龍王に会いたくて
誰かが絵を描いている姿を見るのが大好きです。
真っ白い紙から
どんな風に世界が広がっていくのか見ているとワクワクします。
「藤井さんの絵を見に行きたいな」
娘が夏休みに言いました。
藤井さんって?と聞き返しました。
「ニュース見てたら今、浜松美術館でさ、藤井さんの個展やっていて」
その言葉を聞き、次の日ニュースを見ていたら番組内で
藤井フミヤさんが
浜松美術館で個展をしていると言っていました。画面にうつった
『龍王』と言う絵を見て
「この絵が見たい!」
私も熱く思い家族みんなで美術館へ行きました。
私の中では
フミヤさん。と呼ぶ方がしっくりくるのですが
確かに娘が言うように藤井さんでもいいのですよね。
娘は「藤井さんは絵を描く方なの?」
と言うので
「チェッカーズという人気のグループの
ボーカルで、ソロになっても歌を歌っているんだよ」説明しましたら
「フミヤさんのお兄ちゃんもチェッカーズにいたよね」
夫が会話の仲間に入ってきたので
「弟だよー!」と伝えたらビックリしていました。
夫は芸能人についてあまり詳しくないところが
チャーミングだと思っています。
雨が降る中の美術館。
家族みんな美術館に行くのが大好きです。
ワクワクとドキドキで入場しました。
二階からの順路になっていて
会いたかった『龍王』には
すぐに会うことができました。
心に熱いものがわき上がり
あまりの迫力と細かさに
どうやって描いたのだろう??と
絵の近くで時間が経つのを忘れて見いってしまいました。
車椅子での移動は首に負担がかかるので
休憩しながら一つ一つ
絵を見ていきました。
女性をモデルにした作品が
丁寧に、
本当に丁寧に描かれていました。
アナログの、水彩画や、色鉛筆、油絵
ボールペン画、木を使った作品、デジタル画より
アナログの作品が多かったです。
力強かったり
繊細だったり
時間をかけて作品を一つ一つ見て
ただただ感動してしまいました。
フミヤさんが龍王を描いている
ビデオが流れていて
細かい作業を丁寧に丁寧に描いていて
「描いているとご飯とかいろんな作業するのを忘れちゃう」
ようなことを言っていて
私も絵を描くことが大好きなので
わかるー!と強く思いました。
首にコルセットを着けている姿だったり、
集中して描いている姿を見て
華やかなイメージのフミヤさんの
違う一面を見た気持ちになりました。
「コロナがはやく終息するように。思いを込めて描いているよ」
龍王を描きながら言っていました。
フミヤさんの言葉が壁の所々に書いてあり
「絵の世界はなんでもできる」
という言葉が心に響きました。
(娘も同じことを言っていました)
写真を撮っても大丈夫な作品も
ありましたので少しご紹介します。
さまざまな女性の絵が描かれていました。
どの作品も
本当に丁寧に繊細に描かれていました。
夫の眼鏡姿も実に素敵です(突然の惚気)
大きな作品もたくさんありました。
身体が痛くて時間をかけて見られない作品もありましたが
何度も見に行きたくなる個展でした。
壁に書かれていた文字に
「画家になりたい」
と書いてあり、
こんなに凄い作品を書いて個展を開いていても
フミヤさんは自分の事を画家と思っていないのかな?と思い
心がぎゅっとなりました。
私も娘も絵を描くこと、物語を作ることが大好きです。
一瞬にして別世界に行ける
魔法のようなツールだと思っています。
絵や文章には人柄がでると言われていますが
本当にそうだなぁ。といつも思います。
病気でしんどいから絵を描くことを諦めそうになっていましたが
フミヤさんの絵を見て沢山パワーをいただきました。
私も自分のペースですが楽しみながら
絵や物語を作っていこう!!と強く思いました。
芸術作品を見ると
その人の生き様を見ているようで
とても元気をいただきます。
また色々と美術館に行ける日を楽しみにしつつ
自分の作品もコツコツ作っていこうと思いました。
連れて行ってくださった夫と
フミヤさんの個展の情報を教えてくださった娘に
そして、
素晴らしい数々の作品を
描いてくださった
藤井フミヤさんに心から感謝です。
本当にありがとうございます。
あぁ、できることならずっと絵を描いていたい!!!
絵っていいですね!!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
心から感謝の気持ちを込めて。