退職の挨拶

11月29日(金)の最終出社をもって自分の1社目の社会人生活が幕を閉じました。

仕事は大変なことも多かったけどそれ以上に会社の人が好きで、正直辞めたくなかったです。

ただ、自分の将来の目標や自分の歳とかを考えると、ここで一回挑戦したいという気持ちの方が上回り今回退職の決断をしました。

会社の人が好きだっただけに、今回会社を辞める上で「これでもか」という程に悲しいというか切ないという寂しいというか、とにかくセンチメンタルな思いになりました。

そんな思いができるのって人生でそう多くもない貴重な機会だと思うので、文章にまとめたいと思い今パソコンをぱちぱち打っております。

ただ、どんな言葉でもこの思いを表し切ることはできないと思うので、自分が送別会のときに会社の方々へ伝えた言葉をここに書き残したいと思いました。

あの時の言葉が自分の思いを一番よく表していたと思います。

また、下書きとかしていたわけではないので微妙に言葉が違うこともありますがおおよそ合っているはずなので、ガンガン書いていきます。

退職の挨拶

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本日は、お忙しい中送別会を企画してくださり、開催してくださり本当にありがとうございます。この場を借りて少しだけ自分の話をさせて頂ければと思います。

僕は1月から独立して、フリーランスとして1人で働いていきます。

1人でお客さんを見つけて、1人で営業をして、1人で商品を作って納品して、1人で請求書等々の庶務を行って…。聞いているだけでもかなり厳しい環境であるのかなと思っています。僕の肌感覚ですが、今までの倍働いて収入は今までの半分、みたいな生活が数ヶ月くらいは続くのかなと思っています。

ただ、それでも自分の将来したいこととか目標を考えるといつかはしなければならない経験であり、じゃあ「いつか」っていつなのかを考えたときに、今このタイミングがベストであると感じたので今回退職の決断をしました。

でも、正直会社は辞めたくなかったです。

僕は2017年新卒入社で盛岡に配属になりました。当時の僕は今思うと本当に厄介者で、仕事はできないくせに文句や意見はガンガン言ってくるモンスター新卒であったなと感じてます。この2年7ヶ月で色々な新卒を見ましたが、自分ほどの新卒はなかなか現われないのではないかと思っています。そんなモンスター新卒でも上司はもちろん岩手支社の人は最後まで僕の面倒を見て下さって、あの時の経験があったから僕は今人並み程度に仕事ができています。

1年6ヶ月を盛岡で過ごして、その後は仙台に異動になりました。仙台では、盛岡での経験を踏まえて、関わって下さった皆さんに仕事を通して恩返しができるような仕事を心がけてきました。同じ課に自分がいてくれて良かった、この仕事を自分に任せて良かった、部下に自分がいてくれて良かった、先輩に自分がいてくれて良かった、同期に自分がいてくれて良かった…など、「自分がいてくれて良かった」と思ってもらえるような仕事ができるよう全力で取り組んでいきました。仕事を通していただいた恩は仕事を通して返すことが最大の恩返しだと思っていました。

ただ、仙台に来ても結局色々な人に面倒を見てもらい、むしろ自分が「この人たちと一緒に仕事ができて良かった」と感じることが多かったように感じます。また、業務外でもゲーム会や野球観戦や飲み会やマッチョバーなど、たくさんの方々に仲良くさせて頂きました。

頂いた恩をお返しするはずが、仙台でもたくさんの恩を頂いていました。それらの恩を返し切らずにこの会社を去ってしまうことが僕の心残りです。

なので、せめて最後、この場を借りて、頂いてきた恩に対して感謝の言葉を伝えたいと思って今ここで長々とお話しさせて頂いています。

改めて、岩手での1年6ヶ月、仙台での1年1ヶ月、この2年7ヶ月関わって下さった皆さん本当にありがとうございました。また皆さんとお会いできた際は色々なお話をできれば幸いです。

本当にありがとうございました。

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退職の思い

上記に書いたとおり、退職の決断をしておいてあれなのですが、正直辞めたくなかったです。会社の人たちは本当に大好きで、出社すれば1日10回は笑いあうくらい仲も良くて、その人たちともう気軽に会うことができなくなることは僕にとってはとても苦しいです。

ただ、同期に「そんな思いで辞められるのは幸せなことだよね」と声をかけてもらえました。正直自分もそう思います。

会社を辞める時は、仕事が大変であったり人間関係が窮屈だったり、少し後ろ向きな理由で辞める場合が多いと思います。実際に過去に周りにいた退職者も、いち早く最終出社日が来ることを願っていたような感じがします。

ただ、自分は本当に最終出社日が来るのが悲しくて、少しでもみんなと一緒にいたいと思ってました。最後の1週間はちょっとした仕事の最中に1人でに寂しくなっていました。

でもそれだけ会社のことが好きなまま辞められたからこそ、人生でそう味わえないような思いにも浸れて、会社の人たちともしがらみなく終われて、自分としても会社の人たちにまた会いたいと思えながら会社を去ることができました。

まぁここまで完全主観のお話なのですが…。自分が辞める上で色々な方に迷惑をかけてしまったことや、「あいつが辞めて良かった」とどこかの誰かが思っているかもしれないことはもちろん念頭にあります。

まぁただ主観では本当に気持ちよく、清々しく、それでいて寂しい思いで会社人生を終えられました。嬉しい思いも辛い思いも全て踏まえて、本当に素敵な社会人生活でした。

これから

自分がこんなセンチメンタルな感情に浸っていても、会社の人たちは今日からの仕事でどんどん僕がいたことを忘れていくと思います。そして、僕自身も今後の不安定なフリーランス生活を送っていく中で過去のことを振り返っている場合ではなくなり、この思いも薄れていくと思います。その薄れてしまう現実が既に寂しいですが、仕方ないです。

そして何よりこんな決断をしてしまった以上、自分はフリーランスとして大きな成果をあげたいです。数ヶ月後、数年後、会社の人たちが自分と仕事をしていたことを思わず周りに話したくなってしまうほどに、何かしらで結果を上げていきたいと思います。というか、あげるしかないです。

少しでも早く前を向いてどんどん仕事を回していきます。

とりあえず12月、無事に引越しやら諸々の作業を終わらせます。

あーーー社会人生活終わってしまった!!今更ながらあのデスクでもう一度みんなと仕事したいが、もう仕方ない。自分でした決断は責任持って自分で全うする。やったるぞ!!!

2020年は、やったります。

ここまで読んで下さりありがとうございました!
あなたの今日1日がいい日になりますように。
それでは!
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