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noteをはじめました

はじめまして。宮城県仙台市の印刷会社に勤務するオオウチと申します。

普段は営業として主に仙台市内のお客様を担当し、チラシ・DM・パンフレット等をメインに、デザイン・編集・web・ムービー制作などを承っています。どこの地方にもチラホラあるような、印刷以外のこともやる、いわゆる総合印刷会社に在籍しています。

仙台市に拠点を構える会社としては社歴はそこそこ古く、地元企業のお客様に長年ご商売をさせてもらっているような会社になります。

僕自身は大学の経済学部を卒業したあと、新卒で就職せずに1〜2年ほどフラフラし、いまの会社に入社しました。印刷業界の独特な空気を肌身で体感し、5年ほど経ったある日突然退職し、違う業種の会社に転職をしました。

元々印刷業界に憧れていたわけでもないし、芸大でグラフィックを専攻してました、なんてバックボーンもありません。紙に対して特別な感情を抱いていたわけでもない。でも、街場で目にするフライヤーの格好良いデザインとか、手にした時の質感が妙にグッとくる装丁の本とか、紙と印刷にまつわる、「この紙モノはなんか良い!」という感性だけは、昔からあったかなぁと思っています。

そんなこんなで突然会社を辞め、業界が変わり、印刷から離れて気づきました。「やっぱり自分は印刷かもしれない」と。そこでせっかく転職した会社を再退職し、元々在籍していた印刷屋に出戻りました。この業界ではありがちなケースかもしれないです。

ただ、もちろん印刷業界・出戻った会社は相変わらず右肩下がりです。離れていた2年間ほどで劇的な売上増などはありません。そして当然、世の中の紙離れも止まる気配はなく。

一印刷屋で働く人間として、改めて思うことがあります。それは、この世の中の流れを少しでも変えるような努力を、今までこの業界はやってきたの?そして今こそ本気でやらなければならないんじゃないの?と。じゃないと、大好きな印刷が死んでしまう。

そんな状況の中で、自分には何ができるのか?そんなことをぼんやり考えていたところ、ウチの会社の先輩から声をかけてもらい、流れでこのnoteをはじめてみることにしました。

印刷の方法も実は色々あるし、紙だって本当は何千種類もの銘柄がある。だけど、そんな世界をご存知の方はほんの一部の方たちだけで、まだまだ認知されていない部分があると思っています。でも、本当に面白いのはそういう狭い世界のことで、僕としてはその面白さを少しでも伝えられればと思っています。

あとは、「なんかよく分からないけど、変わった印刷屋がいるな」と思ってもらえれば嬉しいです。どんなことでも構わないんですが、ふとした時に気軽に連絡できる印刷屋になれれば。たまに覗きにきてみてください。よろしくお願いします。

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