アイディア農場プロジェクト:法務パーソンのためのアウトプット生産のエコシステム(2020/11/28更新、2019/10/26開始)
「このページは通読用のものではありません。
ここにあるのは、思考の断片、アイディアの種です。
毎日ひとつを取り上げて読み、それに対して考えを巡らせてください。
そこから、新しいアイディアが芽を吹き、成長することを期待します。」(野口悠紀雄さん)
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【更新履歴】
[2020/11/28追記]一年ほど経っているので、現在の状況を追記した。
▼アウトプットのシステム
・スキマ時間にツイッターでいいね、を押しておいて、落ち着いた場所で、MacBook ProやiPadを使って、読み返しつつ、コメントつけてリツイートすると、いろいろ捗る。少なくとも、自分にはフィットする。
・通勤時間でiPhoneでツイッターのタイムラインを読んで、リンク先の長文記事は、ブックマークではなく、リーディングリストに保存して、家でMacBook Proで落ち着いて読むのが、とても捗る。
リーディングリストに追加するときは、リンク先を開かず、URLを長押しで追加するとさらに捗る。
実は、ツイッターで、ハートマークのいいねを押すよりも、リンク先をクリックすることの方が大切。いいねを押すことで満足してしまいがちだから。
そのような流れを経て、「いいねをすぐに押す」のでもなく、「リンクをその場でクリックして、リンク先にすぐに飛ぶ」のでもない方法がいいことに気づいた。
通勤中にiPhoneでリーディングリストに記事を追加していき、家でMacBook Proで同期されている記事をゆっくり読んで、気づいたことをTweetDeckでつぶやくという流れだ。これは最高の流れ。
TweetDeckを使うときの最大のポイントは、タイムラインのカラムを表示させないこと。こうすることによって、アウトプットに集中できる。
以前は、iOSアプリでは、ツイートのタイムラインを見ずに、アウトプットに専念したいという目的でFasPosを愛用していて、macOSでも同様のアプリTweetShotがあるのでそれを使っていた。ただ、macOSで使えるTweetDeckであれば、自分がいいねをしたツイートの一覧、いいね・リツイートの一覧を一緒に見れるので、新たな発想が思いつきやすいし、作業が捗るので、今ではTweetShotは使っていないに等しい。
・iPhoneではFasPosというアウトプット専用のツイッターアプリを使っているが、アウトプットに専念できて、最高。アカウントの切り替えも、超絶に簡単。 アプリ製作者には感謝しかない。こんなアプリを作ってみたい。インスタでも、アウトプット専用アプリが欲しい。
iPhoneで入力する際に気をつけたいのは、ツイッターの画面を開いて、アイデアをつぶやき、記録しようとすることだ。ツイッターのタイムラインを見ているうちに、アイデアが消えてしまう。なので、FasPosというアウトプット専用のツイッターアプリかGoogleキープに入れよう。これはとても重要だ。
FasPosがうまく作動しないことがあった。なので、fasteverやWorkFlowyに最近は入力している。
■音声入力
・音声入力を利用する。音声入力からアイデアを作るプロセスを構築する。音声入力の精度が以前よりも高くなっていて、使えるツール、テクノロジーになっている。
AIが雇用を減らしていくという言説があるが、実は基礎的なテクノロジーさえ使いこなせていない。マイクロソフトのアプリケーションを使いこなす、グーグルの検索を使いこなすことも実は大事。生産性に大きく関わっている。
・speechyというiOSアプリは、音声入力には最高のツール。やはり長時間、音声入力が続けられるのは最高だ。つまり思考の断絶がない。もちろん、このアプリも完璧ではなく、長時間音声入力をしているとなぜか反応が悪くなる。でも、一度、音声入力をストップし、再度音声入力をスタートすれば、パフォーマンスは回復する。
英語に翻訳してくれるのもすごい。しかも一瞬で翻訳してくれる。そんな機能があったんだろうか、今まで。力を感じる。このアプリの底力を感じる。
・内省をすることが、パフォーマンス向上につながるようだ。自分を見つめることがパフォーマンス向上につながるようだ。具体的に何に対するパフォーマンスなのか? 確か、15分間、今日1日を見つめることができたらパフォーマンスが上がると書いてあったように記憶している。その内省のためのツールとして、音声入力は適している。SpeechyというiOSアプリがオススメ。
・音声入力をした後に、私は、グーグルキープ(Google版のメモ帳)に適宜、転記している。とても使いやすい。Googleドキュメントではなく、Googleキープだ。iPhoneでもWindowsのパソコンでもMacBookでもiPadでも見ることができる。シームレスで使いやすいので、Googleキープを使っている。→[2020/11/28追記]今月よりGoogleドキュメントをメインに使っている。Googleキープは久しく使っていない。
