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2024/6/26 スリーパーさんとゴジラ君と松本散策

朝は10時ごろ、瓦レコードの上の階で起床。若干雨が降りそうだが降っていない、なんとも言えない天気。写真だと晴れてる感じだが、こんな良い天気ではなかった。カメラの向き大事。

朝の瓦レコード前、女鳥羽川


起きたらゆるゆると出かける準備をし、車に乗り込んでまつりちゃんと2人で出発。松本の友人、カイ君が家族でやってる蕎麦屋「佐々木」へ向かった。

佐々木

残念ながらカイ君はいなかったが、それはそれとして蕎麦を食べた。やっぱり信州蕎麦は最強、美味すぎる。

僕は音楽とかに全然関係なく、旅行でこの松本に来たことがあった。その際に「浅田」という蕎麦屋に入って、蕎麦ってこんなに美味いのか!と衝撃を受けた。それ以降、好きな食べ物を聞かれると「蕎麦」と答えることが多くなった。

それから何年も経って、まつりちゃんやりんご音楽祭や瓦レコードの関連でこうやって松本に何度も来るようになったのだが、なんやかんやの目的を差し置いても「蕎麦楽しみだな〜」と思いながら毎回松本に来ている。

信州で蕎麦を食べたことがない人はぜひ一度出会ってみてほしい。

美味い蕎麦


蕎麦を食べ終えたぐらい、スリーパーさんからの「昼ごはんいこ〜」というラインに気付いた。もう食べちゃったので後で一緒に温泉に行こう、というやりとりをし、そのまま車で二つ隣ぐらいの駅の辺りに向かった。

今回松本に来た用事の第1位はまつりちゃんのライブと僕にとっての最後の瓦レコードを楽しむこと、第2位は美味い蕎麦、第3位は温泉、そして第4位に位置するのが「サボテン堂開店のための機材集め」というノルマ。

ハードオフ

田舎のハードオフは掘り出し物がある、という迷信を信じて辿り着いたのがここ。CDやレコードも大量にあったのだが、なぜかそこいらのレコ屋よりもきっちり値付けがされていた。気合いが入っていた。

そしてそんな風にきっちりとした場所だったので、残念ながら求めていたマイクやキャノンは、しっかりと高いものとボロいジャンクとの2択だった。他で探そうか、と断念した。

座椅子

家具類は収穫があった。折りたためる座椅子、それから3口ついた電球を手に入れた。事前にざっくりといるものを洗い出しておいてよかった。


枇杷の湯

ハードオフから一旦瓦レコードに戻ったらスリーパーさんと合流した。そして、たまたま瓦の前をゴジラ君という友人が通りかかった。

昨日のイベント中、「松本に来たぜ!今日遊ぼうぜ!」と松本に住む友人の何人かに連絡しようと思い立ったのだが、うち1人は熱でダウンしてて、もう1人は今日の夜から一緒に大阪に行くということになった。

そしてこのゴジラ君も好きな友人で、連絡をしようと思ったのだが、連絡先が分からずに困っていた。なのでここで会えたのはめちゃくちゃ嬉しかった。

スリーパーさんの車の助手席から、僕が「乗ってく?風呂代ぐらい奢ってあげるよ」と勝手にゴジラ君をスリーパーさんの車に乗り込ませた。ゴジラ君は高校生、完全にイキった。

ゴジラ君

「枇杷の湯」という、何度か来たことのある温泉に到着。

僕とまつりちゃんとゴジラ君の風呂代は、しれっとスリーパーさんが全部出してくれた。イキって勝手に人増やしてごめんなさい。

僕は露天風呂でゴジラ君とずっと喋り込んでいた。割と音楽の趣味が近いので、バンドをオススメしあったり、音楽の話をしたり。楽しいし風呂も気持ち良いし最高だった。

1時間ぐらいいたのだが、スリーパーさんはそのほとんどをサウナに引きこもって過ごしていた。さすが!と思った。

風呂上がりのスリーパーさんとまつりちゃん


風呂を上がったら再度瓦レコードへ戻った。スリーパーさんは寝るとのこと、僕とまつりちゃんとゴジラ君は「軽くドライブに行こう!」という話になった。

そして、近くに美鈴湖という綺麗な湖があるとのことだったので、3人で車で美鈴湖に向かった。

その道中、昼に蕎麦を食ったのにも関わらず腹が減っていたので「どこかで飯が食いたい」と言うと、ゴジラ君が「確か美鈴湖のほとりに喫茶店的なやつがあった気がする」と言っていたので、その不確かな情報を信じて美鈴湖のほとりに到着した。

