とべバッタ
ダイナミックに描かれた絵が特徴的で、文字は少ないのですが、内容はとても深く良い話です。
いつも周りにいる敵に見つからないようにビクビクしながら暮らしてるバッタ。そんな生活が嫌になって石の上でゆうゆうと日向ぼっこを始めます。そうしてしまえば、敵に見つかってしまうのを知っていたのに。案の定、ヘビとカマキリに見つかってしまいます!しかしバッタはそんな次から次へと現れる敵を交わしていき、どんどん進んでいきます。そして雲を突き破ってもうこれ以上上に行けなくなって下へと落ちていきます。海の魚に食べられそうになった時、今までに使ったことのなかった4枚の羽に気がつきます。がんばって動かしてみると、頼りない飛び方ですが、飛ぶことができました。トンボやちょうちょにバカにされてもバッタは気にせずに遥か彼方まで飛んでいきます。
この絵本を読むと、なんだか元気をもらえます。息子はバッタが好きなので読んで!と持ってきますが、読んでいる大人が感極まってきてしまいます…
良いお話なので是非読んでみてください。