最近は、グーグルキープに入れずに、そのままWorkFlowyに入れている。WorkFlowyにだけ記録している。
以前は、fasteverをiPhoneにおけるアイデア入力アプリとして使っていたが、今では、fasteverは事実を記載するのみとなっている。
■一日の振り返りとそのツール
・振り返りのツールとして、有用なのが、iOSアプリの「Speechy」。シンプルな音声入力アプリだが、有料版は数分間の音声入力に耐えられるため、思考が寸断されない。→[2020/11/28追記]仕事帰りに歩きながら音声入力をすれば、気軽に振り返りができる。振り返るためには記録が必要。映画『TENET』でも記録の重要さは語られていた。Googleドキュメントの日記ファイルかinboxファイルに転記する。
■ひらめきを逃さない、スパークを文字化する工夫
・アイデアの断片を頭の中から出すところから、アウトプットをするまでのプロセスの初手を、iOS音声入力アプリのSpeechyで行うと、スムーズに流れて、とてもいい。
つまり、iOSの音声入力アプリのSpeechyで音声入力→Googleキープで加工、追記、編集→最終アウトプット用のファイル、ブログ、メールに転記し最終化→公開・アウトプット、という流れ。
この流れで、とてもスムーズにアウトプットまで進められる。
散歩中、寝る前、入浴後、起床直後にアイデアがひらめきやすい。私自身の体験からすると、お風呂よりもシャワーを浴びた時の方が発想力が高まる。特に朝のシャワーを浴びた直後に、シャワーを浴びている最中に思い付いたことを、音声入力でひたすら喋って記憶するという習慣ができたくらいだ。
iOSの標準音声入力は、1分程度で切れてしまい、音声入力を再開する手間が煩わしい。また、その間に、アイデアが霧散する恐怖がある。
* ふわっとしたアイデア、アイデアの断片が頭に浮上するときがある。その場合、ツイッターを使ってアウトプットしてはダメ。他人のツイートが目に入り、アイデアや断片が消える場合がある。他者が呟きを見るという弱い圧力も消える要因。
アウトプット専用のツールfasteverやGoogleキープを使う。入力までの手数とファイルを選ぶことによる脳のメモリ消費からすると、fasteverの方に軍配が上がる。→[2020/11/28追記]fasteverの入力の閾値は極めて低い。まず入力するファイルを選ぶ必要がない。ただ、格納先がEvernoteになるので、活用が仕切れていない。Googleドキュメントへ何とかして自動的に転記できるようにしたい。
■その他
・macOSで、Split Viewが簡単にできる。これは便利。 ツイートを整理する際に、これを使っている。ツイートを集積する先は、一旦、グーグルドキュメントがいいのではないか。
https://www.maturikun.com/entry/gamenbunkatu
・個別具体的な法律分析も大切だが、真に考えたいのは、フレームワークやアルゴリズムだ。フレームワークやアルゴリズムが真に価値あるアウトプットだ。アウトプットを作った後に自問自答する、このアウトプットは、フレームワークになっているか?アルゴリズムになっているか?→[2020/11/28追記]確かに、いまなお重要な視点だ。
・いかに発想を広げるかが大事だ。発散と収束。実は、発散は簡単だ。連想ゲームをすればいい。飛躍をしていても大丈夫。
発散させた後は、フレームワークを作ることが大事。発散させた後は、そこに目を向けよ。
・業界団体、法務パーソンの集まる研究会も、アウトプット生産のための一つのツールであり、要素だ。ツールやフレームワーク創出機関としての外部研究会。強制的にアウトプットをする場を設ける。しかも自ら場を創出する。
一人法務の場合、壁打ち相手も少なく、なかなか自社でフレームワークを作るのが難しい。ツールを作り出すゆりかご、つまり、インキュベーションの「場」もエコシステムの重要な要素の一つ。ゆりかごとしての外部の研究会に参加するのはどうだろうか。
▼日常の過ごし方
・確かに。それぞれの人の個性に合わせて、実世界を幅広く体験するという手段で、広い世界を知った方がよいか等を探るのが吉かなと思いつつも、常時オンラインで、just do itが叫ばれる中では、深く深く考えることがより重要になってきているように感じる。刺激に反射的に飛びついて、アクションすることだけが重要ではない。
「Daisuke Inoue
@pianonoki
凄い人に会う、広い世界を知る、新しい経験をする。何なら全部要らない。カントは生まれたケーニヒスベルクの街を生涯出ず、読書と執筆と通勤と散歩以外は何もせず、世界を変える賢人になった。彼は人間の考える力=理性の力を信じ、ただひたすら考えた。まず超超超超考えよ。人脈とかその後と思ってる
午前8:02 · 2019年5月15日·Twitter for iPhone」
以上