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AI時代の経済変化と不動産営業の未来

不動産営業として16年間、土地と建物という「実物資産」を扱ってきた私にとって、最近の経済環境の変化は目が離せないものとなっています。特に注目しているのが、成田悠輔氏の『22世紀の資本主義』で示された「データ資本主義」という考え方です。

これまで私たちは「いかに資産を形成するか」を重視してきました。しかし、AIの発展により、従来の価値観が大きく変わろうとしています。たとえば、私の営業現場でも、土地の価値評価にAIが活用され始め、取引のスピードが格段に上がっています。

ただし、この変化は脅威ではなく、むしろチャンスだと考えています。なぜなら、データ化が進むほど、実際の物件を見て、触れて、感じることのできる不動産営業の価値は逆に高まるからです。私自身、最近は物件データの分析と同時に、その土地ならではの暮らしの魅力を丁寧に伝えることに力を入れています。

そしてこの変化は、私たち営業職の働き方も変えていくでしょう。データ処理はAIに任せ、より創造的な価値提案に時間を使えるようになります。実際、私も水曜定休を活用し、新しいサービス開発や顧客との関係づくりに more時間を割けるようになってきました。

これからの時代、単なる資産形成だけでなく、データと人間らしい感性を組み合わせた新しい価値創造が重要になります。その意味で、私たち不動産営業には、データ時代だからこそできる、新しい役割があるのだと確信しています。

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