像することと、何もない状態で想像するのでは、結果に大きな差が現れる。
漠然とした想像と、細部までイメージのできる想像と。どちらかというと、細部まで想像できるほうが楽しい。

そんなとき、図鑑を片手に歩いてみたい、と思うようになった。知らないことを知ること、ヒト以外の動物の習性を知ることは、その行為そのものが豊かさなのではないか。

そしていつか、こどもと一緒に自然を歩き、「あの鳥はね。」と話してあげられるようになりたい。

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三宅コータ
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