僕の本の出版がキャンセルになった話
とある出版社から「構成技術に関する本を出さないか?」という打診をいただいた。
構成というのはちょっと特殊な技術だと思っていて、
早稲田大学エクステンションセンターで講座を始めた時は
本当にニーズがあるのかな・・・と
半信半疑だったことを覚えている。
それから5年が過ぎ、
講座は相変わらず続いており、
継続して参加してくれている生徒の腕は
みるみる上がり、
改めて構成という技術の効果を実感している。
そんな中、構成の技術を面白がってくれる出版社の方がいて、
出版へ向けて準備をしてきたのだが
結論、企画が不採用となり、日の目を見ることは無くなった。
ただその過程で
自分がどんな技術を教えていて
知った人にどうなって欲しくて
そのためにどんなポイントがあって
なぜそれをすれば差別化できるのか
などを改めて見つめ直す良い機会になった。
構成にはいろいろな技術があるが
中でも冒頭の掴み
について考えていることが多く、
それに関する分析もしていて
実際に講座でもよくそのポイントを伝えていた。
出版社の方々も中身は面白いと思ってくれたようで
それはとても嬉しい。
ネックとなったのは
著者、つまり僕にネームバリューがないことらしい。
それは事実なので仕方ないと思う。
本を作るからには売れないと意味がないし、
出版社のビジネスなのだから。
逆に言えば自分にネームバリューがあれば
面白い展開になっていた可能性もある。
ボトルネックが明らかになったし
また人生のネタが1つ増えたということで
これはこれでO K。
学生時代にやっていたアカペラバンドで
プロデビュー目前にクビになったが
今回は、本の出版直前でNGに。
人生何が起こるかわからない。
そしてまたいつかのネタになればと思いつつ、
このエピソードは一旦おしまい。
声をかけてくださった出版社の方には本当に感謝。
とても面白い経験をさせていただいた。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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