私 (@kossmori) が働くアメリカのスタートアップでは、どんな会話においても ”Is there a design doc?” (デザインドックはないの?) という質問が連発します。 会話のコンテクストを合わせるため、取り組みの背景を理解するための必須資料として位置づけられています。 デザインドックは技術詳細を書いた仕様書ではありません。 取組みに関わる Why, What, How と、ハイレベルな実装戦略、主要な設計上の決定、決定の際に考慮されたトレードオフに
成長するスタートアップには、いくつかの共通点があります。そのひとつは、ランディングページを最適化し続けていること。 創業時から PMF にたどり着くまでの間で何度も A/B テストを重ね、スケール時にも更に磨き込んでいきます。 私 (@kossmori) が働くアメリカのスタートアップでも過去5年で 200回 近くランディングページの実験を行っています。購買導線を含めると、先日 2000回 を超えました。 ランディングページはプロダクトそのものです。 ユーザーにとって
日本を離れて10年目の私が 「衰退が確定した国におけるプランB」という素晴らしい記事を読み、外から見た日本という切り口で書きたくなった。タイトルが釣りと言われるかもしれないが内容は被らないので、Taejun さん記事を読んで何か感じた方は、この記事も読む価値はあると思う。 まだ読んでいない方は、読んでから是非戻ってきてほしい。 この note を開いた人は 「衰退が確定した国におけるプランB」を読んだという前提で、まとめは書かない。 前置き “I can explai
やりたいこと、やるべき(と思い込んでいる)ことが多すぎて、次の一手を決めるのに悩むことはありませんか?優先順位づけのフレームワークを持っていると、そんな悩みを少し減らすことができます。 前回の投稿: 「プロダクトマネージャーの必須スキル: デザインドックの書き方」では、チーム間コミュニケーションを飛躍的に改善するツールとしてデザインドックを紹介しました。(想像以上の反響で驚きました。Note の 1面トップを飾ったことも🎉) 今回は私 (@kossmori) が働くアメ
あなたの脳が1日で行う意思決定の回数を知っていますか?正解は.. 3万5千回 多くは無意識の意思決定です。無意識でない意思決定はエネルギー消費が激しいので、脳みそは常に省エネモードで機能しているんです。 こんにちは、@kossmori です。 質のある決断を下す回数には限界があります。Facebook のマーク・ザッカーバーグが毎日同じ服を着る理由も、Amazon のジェフ・ベゾスが自分で食事を選ばない理由も、意思決定のエネルギーを最も重要なことに集中させるためです。
こんにちは @kossmori です。アメリカのスタートアップでプロダクトマネージャーをしています (アメリカ市場のグロースを担当)。普段からクオーター毎に組織のゴール設定をしてるのですが、相談を受ける機会が増えてきたので、ゴール設定の極意について書いてみようと思った次第です。テンプレに関しては最後のほうに記載してます。 ゴール設定は成功への設計図 適切なゴール設定はスタートアップの成功に不可欠です。ハイパフォーマンスなチームやスタートアップの絶対条件であり、成功に近づくた
こんにちは @kossmori です。以前、スタートアップの爆速成長のカギを握る Growth (グロース)の本質という投稿で、Growth は従来のマーケティングでも「ハック」でも無いということを書きました。 15年前の「グロース・ハッキング」は次第に「グロース・マーケティング」に変わり、今では従来のマーケティングツール上での実験と最適化を軸としたマーケティング手法はもはや当たりまえ (広告、ソーシャルメディア、Email など。) グロース・マーケティングは単なる「
こんにちは。アメリカのとあるスタートアップで、アメリカ市場のグロースを担当しています (Twitter: @kossmori ) グロースの本質について興味がある方はこちらを読んでみてください。 今回の投稿は用語整理的な意味も兼ねて、6年間ほどシリコンバレーのスタートアップシーンにどっぷり浸かってみた私なりの、スタートアップの成長と PMF (プロダクトマーケットフィット) についての解釈をまとめようと思い書いています。 追記: 思った以上に反響あり、この記事のおかげで
「あなたのチームは、1週間で何回実験を回せますか?」この質問に即座に的確に答えられたら、もしかしたらこの記事は読まなくていいかもしれません。 読んでいただいた方は、フェイスブック、アマゾン、ネットフリックスなど太刀打ちしようがないように思える企業や、人々が使わずにはいられないサービスを生み出すスタートアップに共通する「 Growth (グロース)」について、少しイメージが湧くのではないかと思います。 先に記事のまとめを書いておきます。 ・たぶん日本語で初めて Growt