100日続けてみたら世界が変わった
100本ノック
100本ダッシュ
100日戦争
〇〇100選
とかとか。
生きていく中でやたらと目にする数字は、身近なようで全然身近じゃなかったっていう話。
2020年は前半戦から大荒れだった。聞いたことも見たこともない名前が連日テレビで報じられ、慣れない唇の動きで世界中が新参者に恐る。誰もがすぐに終わると思っていた新参者の奇行は2021年の背中が見えてきた今もまだ終わらない。
そんな2020年に「何かをしたい」とボンヤリ考えていた8月29日に僕は家族で10年ぶりの手持ち花火を楽しんでいた。
25歳になって家族で花火をする光景は忙しない日々を送っていた僕にとって哀愁しか漂ってなくて、まるで映画の1シーンのようだった。
その時に「映像は簡単に作れないけど、文章なら携帯一つで作れる」と思い今回の無謀な挑戦を思いついた。
そう「100日連続ショートストーリー投稿」企画を。
Instagramのストーリー機能は便利な事に24時間で消えてくれるから、自分に課題を課す時には使いやすいと思い#100日ショートショート とタグをつけて、8月30日の21時から僕の静かで主張の強い自主企画が始まった。
ルールは簡単で
1 『縦式』という縦書き専用アプリでmax140字の物語を書く
2 画像として書き出した文章をインスタのストーリーに #100日ショートショートと一緒に投稿する
だけ。
全てその日にあった出来事を書こうかと思ったけど、それそれはもう野球初心者がずっと130キロの球打つのと同じぐらいに大変で。
2日目の昼には「頓挫」の張り紙がオデコに貼られていた。けど、人の人生は面白い物で過去と現在は何かどっかで繋がっていて。
東京で1年を過ごした2018年4月〜2019年3月に書き溜めたぶつ切り状態の物語が、携帯の中に眠っていたから細々と企画をスタートし、続けてこれた。
結局100本中60本ぐらいは書き溜めていた物になってしまった。この結果に一瞬「いいのか?」って思ってしまったけど、100日続けた結果は変わらないからと自分を褒められた。
これも100日の成果なのかも知れない。
とりあえず1つの事を100日続けてみて感じたのは
1 100日は想像以上に短い
2 100日あれば世界は変わる
3 100日あれば人は成長できる
4 100日あれば人生は変わる
ということ。
100日ってざっくり1年の1/3なのに、人は意識しないとその長さ、短さを感じることが出来ない。
この企画をする前は1日の長さも1年の長さも意識せずに、ただ目の前にある幸せと不幸を手に取って過ごしていた。
でも1日の出来事や毎日積み上がっていくカウントを意識しだすと、目の前の不幸に手が伸びなくなった。
だから全世界に平等にプレゼントされた新参者の奇行が運ぶ不幸が気にならずにすんだ。
どれだけ世界が変わっても、自分が成長出来ていれば何の影響もなかった。
そして自分の人生とは暫く関係ないと思っていた事柄も続々と起こるのだから、100日の魔力はほんまに凄い。
最後に言いたいのは1つだけ。
30日でも良いから何かを続けてみること。
びっくりするぐらい成長できます。
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