引退。そして人生の第2章へ
皆さんどうもフックです!
先日チームからリリースがあった通り、2021−2022シーズンをもってプロキャリアに区切りをつけ、引退することにしました。
これまで沢山の方々の応援や支えがあり、バスケットボールをプレーする事ができました。これまで関わってくれたすべての方々に感謝しています。
本当にありがとうございました。
小学校3年生からバスケを始めて、約20年バスケ一筋で生きてきました。バスケを初めてまもなくbjリーグが開幕して、自然とプロ選手を目指すようになり、高校は名門の北陸高校へ。
試合には全く出れず、一度は挫折しプロを目指すことを諦め大学に進学しましたが、結局バスケしかなくプロを再び目指し、卒業後もフリーターをしながら練習を続け、なんとか勝ち取ったプロチームでのプレーする権利。3シーズンという短いキャリアではありましたが、夢だったプロ選手になれた事は誇りです。
(バスケだけでお金を稼ぎ生活できていたわけではないので、正真正銘のプロ選手だったかと言えばそうではないのかもしれませんが…)
キャリアのない僕を信じて拾ってくれたトライフープ岡山、さいたまブロンコス、岐阜スゥープスの関係者の皆様には本当に感謝しかありません。
この場を借りて改めて感謝を申し上げます。ありがとうございました。
ルーキーシーズンはサテライトから昇格して選手契約を勝ち取ったものの新型コロナで中止、2年目は練習生からのスタート、3年目でやっとフルシーズン戦い抜く事ができ、”これから”というときではあったと思いますが、新たな目標に向かって舵を切ることを決めました。
引退自体は毎年のように向き合ってきたものです。キャリアも実力もない僕にとっては毎年引退の可能性はありました。
しかし、昨冬ごろから本格的に自分と家族の将来をイメージしたときに、より具体的に引退を考えるようになっていました。
これまでの3シーズンはどのチームでもプロ契約を結ぶ事はできず、アマチュア契約でのプレーでした。プロ契約を勝ち取り、バスケだけに専念した生活を送る事はできませんでしたし、とても辛い毎日でしたが、普通の選手では経験することのできないようなとても学びの多い生活を送ることができました。
なぜ今このタイミングで引退なのかというと、大好きなバスケットボールに10年後も、20年後も長く携わっていくためには、選手として成功できる可能性が低いのであれば早めに進路を変えた方が良いと思ったからです。
プレーヤーとしてやるからにはB1を目指してやろうと決め、ここまで頑張ってきましたが、そこにたどり着ける可能性は年々低くなって行きます。これから先もプレーヤーにこだわりどのカテゴリーでも、どんな環境でも良ければ続ける事はできたかもしれません。
ただ、僕はバスケをやめたら何も残らない人間にはなりたくないと常々思っていて、仮にこの先5年プレーヤーとして活動できたとして、5年間ずっとB3の可能性もありまし、B1でプレーできたとしても長くそこにいられる保証はありません。
そんな事はプロになる前からわかっていた事ですし、やめてしまえばその可能性すらなくなってしまうわけですが、今後の自分の人生を考えたときにこのタイミングが決断の時なのかなと判断しました。
とても現実的な話をすると、このままプレーヤーを続けていても、おそらく世間一般の人がイメージするようなスポーツ選手の年俸を稼ぐ事は難しいですし、バスケでお金を稼ぐためには早いうちから違った形でバスケに携わり、成長していった方がバスケでお金を稼げるだろうと考えました。
想像よりもはるかにスポーツ選手としてお金を稼ぐという事は難しかったという事ですね。
あくまでもお金は決断の要因の1つであり、ここが全てではありませんが、こうなったらBリーガーより稼いでやろうと思います。
お金がなければバスケ界に貢献することも、社会貢献をして行くこともできません。自分が思い描く将来を実現するためにも、バスケでお金を稼げる世界線を作っていきたいと思います。
そして引退の決断をする上で1番大きなポイントだったのが、「どうしたらもっと日本のバスケ界を良くするために自分が貢献出来るか。」という点でした。
このままB3のたいして有名でもない、影響力のない選手としてダラダラとプロという肩書きにすがって続けていても、日本のバスケ界の発展には貢献出来ないのではないかと考えるようになりました。
そこで、どうしたら日本のバスケ界をより良くして行くために、自分自身の力を最大限発揮していけるのかを考えた時に、引退して選手とはまた違った角度からバスケに携わるという考えがより明確に浮かんできました。
僕がプレーすることは自分のため、応援してくれる皆のためになる事は間違いありませんが、僕はより多くの人にバスケの素晴らしさ、面白さを伝えていきたいと思っていますし、日本バスケ界の発展とバスケットボールカルチャーの醸成をしていきたいと思っています。
そのために今自分が出来ること、今後10年、20年と時間をかけて文化を築き上げていくためにはどうしたら良いかを考えた時、今回の決断に至りました。
僕の目標はあくまでも『バスケットボールで多くの人の人生を豊かにすること』ですので、プレーヤーとはまた違った角度から多くの人の人生を豊かにできるように頑張って行きたいと思います。
引退してもこの思いに変わりはありませんし、根底にあるマインドに変わりはありません。
今後についてはまた改めてご報告させていただきますが、上記でも述べたように、日本のバスケ界の発展に貢献できるような仕事をします。
今回の決断はバスケが大好きだからこそ、より長くバスケに携わっていくためにした決断です。
まだプレーヤーとして出来た。そう自分でも思います。しかし、自分の力が最大限発揮されるのは次のステージだと、沢山の方々と出会うなかで気づきました。勝ちたい場所で勝てるのはとても素晴らしい事ですが、勝てる場所を選んで勝つことも、成功する上で大切な事ではないかなと思います。
今は次のステージがとても楽しみですし、これからも選手とはまた違った形ではありますが、バスケットボールに情熱を注げる事が嬉しいです!
また、引退と言っても全くバスケをプレーすることをやめるという事はないですし、根はストリートボーラーなので、その辺の公園や体育館で見かけることもあるかもしれません。笑
今後もSNSなどの更新は積極的に行っていくつもりですので、変わらず楽しみにしていて欲しいですし、引き続き応援していただけると嬉しいです!
これまで僕のnoteの記事を購入していただいたり、サポート機能で頂いたご支援は今後自分が成長していくために必要だと思った勉強や、活動の資金に充てさせていただこうと考えています!
コートでお会いする事はなくなりますが、今後は一ファンとして会場に足を運びますので、また皆様にお会いできることを楽しみにしています。
またどこかでお会いしましょう!
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