カフェ ピラータ

ゴジラ君の言っていた通り、一軒だけお店があった。空いてるのか空いてないのかが分からずに恐る恐るドアを開けると、キレッキレのおっちゃんとドンと置かれたドラムがお出迎え。

店主のおっちゃんは元々弾き語りをやっていたらしく、大阪でどっぷり活動していたそう。共通の知り合いも数人いたが、その話はそこそこに、某宗教の裏側の話で大盛り上がりした。

ミュージシャンとしての美学、今と昔の音楽シーン。色々話していると気付けば3時間ぐらい経っていた。めちゃくちゃ楽しい店で、良い時間で、「またいつか来ます!」と伝えて店を後にした。ほんとにいつかまた来たい。

パスタも美味しかった


時間は20時ぐらい、瓦レコードに三度目の帰宅。スリーパーさんから「一杯だけ飲みに行こ」と誘われたので、近所にある「三重寿司」という寿司屋へ向かった。

ゴジラ君は「¥300だけ持ってますが、大丈夫……?」と言いながらついてきて、マグロ一貫だけを注文した。結局スリーパーさんが色々食べさせてあげてた。

ちょっとだけ足りてなかったお腹を満たし、軽く酒を飲んだ。気分は良くなり、瓦のイベントの準備のあるスリーパーさんと一緒にささっと三重寿司を出た。

三重寿司にて


4度目の瓦レコードへの帰宅。ゴジラ君といっぱい喋って「次は大阪来てな!」と約束して別れ、スリーパーさんに挨拶をし、この日からしばらく瓦レコードに滞在してバイトをするまつりちゃんとも別れた。

そして、最後に瓦レコードの店内を眺めた。4年前ぐらいから年2〜3回遊びに来ていて、サンサンタウンでも出演し、何度も寝て起きて寝て起きて遊んだし、友達もたくさんできた場所。他の人たちと比べれば遥かに思い入れは薄いが、それでも僕なりに色々思い出のある場所だった。

昨年死んじゃったヘルのことも思い出して、かなりセンチメンタルになって瓦レコードを後にした。


趣味の悪い夜行バス

1人で松本駅周辺まで歩いて行った。そして、ゆうすけさんという松本の友人に連絡をした。

昨日の夕方、「明日の昼に車で大阪に帰るんですけど、一緒に乗って行きません?」と誘っていた。

しかし車はまつりちゃんに預けることになったので、今朝あわてて「やっぱり車じゃなくて夜行バスで帰ります!一緒に夜行バスで大阪に行きましょう!代わりに今日の夕方ぐらいから飲みません?」と連絡していた。

が、上記の通り今日はスリーパーさんやゴジラ君と遊び回り、ゆうすけさんのことを完全に放置していた。「すみません、今しがた松本周辺につきました!」と連絡し、22時半ごろにようやく合流。バスの時間が迫っており、店に入る時間は全くなかった。

久々にクズムーブを取ったな〜〜と思いつつ缶ビールを一杯奢った。ゆうすけさんは「今日の夜に大阪に着くと思って連絡した友達がいたけどキャンセルしたからね」「先に言っといてくれたら朝から出てるバスで行ったのに」等言っていた、かわいそうだな〜と思った。

「これで許して」と缶ビールを奢ったが、「いや、今度車で大阪まで乗せてってもらうから!」という至極真っ当なことを言われた。

翌日のゆうすけさん

缶ビールを2人で飲み、飲み終わったら夜行バスに乗り込んだ。三列シート、お客さんはスカスカ、こんな快適な夜行バスは初めて乗った。ゆうすけさんもテンションが高かった。

大阪に帰っちゃうのは寂しかったが、なかなか眠れない夜行バスの中で徐々に日常へチューニングを合わせて行った。溜まった事務作業のこと、家に届いている新入荷のCDのこと、サボテン堂の開店準備、8月のイベントのブッキング、家で待ってる鳥2匹。

充分すぎるほど日常は楽しくて、よくよく考えたらそんなに帰るのは嫌じゃなかった。帰ったら鳥2匹と遊ぼうと思いながら寝た。

ラブちゃん!タマデ!

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