なぜバカは質問の仕方がザコなのか

あなたの周りに、こんな"どうしようもないやつ"いませんか?

  • 調べるより聞いたほうが早いと思っている 
    しかし実は、何を知りたいのか自分でもわかっていない

  • 「なんか違うんですよね」と回答を突っぱねる
    でも何が違うかは説明できない

  • とりあえず首を突っ込む
    実は何の話か理解していないまま発言をして、なんかやってる感を出してくる

こういう“どうしようもない”やつが近くにいると、こちらの生産性は下がるし、チーム全体の雰囲気も悪くなる。
愛されキャラ、可愛がられるならいいのですが、シンプルにウザいだけ。

究極は放っておけばいいのですが、こういう人たちって質問の仕方もザコです。
質問のフォーマット、形式はいいんだけど、内容が見出しとズレてたり、結局何がしたいのか分からない。

質問されたらさすがに無視できないので、ただこちらの時間が奪われるだけ。

「まあいいか」と面倒で、今まで対処してなかったと思いますが、今の時代、退職を「卒業」と表現できてしまう風潮があり、さらにそれをSNSでアップする流行もあるので、良いことだけ書いてくれれば良いですがバカなのでグレーなことを書く恐れも。

なので対応を後回しにせず、より早くバカを自己消化してもらう仕組みを作るのが必要不可欠。

今回は
なぜ彼らは質問が下手なのか?
どう対処すればいいのか?
について、一緒に考えていければと思います。


なぜこんなにも質問の仕方がザコなのか

「自分で調べる」が分かってない

彼らは「わからなければ、周りが懇切丁寧快く教えてくれるはずだ」と無意識に考えています。なんなら「だってそれが仕事だもんな」などとまで思っているケースもあるかもしれません。
そうすると、公式docや資料を読み込む前にすぐ人に聞く。「もしかして自分でやれば5分でわかるのに?」と思うようなことでも、他人の時間を浪費する。

あるある会話
バカ:「このツールのこの使い方がわからないんですけど…」

あなた:「公式サイトに解説あるよ。見た?」

バカ:「え、見てないです…それどこですか?」

あなた:「(もう少し頭使えよ…)検索した?」

バカ:「いえ、してないです。マニュアルになかったので。」

あなた:「… あ、OK。了解。」

結局、あなたが検索方法まで教えるハメになるという、本末転倒です。

あと、「見たけど分からない」っていうやつもいますが、そういうやつは大体「それっぽい記事を発見しただけ」で、解読してはないのです。
最近だとChatGPTに、たった1会話しかしてないやつもいます。

それは「調べた」には該当しません。

「質問すれば答えてもらえる」と甘えている

多くの場合、彼らは失敗しても誰かが尻ぬぐいしてくれると思っています。そういう環境で育ったのか、なぜそう思っているのかは知りませんが。

だからこそ、自分で何とかしようという気持ちが足りない。
無責任に「聞けばいいや」で終わってしまうのです。

また、これは上司の課題でもあるのですが「分からないことがあったらなんでも聞いてください」を本当に言葉通り受け取っているケースも多いです。

本音と建前の区別が付かない、「いや、だって分かんないことあったらなんでも聞いてって言ってたじゃないですか」のようなスタンスでくるヤバいやつですね。要は1言ってもガチで1しか分からんやつです。

これは「日本が本音と建前の文化だから」という国のせいにはするのも間違いで、そもそも人間と人間のコミュニケーションには言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションという2つがあります。
バカは言語コミュニケーションのほうしか見えておらず、こういうやつに限って「僕の強みはコミュニケーション能力」とか言うのです。
なので結局自分にしかフォーカスしていないため、相手と互いに尊重し合うことが目的のコミュニケーション能力もないし、ただ手のかかるお荷物になるのです。

「逆に1言ったら1分かるわけなので、我慢して10まで教えてあげて、あとはアンドロイドのように指示を都度出して動いてもらうか」と思っても、こういうやつはなぜか途中で「俺はもっと輝ける」と思って転職しちゃうので、その希望も叶いません。


放っておくと発生する3つの悪影響

  1. 生産性の激減
    これはシンプルな理由ですね。何度も同じ質問を繰り返されると、上司の時間が奪われる。特に忙しい現場では致命的です。

  2. 組織全体のクオリティダウン
    「適当に質問すればいい」という甘えが蔓延すると、本人はだんだん「まあこれでいいか!一回見せてみよう!」とゴミを見せてくるようになります。それだけな三千里譲ってやっても良い気もしますが、他のメンバーまで調べなくなる恐れあるのでOUTです。

  3. 責任の所在が曖昧になる
    自分で考えないバカほど、失敗したときに「〇〇さんからそう聞いた」「僕はただ教わった通りに…」と責任を転嫁します。「ChatGPTがこう言ってましたけど…」と、GPTにまで責任転嫁します。


ストレスフリーに接する方法

4-1. “まず自分で考えてから”の仕組みを作る

悔しいし面倒ですが、やはりルールを作ってあげるのが即効性があります。

  • 3つの案を出させる
    質問する前に必ず「A案、B案、C案」を考えさせる。考えないまま質問してきたら突き返す。

  • ドキュメントを整備しておく
    マニュアルやFAQを充実させ、「ここに書いてあるから読んでね」と導ける環境を作る。

4-2. コストを最小限に抑える

これもちょっと申し訳ない気持ちになりますが、GPTに任せるというのが良いです。
社内でAIを使う価値は業務効率化より、こういう「うわ、ダル…」というのを任せられることだと思います。

  • AIの活用
    チャットボットや検索エンジンに投げれば済む質問はすべてそちらへ誘導する。人間が対応するのは最後の手段。

  • タイムリミットを決める
    質問対応は1回10分まで、と制限を設ける。無制限にダラダラ解説しない。

4-3. それでも改善しない場合

ここまでやっても大抵のやつは「やっぱりコミュニケーション取らないとな」とか言い始めて積極的に話しかけてくる、しまいには馴れ馴れしくなってくるので、距離をとりましょう。
あと、責任を突きつけてあげるのも効果的です。

  • 距離を置く
    一緒に仕事するしかない状況なら、最低限のやり取りのみに絞る。

  • 責任の明確化
    「最終判断はあなたの責任」というスタンスを徹底し、判断基準を共有しておく。


実は自分も…?

このセクションは完全に自戒なんですが。。

バカについてとやかく言うのは簡単ですが、知らず知らずのうちに自分も同じ轍を踏んでいる可能性はありませんか?
誰しも忙しいときほど「とりあえず人に聞こう」と思いがちです。でも、“最初の15分”を惜しまない、分からないことをガチ調査する習慣をつけるだけで、意外と解にたどり着けるものです。

大前提として、バカには最小限のコストで接し、あなたの大事な時間と労力を守ることが優先です。

そしてあなた自身も、いつの間にか「他力本願」になっていないか、時々振り返って、何なら一番のバカは自分……なんて笑えない事態は避けましょう。

この記事は管理職層の人が「本当は言いたいけど言えない本音」を代弁する気持ちで書きました。

もしこの記事を読んで「うわ、いるわ」と思い浮かんだ相手がいたら、勇気を出して「〇〇さん、一回この記事読んでみると良いかも」とぜひこの記事をシェアしてみてください。

次からは無駄な質問が減るかもしれません。いや、減らないかもしれないけど、少なくともあなたが困る前にこの記事が役立つことを願っています。

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