第12回 タンギング"どこでするのか"問題
みなさん、こんにちは。
東京佼成ウインドオーケストラ クラリネット兼コントラバスクラリネット奏者の原浩介です。
今回は、私のマガジンを定期購読頂いている方から頂いた質問をもとに記事を書いてみようと思います!
本当に励みになりますし、しっかり届いているんだなと嬉しい限りです!
このnoteが活きた場所になっていけたらと思っているので、これからもいつでもご質問お待ちしています!
さっそくですが、
このような質問をいただきました。
とっても良い質問で、私自身必ずお伝えしたいと思っていた項目ですので、今回この事について書いていきたいと思います。
以前にもタンギングについての記事はお話していますが、
この第3回の記事では、タンギングの基本動作について細かくお伝えさせていただきました。
クラリネットにおいてのタンギングとはどのような動作のことを言うのかを軸に、その練習方法や基礎練習への応用について書きました。
今回の第12回では、より具体的な奏法についてお話していこうと思います!
タンギングの基本動作のおさらい
クラリネットにおいてのタンギングという動作は、どのようなことを言うのか、今一度おさらいしてみましょう。
タンギングと聞くと、以前よりよく言われている言葉に
舌を突く
という言葉がありますね。
これも間違いではないのですが、より細かく動作を考えることが今の主流となっていますよね。
ですので、読み頂いている方々は今日からタンギングとは、
①舌をリードに付ける
②舌をリードから離す
この二つの動作をタンギングというんだ、と覚えて欲しいと思います。
そして、今回の1番のポイントである、
その動作を"舌のどの位置でするのか"について一緒に考えていきたいと思います。
舌のどの位置でタンギングするのが良いのか…
舌の長さにも個人差がありますので、例えば一つの解答としては、
と言う感じです。ですが、この曖昧になっている奏法を最終的に具体的な奏法として身に付けていくことが今回の最大のワークです。
正しいタンギング位置を"確かめる方法"と、実際に正しい位置でタンギングしていないと起きてしまう"音色や奏法への弊害"は確実に存在しますので、いくつかのチェック項目を一緒に確認していくことで、確固たる正解が見つかるはずです!
タンギングする位置の確認方法について
それでは、実践編に入りましょう。
一緒にタンギング位置について考えていきます。
確認する方法は、実際に楽器を用意した方がいいかなと思います。
今手元になくても、また楽器を出した時に再度確認してみてください。
確認方法は以下の通りです。
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