【こんなに違う】「家族のための時間」の妻と夫の捉え方
同じモノを見ていても、"どう見えているか"は人によって全く違うもの。
家族(夫婦)であっても、それは当てはまります。
今日は、
・お父さんの1日の時間の使い方
・お母さんの1日の時間の使い方
それぞれの見え方について、夫婦の間に生じやすいギャップの典型例(あるある)をご紹介したいと思います。
ここでは、生後10ヶ月くらいの子どもが1人いるようなご家庭を例にしてみます。
※この記事は、「見方は人によって違う」ということをわかりやすく示すために、典型例(あるある)を強調して書いています。全ての夫婦に当てはまるという趣旨ではありません。
「お父さんの1日の時間の使い方」はどう見える?
まずは、お父さんの1日の時間の使い方の見え方です。
お母さんからすると、こう見えていることがよくあります。
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「ダンナが家事育児をする時間が短すぎ!」というよくある問題です。
朝起きて、(お母さんが作ってくれた)朝ごはん食べて、夜遅く帰ってきて、(お母さんが作ってくれた)夜ごはん食べて、寝るだけ、的な。
「もうちょっと家族のために動いてくれてもいいんじゃない?」という思いを持ったお母さんたちは全国にたくさんいるのではないでしょうか。
でもお父さんからすると、そう言われてしまうとちょっとモヤっとするところもあるんですよね。
「家族(妻や子ども)が幸せに暮らしていくために、嫌なことも我慢して仕事を頑張っているんだけどなぁ。
毎月ちゃんとお給料が入ってくるというのは当たり前のことではないんだけど…」
という心の声が聞こえてきそうです。
仕事の時間が「家族のために働く時間」にカウントされないと、ちょっと辛いわけです。
つまり、お父さんは自分の時間の使い方をこういう風に捉えているんですね。
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まとめると、「家族のために働く時間」については夫婦の間にこのようなギャップがあることになります。
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「お母さんの1日の時間の使い方」はどう見える?
せっかくなので、お母さんの1日の時間の使い方も見てみましょう。
お父さんからすると、こう見えていることがよくあります。
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会社で働くというタスクがないお母さんの1日は、お父さんからすると「毎日が日曜日じゃん!」と思えることがあります。
(こらこら、そんなこと言っていると怒られますよ…)
もちろん、お母さんが自分や子供のために家事・育児を頑張ってくれているのはわかります。
でも、「とはいっても、会社の仕事よりは大変じゃないよねー」と思う気持ちもどこかにあったりします。
売上をあげないといけないというプレッシャーはないし、上司やお客さんから怒られることもなく、会議や資料作りに追われることもないですからね…。
ここから、お父さんはお母さんの精神的重圧や身体的苦痛が実感としてイメージしづらいという問題が生まれます。
でも実際は、家事と育児はそんなに楽なものではありません。
ご飯を作る、お皿を片付ける、部屋を掃除する、洗濯物を洗う……というような分かりやすいタスクだけではなく、
家の中には「名もなき家事」がたくさんあるんです!
大量に買い込んだ食材を冷蔵庫に入れる、子どもが食べこぼしたご飯を掃除する、お風呂後のおむつと服一式を準備する、掃除機の紙パックを交換する……などなどなど。
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しかも、家事・育児には曜日によって休みなんてありません。
そんなこんなで、お母さんにとって家の中で家事・育児をしている時間は「終わりなき孤独な戦い」であったりします。
お母さんの頭の中は、こんな感じでしょうか。
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まとめると、お母さんの1日の時間の使い方にも、以下のようなギャップが生じるということです。
まとめ:ギャップは誰にでも生じる
お父さんの1日の時間の使い方については、
・お母さんから見ると、お父さんが会社で仕事をしている時間は「家族のために働く時間」にカウントされない
・お父さんからすると、会社で仕事をしている時間が「家族のために働く時間」にカウントされないのは辛いなぁという本音がある
というギャップがあります。
一方で、お母さんの1日の時間の使い方については、
・お父さんから見ると、会社で働くというタスクがないお母さんの1日は「楽そうだなぁ」と思えてしまう
・お母さんからすると、毎日の家事・育児は「終わりなき孤独な戦い」
というギャップがあります。
大切なことは、このギャップが生じるのはごく自然なことであって、決して「パートナーがダメだから」生じるものではないということかと思います。
つまり、ギャップは属人的な(その人だから生じる)ものではなく、構造的な(誰にでも生じる)ものである、ということです。
なので、「こういうギャップが起きがちである」ということを理解した上で、少し想像力の輪を広げていくことが大切です。
「会社の仕事でヘトヘトなのに、それに加えて家事や育児もやれっていうのか?」とか、
「私がどうしてこんなに疲れ切っているのに、家事や育児を少しでも一緒にやろうとしてくれないの?」
といった言葉が頭の中に浮かんできたら、ここで紹介した構造的なギャップを思い出すと、相手の気持ちを思いやったコミュニケーションにつながるのではないかと思います!
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