バイウィークのワークアウトで改めて感じたプロ選手の凄さ
SHOEHURRY!(ライムズ株式会社)の福井航介です!
今回は、B1リーグのバイウィーク(試合が無い)期間に行った、SHOEHURRY!でエージェント契約させて頂いている選手達との、ワークアウトで感じたことなどを書いていこうと思います。
今回のバイウィークで、対面でワークアウトをさせて頂いたメンバーは、主に以下のメンバーです。
広島ドラゴンフライズ
辻直人 選手
仙台89ERS
青木保憲 選手
岡田泰希 選手
渡部琉 選手
(渡辺翔太選手は怪我のため簡単なドリブルメニューなどを実施)
茨城ロボッツ
ジャワラ・ジョゼフ 選手
代表経験もある辻選手をはじめ、広島から移籍して活躍中の青木選手、ルーキーながら大活躍の岡田選手に、日本代表のディベロップメントキャンプにも参加した渡部選手、高いポテンシャルを秘め活躍に期待がかかるジャワラ選手などのワークアウトをさせて頂きました。
SHOEHURRY!では、エージェントワークだけでなく、オフシーズンはもちろん、シーズン中にもしっかりとスキルアップのサポートを行なっています。
様々な都合で、全選手に同じようなサポートが出来ている訳ではありませんが、今回のようにバイウィークに対面でのワークアウトをする他、zoomを使ったオンラインでのワークアウトも個別で行っています。
選手それぞれ課題や強みは違いますが、今回行ったワークアウトのざっくりとした内容は、
・ボールハンドリング
・P&Rセットアップにおけるフットワークやセパレーション
・P&Rにおけるパス、状況判断
・フィニッシュパッケージ
・クローズアウトシチュエーションでのシュートバリエーションと判断
などでした。
それぞれが抱えている課題に対して、
・知識としてインプットが必要なものなのか
・反復が必要なものなのか
・新しく身につけなければいけないものなのか
などの観点から、短い期間の中で得たい成果、ゴールを設定し、その結果を得るために、様々な角度からアプローチをしていきました。
シーズン終盤戦に彼らがどんな活躍を見せてくれるのかが楽しみです。
プロがプロたる所以
これまでも上記の選手達とは、共にワークアウトをしてきた経験はありましたし、熱量や拘りなどは、日頃から見ていたつもりでした。
しかし、引退してから様々なカテゴリーの選手を指導させてもらう中で、プロ選手達が圧倒的に違うなと感じるものがありました。
それはやはり【練習の強度】。
ドリブルの強さ、1つ1つの動きの速さ、正確性、そして何よりも1つ1つのプレーへの拘り。
強度と言っても、ただ闇雲に激しく動いているわけではなく、まるでそこにDFがいるかのようにプレーをするのです。
(刃牙が妄想でカマキリと戦う的な)
当たり前といえば、当たり前ですが、やはりこれがまだまだ出来ない選手が多いのが現状です。
彼らも最初からその強度でプレー出来るようになったわけではないでしょう。
しかし、常に試合をイメージし、高いレベルへと挑み続けた結果、一回一回の練習の強度を上げ、具体的なイメージの中で練習量を重ねなければ、上達出来ないのだと理解したのだと思います。
上手いから強度の高い練習が出来るという考えもありますが、強度の高い練習をしようと日々考え、拘って練習してきたからこそ、上手くなったとも言えます。
いかに1つのプレーに拘れるかで、結果は大きく変わってくるでしょう。
プロを目指すべき選手がやるべきこと
これからプロを目指したいという選手は、一体どういう風に練習に取り組んだら良いのでしょうか。
いくらプロと同じレベルでプレーしろと言っても、プロでやった事がない人は、プロチームの練習がどのように行われていて、各選手がどのようにワークアウトをしているのかを知りません。
そこで、私が考える上手くなるために持っておくべき考え方を3つ紹介しようと思います。
1.比較対象は常にプロレベル
2.周りに異常だと思われるくらいの拘り、練習量
3.何からでも学びを得て、日々成長しようとするマインド
以下で詳しく説明していきます。
1.比較対象は常にプロレベル
学生カテゴリーなどでは、どうしても比較対象が同じ世代の選手になってしまいますが、プロになりたいのであれば、常に比較する対象はプロ選手であるべきです。
今や高校生でもBリーグで試合に出る時代です。
(なんなら中学生も。試合に絡むほどではないけれど)
下のレベルと比較すればいくらでも楽が出来ます。
チームの中では1番上手かもしれませんが、そこでお山の大将になるのではなく、もっと出来る、更に成長するんだ!というポジティブな言葉を口癖にすること、そしてそれに見合う行動を取ることが、プロ選手への一歩となるはずです。
トレーニングで挙げられる重量や、シュート率など、数字として目に見えるものは、分かりやすく比較出来るはずです。
最低限の基準として、どの分野もプロレベルの平均値に満たない限りは、プロになることは難しいと考えたほうが良いでしょう。
極論、3P %を比較する対象はステフィン・カリーでいいわけです。
2.周りに異常だと思われるくらいの拘りと、練習量
練習の中での一本のシュートにどれだけ拘りを持って打つ事ができるか、そして、その拘りを持った練習を、どれだけ沢山積み重ねる事が出来るかが成長の鍵です。
先日の辻選手とのワークアウトは、まさしくその象徴でした。
チーム練習が終わった後も、チーム練習がオフの日もワークアウトを行いましたが、全てのプレーがゲームライク、ゲームスピードでした。
どれくらいの練習強度だったかというと、「汗だくになって、膝に手をついてしまうほど」と言えば、どれだけ自身で強度を高めていたかが分かると思います。
もちろんその高い強度の中でも、適当に打つシュートなど一本もなく、全てのシュートを決めにいきますし、外れたらめちゃくちゃ悔しがっていて、シュートへの拘りが強く伝わってきました。
適当にシュート打って、外した事を何とも思わないような選手は、一生シュートは入るようになりません。
ちなみに辻選手がワークアウトの最後に行った、シューティング(3P,10make,5spot)で、外したシュートの数はわずか3本でした。
3.何からでも学びを得て、日々成長しようとするマインド
例えば自分に関係の無い事で、誰かが怒られている時に、自分には関係ないからどうでもいいやと思うのか、それとも自分も気をつけよう、改善しようと自分事として捉えられるのかでは、成長スピードは異なるでしょう。
辛い環境にいて、辛い辛いと愚痴をこぼしたり、誰かのせいにして矢印を外に向けるのではなく、自分自身に矢印を向け、コントロール出来る事にだけフォーカス出来る人は、何事も良い方向に行くと思います。
そして、毎日昨日の自分より成長しよう、1分1秒を無駄にせず、時間を有効に使い成長速度を早めよう、という考え方を持っている人は、高いレベルに行ける素質を持っているのではないかと思います。
仙台89ERSの渡辺翔太選手も大怪我をしてもなお、それを糧に強くなろうと、リハビリやワークアウトに励んでいました。
辛い状況や環境の中でも、その中でどれだけ物事をポジティブに捉えて、成長材料と出来るかは自身の考え方次第です。
プロ選手達には、もれなく上記3つのような"マインドセット"が備わっています。
技術云々の前に、土台となるマインドがしっかりとしていなければ、上達出来るはずがありません。
Bリーグができ、明確に「プロ選手になる」という夢を語れる時代になったからこそ、口だけの偽物は生き残っていけません。
(すぐバレます)
本気でプロになりたいのであれば、それ相応の覚悟を持って、日々の生活を送りましょう。
まとめ
今回のバイウィークのワークアウトでは、選手達
の
#HARDWORK
#INTENSITY
#ENERGY
に改めて感銘を受けたと共に、これこそがSHOEHURRY!のメンタリティだな、と強く実感しました。
これから更に生き残っていくのが難しくなっていくBリーグ。
生き残りをかけて、自分自身の価値を高めていくためには、進化し続ける以外の選択肢はありません。
今シーズンは、花開いた選手もいれば、もがき苦しんでいる選手もいます。
まだまだ長いであろうバスケ人生の中では、良い時も、悪い時もあります。
どんな時でも、彼らのバスケ人生がより良いものになるようなサポートをしていけるように、私自身も日々成長していきたいと思います。
最後に
これを読んでくれた、これからプロを目指す選手達には、
その一本のシュート、パス、ドリブルでお金を稼ぐという覚悟を持ってほしいですし、誰もあなたの気持ちのこもっていない、つまらないプレーにお金を払いたいとは思っていない
という事を肝に銘じてほしいなと思います。
どこの誰が、どのようにしてお金を払ってくれているから、自分達が報酬をもらえているのか。
それらをしっかり理解した上で、日々仕事を頑張っていきたいものですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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